[時臣陣営] 時臣 : 激しい雨が降りしきる夜。
時臣は静かに笑っていた。

[時臣陣営] 時臣 : 「……管理者は一先ず始末した、セイバーを召喚している以上、手加減はできなかった」

[時臣陣営] 時臣 : 「大分情報が漏洩してしまったようだが……まぁいい」

[時臣陣営] 時臣 : 「これだけの魔力と装備があれば……既に優勝は私のものだ」

[時臣陣営] 時臣 : 「優雅に、そして完璧に」

[時臣陣営] 時臣 : 「……そうだな、キャスター?」

[時臣陣営] 時臣 :  

[時臣陣営] 時臣 :  

[時臣陣営] ??? : 「はい……時臣様」

[時臣陣営] ??? : 「聖杯はアナタの元に」

[時臣陣営] ??? :  

[時臣陣営] ??? :  

[ミーシャ] ミーシャ : 風が吹き、寒さが街に運ばれる

[ミーシャ] ミーシャ : 寂しい街並みの中で、一人

[ミーシャ] ミーシャ : ただ一人、少女が立っている

[ミーシャ] ミーシャ : 「…嫌な雰囲気が、する」

[ミーシャ] ミーシャ : ここ最近、胸のわだかまりのように嫌な気配を感じる

[ミーシャ] ミーシャ : それは、自身の血によるものでもあるだろうし、過去にも似たような経験はあったが

[ミーシャ] ミーシャ : 今回のソレは、これまでになく鮮明で

[ミーシャ] ミーシャ : 色濃い、不安さを搔き立てている

[ミーシャ] ミーシャ : 今や孤独の身で、しかし身体に残る"何か"に左右されていた人生だったが

[ミーシャ] ミーシャ : 一つわかる

[ミーシャ] ミーシャ : 近いうちに、良くないモノに相対するのだろう

[ミーシャ] ミーシャ : ……

[ミーシャ] ミーシャ : これも

[ミーシャ] ミーシャ : 私の罪なのだろうか?

[ミーシャ] ミーシャ :  

[ミーシャ] ミーシャ :  

[海軍] 黄猿 : 「...」

[海軍] 黄猿 : 「もォしもォ〜〜〜し...」

[海軍] 黄猿 : 「もォしもォ〜〜〜し...」

[海軍] 黄猿 : 「...」

[海軍] 黄猿 : 「困ったねェ〜〜〜...すぐそこのはずだっていうのに....」

[海軍] 黄猿 : 海軍。
海の安寧を守る軍事組織。

[海軍] 黄猿 : わっしはそんな所から派遣されてきたわけだけど、一手遅れたせいかめぼしい霊地は全て抑えられている。

[海軍] 黄猿 : この土地の管理者と協力して融通してもらうつもりだったんだけど...連絡がつかないよォ〜〜?

[海軍] 黄猿 : ...と、気配

[海軍] 黄猿 : 見聞色で、その先に目線を向ける

[海軍] ミーシャ : その視線を感じてか、見返して

[海軍] ミーシャ : 「……なんだか探し物してるようですけど、何か落とし物でもしました?」

[海軍] 黄猿 : 「おっとっとォ〜...」

[海軍] ミーシャ : 少し身を強張らせる、何せ

[海軍] ミーシャ : 随分と、良いトコの人に見える

[海軍] 黄猿 : 「いやねェ?わっしちょっと人に呼ばれているんだけどその子と連絡がつかないってワケなのよォ〜」

[海軍] ミーシャ : 「……待ち合わせ、ですか」
一応、生活の為にも広い人脈はある筈だが…

[海軍] ミーシャ : そういう話は聞いたことが無い、と思いつつ

[海軍] ミーシャ : 「どういった人だとか、あります?」

[海軍] 黄猿 : 「ん〜…といってもわっしもお偉いさんから命じられて来ただけだからねェ〜〜〜」

[海軍] ミーシャ : 「成程…」

[海軍] ミーシャ : 偉いさんに、か

[海軍] 黄猿 : 「この辺の大地主とか名家とかの人らしいんだけど、お嬢ちゃん知ってる?」

[海軍] ミーシャ : …やっぱり、何か無いかと思ってしまう、が

[海軍] ミーシャ : 「…あ」

[海軍] ミーシャ : 「そういえば、ですが」

[海軍] 黄猿 : 目尻を細くさせて

[海軍] 黄猿 : 「ん?」

[海軍] ミーシャ : 最近聞いた話、だが

[海軍] ミーシャ : 「…ここら辺の管理をしてた人が、何かあった…という噂は聞きました」

[海軍] 黄猿 : 「………」

[海軍] ミーシャ : 「詳細は知らないんですけど、ね」

[海軍] ミーシャ : 「噂ですけど、でもまぁ、その」

[海軍] ミーシャ : 「先に泊まる場所を探して、確かめた方がいいんじゃないかな…と」

[海軍] 黄猿 : 「あちゃあ〜……
どうりで電話も繋がらないわけだよォ」

[海軍] ミーシャ : 「…その、ええと」

[海軍] 黄猿 : ぺしり、と頭に手をやる

[海軍] ミーシャ : 「もしかしたら話せない事かもですけど、一つ聞いていいですか?」

[海軍] ミーシャ : …何か嫌な予感が、そこにある気がしたから

[海軍] 黄猿 : 「うん、恩義があるからねェ〜〜〜」

[海軍] ミーシャ : 「"此処"で、何か起きるんですか?」

[海軍] 黄猿 : 「………」

[海軍] ミーシャ : その予感を口にした時

[海軍] ミーシャ : 汗が一滴、零れて

[海軍] 黄猿 : 「殺し合い、だよォ〜〜」

[海軍] 黄猿 : 笑顔の奥に、冷たさを讃えながら応える

[海軍] ミーシャ : 「…」

[海軍] ミーシャ : 成程、という言葉は飲み込んだ

[海軍] ミーシャ : でも、何か

[海軍] ミーシャ : 分かっていた、気もした

[海軍] ミーシャ : 「…そう、ですか」

[海軍] ミーシャ : だが、しかし

[海軍] ミーシャ : 当たって欲しくは…無かったのだろう

[海軍] ミーシャ : 「あ、ありがとう、ございます」

[海軍] 黄猿 : 「ああ、こちらこそありがとねェ〜〜〜」

[海軍] ミーシャ : 「…ええと」

[海軍] ミーシャ : 「…もし、危ないのなら…」

[海軍] ミーシャ : 「気をつけてくださいね、はい」
一応、そう言葉を掛ける

[海軍] ミーシャ : だが、何となくわかる

[海軍] ミーシャ : この人は…守られる側ではない

[海軍] 黄猿 : 「ああ」

[海軍] 黄猿 : 「お嬢ちゃんもねェ〜〜〜〜……
何かと物騒だからねェ...」

[海軍] ミーシャ : 「…はい」

[海軍] 黄猿 : 朗らかな調子は崩さない

[海軍] ミーシャ : ただ、返事をして

[海軍] ミーシャ : そのまま、その場を去る

[海軍] ミーシャ : 「…さようなら、連絡着くことを祈ってます」

[海軍] 黄猿 : にこやかに手を振る

[海軍] 黄猿 : 振り返って一歩

[海軍] 黄猿 : 二歩。

[海軍] 黄猿 : 車が流れ。人通りも少ないながらに見られ

[海軍] 黄猿 : 何も変わらない日常の陰から

[海軍] 『不敗の青年』 : 『やれやれ、危なっかしいお嬢さんだ』

[海軍] 『不敗の青年』 : 霊体化を自然に解除して姿を表す

[海軍] 黄猿 : 「わかったかい?」

[海軍] 『不敗の青年』 : 『ああ、間違いない。マスターだね』

[海軍] 『不敗の青年』 : 『君の見聞色?そんな便利なものがあったら日常生活も楽そうだ...
まさか初めて効果を実感するのが隠れる時だとは思わなかったけれど』

[海軍] 黄猿 : 不平と皮肉。
この街に入っていきなり召喚された時には随分と難儀な英霊を引いたもんだと思ったけどねェ〜〜〜...

[海軍] 黄猿 : これはこれで、案外付き合いやすかったりするもんだよォ〜〜〜〜〜

[海軍] 黄猿 : 「そうはいっても人の心まで完全に見通せる訳じゃないからねェ〜〜〜」

[海軍] 黄猿 : 「君くらい素直に言葉に出してくれるとわっしも随分楽なんだけどねェ〜〜〜」

[海軍] 『不敗の青年』 : 『違いない、世の中の不平不満を全て集めてみれば民主主義は十二分にも働くだろうね」

[海軍] 黄猿 : うん、性格の相性は悪くないねェ〜〜〜

[海軍] 黄猿 : でも…………

[海軍] 『不敗の青年』 : 『とはいえ、叶えちゃいけない願いと叶えても良い願い位は早めに見繕っておきたい所だ
マスターには悪いけど僕はそういう戦い方しか出来なくてね...』

[海軍] 黄猿 : 「………」

[海軍] 黄猿 : わっし、これで勝てるのかねェ〜〜〜?

[海軍] 黄猿 : そう言ってわっしが嘆息したのを『読み通した』ようにヤンは言ったよ

[海軍] 『不敗の青年』 : 『……大丈夫さ、マスター』

[海軍] 『不敗の青年』 : 『僕は完全に勝った事こそあまりないけど

━━━━━負けた事は殆ど無いんだよ』

[海軍] 『不敗の青年』 :  

[海軍] 『不敗の青年』 :  

[海軍] 『不敗の青年』 :  

[松坂家] 松坂さとう : ここは、あるマンションの一室。

[松坂家] 松坂さとう : 松坂さとうという少女が"独り暮らし"をしている……というていで、叔母から借りている部屋だ。

[松坂家] 松坂さとう : 内装は、少女が住んでいるというのにも関わらず質素な造りとなっており。

[松坂家] 松坂さとう : 特にこれと言って特色のあるものはない。

[松坂家] 松坂さとう : いや……。

[松坂家] 松坂さとう : "少女らしくない部屋"という、異質がその部屋内には、存在した。

[松坂家] 松坂さとう : そして、よく目を凝らすと。

[松坂家] 松坂さとう : この部屋の、ある扉にだけ……。

[松坂家] 松坂さとう : 頑丈な鍵が───────。

[松坂家] 松坂さとう :  

[松坂家] 松坂さとう : ガチャッ。

[松坂家] 松坂さとう : 玄関の扉が開く。

[松坂家] 松坂さとう : 「ふぅ……ただいま~」

[松坂家] 松坂さとう : 誰もいないということになっている部屋に、声を掛ける少女……松坂さとう。

[松坂家] 松坂さとう : バイト帰りということもあり、少し疲労が見える。

[松坂家] : トトトトト…

[松坂家] 神戸しお : 「おかえりー!さとうちゃんー!!」

[松坂家] 神戸しお : 部屋の奥から、ここにはいないはずの、小さな小さな女の子が、さとうのもとへ走ってくる。

[松坂家] 松坂さとう : 「ふふふ♪ただいましおちゃん~!」

[松坂家] 松坂さとう : 玄関を閉じ、鍵を締めた後に、しおを抱き締め受け止める。

[松坂家] 松坂さとう :  

[松坂家] 松坂さとう : ……………。

[松坂家] 松坂さとう : 外の世界は、なんて汚いんだろう。

[松坂家] 松坂さとう : 苦いものばかり。

[松坂家] 松坂さとう : 見たくないものばかり。

[松坂家] 松坂さとう : 表面ばかり見繕って

[松坂家] 松坂さとう : 中身は、ドロドロ。

[松坂家] 松坂さとう : 辟易する。

[松坂家] 松坂さとう : 苦い……

[松坂家] 松坂さとう : 苦い苦い苦い苦い苦い苦い苦い苦い……。

[松坂家] 松坂さとう : ……こんな世界にも、私だけの光が、ここにある。

[松坂家] 神戸しお : 「えへへへ~!」

[松坂家] 松坂さとう : ああ………。

[松坂家] 松坂さとう : なんて無垢で……。

[松坂家] 松坂さとう : なんて綺麗な瞳で……。

[松坂家] 松坂さとう : なんて、甘い存在なんだろう……。

[松坂家] 松坂さとう : この時だけ私は、外の世界を全部忘れることができる……。

[松坂家] 松坂さとう :  

[松坂家] 神戸しお : 「すぅ……すぅ……。」

[松坂家] 松坂さとう : 時刻は0時。

[松坂家] 松坂さとう : 晩御飯に風呂を済ませ、しおを寝かし、さとうはというと─────。

[松坂家] 松坂さとう : リビングで、端末の"ある情報"を見て……。

[松坂家] 松坂さとう : 「……………………。」

[松坂家] 松坂さとう : 私だけの、甘い空間、夢のような一時。

[松坂家] 松坂さとう : 誰にも邪魔は、させない。

[松坂家] 松坂さとう : ……。

[松坂家] 松坂さとう : 「私は………」

[松坂家] 松坂さとう : ………この戦いに勝って。

[松坂家] 松坂さとう : 私だけの、"ハッピーシュガーライフ"を─────────。

[松坂家] 松坂さとう :  

[松坂家] 松坂さとう :  

[松坂家] 松坂さとう :  

[松坂家] 松坂さとう :  

[マルクト] マルクト : 魔術研究会社。

[マルクト] マルクト : 独自なアプローチで魔術やサーヴァントについて研究しているとある社。

[マルクト] マルクト : そこの一室で、大事そうにメモ帳を抱える彼女が飛び跳ねていた。

[マルクト] マルクト : 彼女の近くのテーブルには、一つ。

[マルクト] マルクト : 質素な部屋には似合わないものが置かれていた。
それはぼろぼろになった店のポスターのようで。

[マルクト] マルクト : 「…………」

[マルクト] マルクト : 「……ふふ!」

[マルクト] マルクト : 「やったぁ~~!!かの有名な聖杯戦争!
それに参加するための……触媒!」

[マルクト] マルクト : ちらりとそのポスターを見る。

[マルクト] マルクト : 「……他の人たちには内緒です、やっと手に入れちゃいました!」

[マルクト] マルクト : そのことが嬉しいのか飛び跳ねている。

[マルクト] マルクト : ……疲れたのか、ぜえぜえと息を切らす。

[マルクト] マルクト : 「……」

[マルクト] マルクト : 「これを使い、私が参加すれば……」

[マルクト] マルクト : 「……きっと、皆さんも私の技術を認めてくれるはずです」

[マルクト] マルクト : ……そのためには……私は…

[マルクト] マルクト : …頑張らないと…

[マルクト] マルクト :  

[マルクト] マルクト :  

[マルクト] マルクト :  

[…………] : 聖盃戦争、前夜…

[…………] : ある、裏の顔を持つ教会の敷地内に、突如虚空から電流が走った。

[…………] : その稲妻はどんどん広がり…
空に黒い穴を形作る。

[…………] : その中から、巨人とも見まごう異形の腕が、そして機械の瞳が見える。

[…………] ターンX : グググググ…
その黒い穴をこじ開けるように、機械の巨人がそこへ現れる。
異形の腕をカチカチと鳴らしながら、ゆっくりとこの地へ足を伸ばし、踏み入れた。

[…………] ターンX : 「ハハハハ!!!ついに……ついに来たぞ!!!」
その機械の巨人は、頭の中から声を発する。
「あの忌まわしき繭に包まれてから何年かァ!!!」

[…………] ターンX : 「ロラン・セアックのあの繭から!!!このターンXの並行世界の運用を行う機能で!!!わざわざ異なる世界まで逃げてきたというのだ!!!」

[…………] ターンX : 機械の巨人は大袈裟に手振りを行い、異形の腕を振り上げる
「この世界の下調べは!!!既に行ったァ!!!」

[…………] ターンX : 機械人形はふわりと浮かび上がり、天を仰ぐ
「ククク、魔術、魔法!死徒に真祖!英雄たちに宇宙生命体!さらに星に自我とは!そのような御伽噺が存在する世界があるとはなぁ!!!それに黒歴史の彼方に消えたはずの西暦とはァ!!!」

[…………] ターンX : 「では手始めにィ!!!この世界における小生の誕生祝いだァァァァ!!!!!」

[…………] ターンX : 異形の腕から光の剣を放ち、目の前の教会に突き刺す

[…………] ターンX : 「黒歴史のォ!!!異端狩りのカトリックゥ!!!」

[…………] ターンX : 「小生に信じる神はいないが!!!その力!!!貰っていこう!!!!!」

[…………] ターンX : 闇夜に、光の剣の輝きがその巨体を照らす

[…………] ターンX : 全くの異世界からの介入、この世界の科学では説明のつかないその力

[…………] ターンX : 無論、この世界はその「異端」を見逃さない

[…………] ターンX : しかもこの事態だ。
所謂「エリート」が送られてくるのも早い。

[…………] ターンX : だが、その機械人形のパイロットは、それを知り、口角を吊り上げた。

[…………] ギム・ギンガナム : 「来るがいい!!!聖堂教会!!!」

「このギム・ギンガナムとターンXが相手だァァァァ!!!」

[…………] :

[…………] : ……

[…………] : ………

[…………] ターンX : 質量を無視し、人間大と化したターンXが、先切り裂いた青い布を投げ捨てる。

[…………] ターンX : 「フン…この程度か、たわいもない」

[…………] ターンX : もはや辺り一面焼け野原と化し、生きるものはこの機械を纏った男以外いなかった。

[…………] ギム・ギンガナム : ターンXを元の大きさに戻し、そこから飛び降りる。
彼は、先ほど切り捨てた相手から何かを奪い取る。

[…………] ギム・ギンガナム : 彼が手に取ったのは、小さな十字架のようなもの。
見た目は何か本のページのようで、実際材質はその通りだった。

[…………] ギム・ギンガナム : 「これが世に聞く黒鍵という奴か。フハハハハハハハ、問題は小生がこれを扱えるかだが…」

[…………] ギム・ギンガナム : 彼はそれを指で挟み、振り抜いた。
次の瞬間にはそこから刃が出ている。

[…………] ギム・ギンガナム : 「…小生ならば、当然か」

[…………] ギム・ギンガナム : 彼はそのまま機械人形へ乗り込み、その場から飛び去る。
その際に広がった虹の翼は、まるで月の光のようで…

[…………]   :

[…………] : 聖杯戦争前夜、教会襲撃から数時間…

[…………] : 月の光を纏いし蝶は、英国・ロンドンに降り立っていた。

[…………] ターンX : ゆらりと身体を揺らしながら、空へと現れる。
その姿は、まるで神話の一場面のような雰囲気を醸し出していた。

[…………] ターンX : 「やあやあやあやあやあ、魔術師諸君!!!」
その頭部から声が響く。と共に、その巨体は大袈裟に、訴えるように腕を振る。

[…………] ターンX : 「小生はコレクト・センチュリーよりやって来たギム・ギンガナム!!!交渉がしたい!!!」

[…………] ターンX : 交渉とはいうが、それはまるで武力をちらつかせた脅迫であった。
「要求は単純だ。近く行われる儀式、それに利用できる黒歴史の英傑たちの遺物!それをちょいとこのギム・ギンガナムに譲ってほしいのだ」

[…………] ターンX : この派手さ、謎の機械人形、それに意味不明な単語の数々。
その場にいた魔術師達は、彼が何なのか図りかねていた。
ただのバカか、それとも…確かなのは、彼が魔術についての知識を持っていることくらい。

[…………] ターンX : 「抵抗するのならば…このターンX、最強の黒歴史の力慎みはせんぞ」

[…………] ターンX : だが無論、このような輩の要求に従うような勢力は少なくとも…
この世界には存在しないだろう。

[…………] ターンX : その巨体に、攻撃が突き刺さる。
…違う。
突き刺さっていない。受け止められている。
見えない力に。

[…………] ターンX : 「フハハハハハハハ!!!I・フィールドである!!!」

[…………] ターンX : 次の瞬間その巨体は異形の右腕から光剣を発し、振るう。
「警告はァ!!!したはずだァ!!!!」

[…………] :

[…………] : …………

[…………] ターンX : またも、その巨体が立っていた場所は焼け野原となった。
その圧倒的な火力、圧倒的な防御力、寄せ付けるものなど何もないと言わんばかりに。

[…………] ギム・ギンガナム : 「…なるほど、これは良い」
焼け野原と化したその場から、一つ焼け残ったものを持ち上げる。

[…………] ギム・ギンガナム : 持ち上げたそれには、紋章がひとつ。

[…………]     :

[…………] ギム・ギンガナム : 「この紋章…小生もまた見たことがある…」

「確か黒歴史の悪魔とかいう!!!」

[…………] ギム・ギンガナム : 「これは貰っていく!!!このギム・ギンガナムの名の元に!!!」
彼はそれを持ち、再び巨体へ乗り込む

[…………] ターンX : 蝶は再び羽ばたき、闇夜へと消えていく
全ては、自らの主人の目的の為に…

[…………] :

[メイン] 時臣 : スキルやアイテムは「公開」しない限り基本的にすべて効果は発揮しない

[メイン] 時臣 : なので効果を発揮したいときは順次公開するように

[メイン] 時臣 : 1ターン目

[メイン] 時臣 : ターン開始時

[メイン] 時臣 : APをまず回復する。全員陣営の数だけAPを得るといい。広い人脈がないかぎり、基本的に2のはずだ

[メイン] 時臣 : 私はあるので3だ

[メイン] system : [ 時臣 ] AP : 0 → 3

[メイン] ミーシャ : わかった

[マルクト] system : [ マルクト ] AP : 0 → 3

[メイン] system : [ 松坂さとう ] AP : 0 → 2

[メイン] system : [ 黄猿 ] AP : 0 → 2

[メイン] system : [ ミーシャ ] AP : 0 → 3

[メイン] system : [ 黄猿 ] 魔力 : 0 → 4

[メイン] system : [ 黄猿 ] 令呪 : 0 → 3

[メイン] system : [ ギム・ギンガナム ] AP : 0 → 2

[メイン] 時臣 : では

[メイン] 時臣 : ここでサーヴァント依存で行動値がかわる。栄えある行動値7、最速はアサシンである

[メイン] 時臣 : アサシンのマスター、行動宣言を

[メイン] 時臣 : ●手番で出来る事
全てで判定で成功しないと空ぶって何も起きない。
・襲撃 特定陣営を襲撃して戦闘する。
・調査 サーヴァントかマスター1体の情報を得る。「アイテム」「スキル一覧」「ステータス一覧」「真名」「宝具」から調査項目を選ぶ。自分だけ知れる。
・交渉 同盟の提案や情報交換を行う。判定に成功したらマスター1人に対していくらでもやっていい。
・休憩 魔力を2点追加する。
手番が終わったら1APを消費して行動済みになる。
行動済みの陣営しかいなくなったらまた行動順の最初から順番に手番を行う。

[メイン] 時臣 :

[メイン] 『不敗の青年』 : 『じゃあ取り敢えずは調査を行おうか』

[メイン] 『不敗の青年』 : 『なに、人というのは証拠を残して歩く生き物だからね
少しメディアを見るだけでも情報は集中しているものだよ』

[メイン] 『不敗の青年』 : ペテン師:手番を消費して使用する。自分の知らない情報を2つ得る。

[メイン] 時臣 : では情報欲しい奴に直接秘匿うって抜いておいで

[松坂家] バーサーカー  : 「ミス・さとう」

[松坂家] バーサーカー  : 「とっておきの情報だぜェ……?」

[松坂家] 松坂さとう : 「……来ましたか、バーサーカー」

[松坂家] 松坂さとう : 暗い一室。

[松坂家] 松坂さとう : 満月の光が窓から差し込まれた、その部屋にて現れた……"巨体"。

[松坂家] 松坂さとう : そして、"バーサーカー"より受け取ったその情報を一読。

[松坂家] 松坂さとう : 「……へぇ、なるほど……"優勝候補"のサーヴァントの真名はこれですか……」

[松坂家] 松坂さとう : 「そうなれば………ふふ」

[松坂家] 松坂さとう : 「対処は容易いですね」

[松坂家] バーサーカー  : 「クククク……!!」

[松坂家] バーサーカー  : 「マスター……とっとと俺に教えてくれよ……」

[松坂家] バーサーカー  : 「"敗北"ってやつをよォ……!!」

[松坂家] 松坂さとう : 「……………。」

[松坂家] 松坂さとう : ……はぁ。困ったものです。

[松坂家] 松坂さとう : 私としましては……ゆっくりと戦況を見てから動きたかったのですが……。

[松坂家] 松坂さとう : ……とんだハズレを引いてしまいましたね。

[松坂家] 松坂さとう : ………"狂戦士"とあれば……もう……制御は、不能。

[松坂家] 松坂さとう : 「……優勝候補を叩く方向から、行きましょうか」

[松坂家] バーサーカー  : 「ククク……!!クカカカカカカカカ!!!!」

[松坂家] バーサーカー  : 影が、その巨体の顔を隠し。

[松坂家] バーサーカー  : そして、その満月の光が、徐々に、時と共に動き。

[松坂家] バーサーカー  : その顔が、映し出される────────。

[松坂家] バーサーカー : 「ンフフフフフフフフフッッ……!!!!」

[松坂家] 松坂さとう : ………苦い。

[松坂家] 松坂さとう : なんて苦いんだろう。

[松坂家] 松坂さとう : この世の"凶悪さ"を詰め込んだような、そんな存在……。

[松坂家] 松坂さとう : この戦いが終われば、とっとと切り捨ててしまいましょう。

[松坂家] 松坂さとう : 「……ですがバーサーカー」

[松坂家] 松坂さとう : 「"管理者"が、キャスター陣営によって壊滅させられたことは、ご存じですよね」

[松坂家] バーサーカー : 巨漢は、ニヤリと笑う。

[松坂家] バーサーカー : 「喰らい甲斐がありそうだぜ……」

[松坂家] バーサーカー : 「お~~~っと、嬢ちゃん」

[松坂家] バーサーカー : 「アンタの言いたいことは、俺にはお見通しだぜェ……?」

[松坂家] バーサーカー : 「んなことは理解(わか)ってんだよッッ!!ハハハハハハハッッ!!!」

[松坂家] バーサーカー : 「俺も真正面からぶつかろうとは思っちゃいねェさッッ!!!」

[松坂家] 松坂さとう : ………。

[松坂家] 松坂さとう : うわ、唾が飛んだ……。

[松坂家] 松坂さとう : 「……ええ、分かっているのであれば、十分です。」

[松坂家] 松坂さとう : 「……これより他陣営と接触……同盟を結びたいと思います」

[松坂家] バーサーカー : ニヤリと笑う。

[松坂家] バーサーカー : 「賢い嬢ちゃんは、嫌いじゃねェぜェ」

[松坂家] バーサーカー : 「その顔だけは気に食わねェけどなァッ!!ハハハハハハハハハッッッ!!!」

[松坂家] バーサーカー : 狂笑の中、巨漢は霊体化し、消えた。

[松坂家] 松坂さとう : 「…………ふぅ。」

[松坂家] 松坂さとう : 「さて……向かいましょうか」

[松坂家] 松坂さとう : 「行ってくるね、しおちゃん」

[松坂家] 松坂さとう : そうしてさとうは、シュガールームから、戦地……いや、地獄へ、踏み出した。

[松坂家] 松坂さとう :  

[松坂家] 松坂さとう :  

[松坂家] 松坂さとう :

[マルクト] マルクト : コントロール、コントロール。

[マルクト] マルクト : ……管理しなくては、落ち着かせなくては。

[マルクト] マルクト : 「……はぁ、はぁ…」

[マルクト] マルクト : ……セイバーの陣営。

[マルクト] マルクト : あれがどうなったのかの末路を、見てしまった。

[マルクト] マルクト : ”不幸”にも、たまたま出くわしてしまっただけなのに。
運が悪かった、いや……

[マルクト] マルクト : 命さえもリソースにしてしまう、それが戦争と言われる所以なのだと。
…知ってしまった。

[マルクト] : 「…だいじょーぶ?」

[マルクト] : 部屋の隅から、声が聞こえる。

[マルクト] マルクト : 「……ええ、大丈夫ですよ。…アーチャー」

[マルクト] : 「…それならよかった、でもよーく聞いてね!」

[マルクト] : 「偉業をなす人っていうのは、1人だけがどうにかするんじゃないの!」

[マルクト] マルクト : 「………」

[マルクト] マルクト : 「ですが…私はこの戦争を勝ち取るために一人で成すことが意味があるのだと……」

[マルクト] マルクト : そうだ、私は…この戦争に勝ち取り、努力を、実力を見せる必要がある!

[マルクト] : 「うん、でも…死んじゃうよ?」

[マルクト] マルクト : 「………っ」

[マルクト] マルクト : ぞわりと鳥肌が立つ。
……あの時の光景を思い出したからだ。

[マルクト] : 「まあ、死ぬまでもいかなくても…」

[マルクト] : 「勝つことだって難しいかもしれないんだしね~」

[マルクト] マルクト : 「………」

[マルクト] マルクト : …不安、そして……恐怖。
自信は掻き消えて。

[マルクト] マルクト : 「………いえ、あなたの言いたい事はわかりました」

[マルクト] マルクト : メモ帳を開く。

[マルクト] マルクト : …そこには、今回の戦争の情報を。

[マルクト] マルクト : ……こうなれば、ここの誰かと……

[マルクト] マルクト : 手を取ることが必要になりそうですね…

[マルクト] マルクト :  

[マルクト] マルクト :  

[マルクト] マルクト :  

 

[ミーシャ] ミーシャ :

[ミーシャ] ミーシャ : 寂れた道の先、冷たい一つの家

[ミーシャ] ミーシャ : 人目を憚るような一軒で、少女は息を潜める

[ミーシャ] ミーシャ : 全ては、繋がってしまった

[ミーシャ] ミーシャ : 人聞き、さらに人聞きだが

[ミーシャ] ミーシャ : ここで策される、一つの"戦争"

[ミーシャ] ミーシャ : それは、既に始まっていて

[ミーシャ] ミーシャ : …私も、その中の一人なのだ

[ミーシャ] ミーシャ : 「…確かめるのは、済んだ」

[ミーシャ] ミーシャ : 「予感は、本物だってのも、わかった」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…じゃあ、これから、するのは」

[ミーシャ] ミーシャ : 「………」

[ミーシャ] ミーシャ : 俯き、声が詰まる

[ミーシャ] ミーシャ : 殺せ、と

[ミーシャ] ミーシャ : 私が、生きるなら

[ミーシャ] ミーシャ : 殺せ、と…

[ミーシャ] ??? : 「言ったはずだ」

[ミーシャ] ??? : 「お前も、一人の魔術師として扱われる、と」

[ミーシャ] ??? : 闇の中、声が響く

[ミーシャ] ミーシャ : 「…」

[ミーシャ] ミーシャ : 「覚えてるよ」

[ミーシャ] ミーシャ : 「………」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…"ライダー"」

[ミーシャ] ??? : カツカツ、と

[ミーシャ] ??? : 姿を表す、一人の

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 黒尽くめのサーヴァントが、そこに居た

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「ならば」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「生きるべきは、魔術師のやり方だけだ」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「…それも、覚えている筈だ」

[ミーシャ] ミーシャ : 「……魔術師の、やり方」

[ミーシャ] ミーシャ : ぼろ布を解いて、腕を露わにすると

[ミーシャ] ミーシャ : そこには、そのサーヴァントの掲げるマークと同一の紋章が浮かんでいる

[ミーシャ] ミーシャ : 「…」

[ミーシャ] ミーシャ : 「殺して、奪ってでも」

[ミーシャ] ミーシャ : 「証明する事が、やり方だとしても?」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「…お前も、俺も」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「それをしなければ」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「奪われるだけだと、わかるだろうからな」

[ミーシャ] ミーシャ : 目を閉じて、拒絶したいと祈っても

[ミーシャ] ミーシャ : 記憶は、その言葉を肯定し

[ミーシャ] ミーシャ : この一つの家から

[ミーシャ] ミーシャ : 奪われた幻影を

[ミーシャ] ミーシャ : 壊された面影を

[ミーシャ] ミーシャ : そこに色褪せないまま見せていく

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「…マスター」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「戦え、そして」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「生きろ」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : そう伝えて

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 黒尽くめを闇に溶かして、もう一度姿を消した

[ミーシャ] ミーシャ : 「…私には」

[ミーシャ] ミーシャ : …そう、私には

[ミーシャ] ミーシャ : 祈ってもらえる、権利など…

[ミーシャ] ミーシャ :  

[ミーシャ] ミーシャ :  

[メイン] 時臣 : ランサー!

[メイン] ギム・ギンガナム : そういえば小生の手番だったァ!!!

[メイン] 時臣 : いいRPだから見ごたえもある!

[メイン] 時臣 : お前は誇りだ!

[メイン] 時臣 : 行動宣言どうぞ!

[メイン] ギム・ギンガナム : 襲撃したいなァ!!!この状態からできるか?

[メイン] 時臣 : できる!!

[メイン] 時臣 : 誰を狙う?

[メイン] ギム・ギンガナム : そうだな…

[メイン] ギム・ギンガナム : choice[オジキ,シュガー,トッキー,ケンプファー,無能] (choice[オジキ,シュガー,トッキー,ケンプファー,無能]) > 無能

[メイン] ギム・ギンガナム : マルクトォ!!!お前だ!!!

[メイン] 時臣 : よし、では戦闘だ!

[メイン] 時臣 : 襲撃側:ギンガナム
防衛側:マルクト

[メイン] 時臣 : まず戦闘開始時処理を行う

[メイン] 時臣 : 戦闘開始時につかいたいスキルがある場合はここで公開だ

[メイン] 時臣 : 双方宣言どうぞ

[メイン] 時臣 : なければなしだ

[メイン] マルクト :

[メイン] 時臣 : 二人とも戦闘開始時の宣言はあるか? なければ襲撃側からまず処理する!

[メイン] マルクト : ん~、ないですね!

[メイン] 時臣 : ギンガナムはあるか?

[メイン] ギム・ギンガナム : 「連携攻撃」を使っても良いかぁ!?

[メイン] 時臣 : いいぞぉ!

[メイン] 時臣 : では公開!

[メイン] 時臣 : 「連携攻撃」 襲撃時、サーヴァントがいるならサーヴァント1体の筋力を1ランク、魔力を2ランク上げる。

[メイン] 時臣 : では襲撃側の処理にはいる

[メイン] 時臣 : まずサーヴァントのステータスを公開せよ!

[メイン] 時臣 : ステータスはこれで全公開となる!

[メイン] ギム・ギンガナム : 来い!!!我が最強のしもべ!!!
黒歴史の英傑たる機甲兵よ!!!

[メイン] ランサー : 筋力C+ 魔力E 敏捷C+ 耐久E 幸運E 宝具D

[メイン] 時臣 : すばらしい!

[メイン] 時臣 : 筋力が連携攻撃であがっているな、今はBだ

[メイン] 時臣 : B+だな

[メイン] ギム・ギンガナム : フハハハ!そうであったァ!!!

[メイン] 時臣 : 問題なぁい!

[メイン] 時臣 : では襲撃側、攻撃は「攻撃:筋力」でいいな?

[メイン] ギム・ギンガナム : 無論!!!

[メイン] 時臣 : よろしい!

[メイン] 時臣 : 追加でスキルを公開したり魔力をぶちこんだりはあるか?

[メイン] 時臣 : 「攻撃:筋力」 襲撃時に選択可能。筋力が防衛側の耐久以上なら勝利する。未満なら敗北する。

[メイン] 時臣 : なければ防衛側の処理にうつる!

[メイン] マルクト : む…!

[メイン] ギム・ギンガナム : 必要ない!

[メイン] 時臣 : では防衛側!

[メイン] 時臣 : サーヴァントのステータスを公開せよ!

[メイン] マルクト : ……お願いしますね、私の…サーヴァント…

[メイン] アーチャー : はいはい、任されましたけども!

[メイン] アーチャー : 筋力E 魔力A+ 敏捷E 耐久D 幸運C+ 宝具E

[メイン] アーチャー : このままじゃ負けてるねぇ~!

[メイン] ランサー : この決闘、引いた方がいいぞお嬢さん!

[メイン] 時臣 : 敏捷はランサーが高いのでイニシアチブ差もつく

[メイン] 時臣 : ランサーの筋力は実にA+!

[メイン] 時臣 : このままではボッコボコだ

[メイン] アーチャー : ふぅむ……

[メイン] 時臣 : 対応して魔力追加やスキル公開はあるか?

[メイン] アーチャー : 私はね~、いつでも全力ってのがモットーなんだ!

[メイン] 時臣 : ほう!

[メイン] アーチャー : 例え…相手がすっごい大きい相手でも、私は勝つ!

[メイン] ランサー : その気概…どうやら先の言葉は侮辱だったようだ!

[メイン] アーチャー : ふふ!

[メイン] アーチャー : 宝具を使っちゃおう

[メイン] ランサー :

[メイン] 時臣 :

[メイン] 時臣 : 宝具を切るか、いいだろう、公開せよ!

[メイン] アーチャー : ・宝具:「団欒のドッペル」
「防御系」
防衛時に使用可能。味方陣営が勝利し、勝利を2点獲得する。
宝具ランク未満の幸運ランクしか襲撃側が持たない場合、襲撃側のサーヴァント1体の全ステータスを永続的に1ランク下げる。

[メイン] 時臣 : では魔力を3点支払え!

[メイン] system : [ マルクト ] 魔力 : 5 → 2

[メイン] ランサー : これはッ!

[メイン] アーチャー : いーからいーから、倒されちゃいなよッ!

[メイン] 時臣 : 宝具ランクが幸運に届いていないのでステータスダウンはおきないな

[メイン] 時臣 : 襲撃側、対応して何かするか!

[メイン] 時臣 : 宝具効果なので対応するなら宝具をきるしかない!

[メイン] ランサー : 緒戦で花をへし折られるわけにも行くまい!!!

[メイン] 時臣 :

[メイン] アーチャー : !!

[メイン] ギム・ギンガナム : 宝具解放!

[メイン] ランサー : 『破壊槍・神槍(デストロイヤーランス・グングニール)』!!!

[メイン] アーチャー : ……あれは……!?

[メイン] ランサー : ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:18mくらい 最大捕捉:1人
ランサーの持つ巨大な槍。貫く事よりも砕き破壊することを目的とする、P.D.世界の戦闘というものを良く象徴する武装。
こんな神秘もへったくれもない科学武器だが、異世界における300年前の機体であるということ、また同タイプの武器がグングニールと呼ばれていることから謎に神秘を得ている。
襲撃時に使用可能。味方陣営が勝利し、勝利を2点獲得する。
宝具ランク未満の幸運ランクしか防衛側が持たない場合、防衛側のサーヴァント1体かマスター1人を消滅させる。

[メイン] 時臣 : なんと!

[メイン] ギム・ギンガナム : さて…魔力勝負なら小生は不利なのだがね
流石に意気揚々と挑んだ緒戦で負けたくはないのでなァ!!!

[メイン] 時臣 : イニシアチブがついてるから宝具ランクはCにとどいている、このままでは……いきなり消滅だ!

[メイン] マルクト : ……とてつもない…魔力です……!?

[メイン] ギム・ギンガナム : くらうがいい!!!黒歴史の真髄を!!!

[メイン] 時臣 : いや幸運Cだったなアーチャー

[メイン] 時臣 : 負けるだけで済むわ

[メイン] ランサー : そうだね

[メイン] 時臣 : 防衛側、どうする!

[メイン] アーチャー : わかった

[メイン] 時臣 : 追加できるか!

[メイン] 時臣 : ではギンガナム、魔力を3消費せよ!

[メイン] マルクト : んん~~……相手も出されちゃきつそうですね

[メイン] system : [ ギム・ギンガナム ] 魔力 : 4 → 1

[メイン] マルクト : 仕方ありません、通しましょう

[メイン] 時臣 : では戦闘終了! 勝者ギンガナム! 宝具勝利なので勝利2点獲得!

[メイン] 時臣 : 敗者マルクトは敗北を1獲得せよ!

[メイン] ランサー : 見事だったァ!!!お嬢さん!!!

[メイン] system : [ ギム・ギンガナム ] 勝利 : 0 → 2

[メイン] アーチャー : ……アーチャーが呼び出した、豚のようなナニカがその巨体に火を放つが
その巨大な槍によって打ち払われてしまう。

[メイン] system : [ マルクト ] 敗北 : 0 → -1

[メイン] ランサー : このボードウィン家のガンダムフレームにして誇り高き騎士、君に敬意を表する!!!

[メイン] 時臣 : すばらしい!

[メイン] 時臣 : じゃあRPはもっとしたかったらタブでやってこい

[メイン] 時臣 : メインの処理を続ける

[メイン] アーチャー : わかった

[メイン] ギム・ギンガナム : 強い武人は嫌いではない!!!

[…………] : 現在

[…………] ギム・ギンガナム : 「ターンXは休眠中だ、当分動けやしない」

[…………] ギム・ギンガナム : 借りた部屋で、足を組みながらその男はくつろぐ

[…………] ランサー : 「だから、この俺を運用していると言うのか」

[…………] ギム・ギンガナム : 「その通りだ、黒歴史の英雄よ」
ニヤリと笑い、その騎士を眺める
「その力…先の小娘との戦いで見させてもらった。流石だ」

[…………] ランサー : 「あのお嬢さんも油断できる相手ではなかった」

「この状況、容易くどうにかなるものではないぞ」

[…………] ギム・ギンガナム : 「あぁ…あの女…黒歴史の映像で見たような…」

[…………] ギム・ギンガナム : 男は思考を巡らせる。
月で見た映像に確か、彼女と似たような人物が…

[…………] ギム・ギンガナム : 「確かファイル.P.M.5892の映像にアイツのような女が写っていたような…いなかったような」

[…………] ギム・ギンガナム : 膨大な黒歴史の映像を彼はほぼ全て記憶している。それだけが過去の戦いや歴史を彼に教えてくれるものだったから。

[…………] ギム・ギンガナム : 「ああ、思い出した、確か名前は■リ■、写っていたファイル名は……」

[…………] ギム・ギンガナム : 「L■■■■■■ C■■■■■■…」

[…………] ギム・ギンガナム : 「……まあ、そんなことはいい。考えるべきはこれからの身の振り方だ」

[…………] ギム・ギンガナム : 椅子から立ち上がり、腕を振り上げる
「この英雄達が集いしこの場で、このギム・ギンガナム、できる限り多くの猛者と剣を交えることを望む!!!」

[…………] ランサー : 「…マスター、アンタは戦えればそれで充分なのか?」

[…………] ギム・ギンガナム : 「何、小生とて戦いだけを望む人間ではない」

[…………] ギム・ギンガナム : 「ただ…今のこの環境を楽しんでみたいのだ。我が弟との感動の再会の手段について考えるのは、それからでいい」

[…………] ランサー : 「そうか…俺もまた…」

[…………] ランサー : ランサーは自らがここにいる理由を自分に問う。
それは……

[…………] ランサー : 奇しくも目の前の男と同じ、強者との決闘だった。

[…………] ランサー : 主人を守れなかったあの日。
赤い戦乙女に、あの金髪の男に手も足も出なかったあの屈辱。

[…………] ランサー : 俺は戦わなくてはならない。
腕を上げなければならない。
主人がまた、自分を必要とする時の為、強くならなければならない。

[…………] ランサー : その為には…
この戦いで、英雄達と戦うことこそが…

[…………] ランサー : 「…俺もまた、それを望んでる」

[…………] ギム・ギンガナム : 「そうか、では我らの闘争本能の赴くままに」

[…………]   :  

[メイン] 時臣 : 続けてアーチャーの手番だ

[メイン] 時臣 : 手番宣言をせよ!

[メイン] マルクト : では、交渉しましょう

[メイン] 時臣 : まず判定だな

[メイン] マルクト : おっと

[メイン] マルクト : 2d6=>10 (2D6>=10) > 7[6,1] > 7 > 失敗

[メイン] 時臣 : 🌈

[メイン] 時臣 : 魔力追加するか?

[メイン] マルクト : 🌈

[メイン] マルクト : まあ…しますか

[メイン] 時臣 : では1点に月1d6ふえる

[メイン] マルクト : ではまず1点

[メイン] 時臣 : 魔力消費どうぞ

[メイン] system : [ マルクト ] 魔力 : 2 → 1

[メイン] マルクト : 1d6+7 (1D6+7) > 4[4]+7 > 11

[メイン] マルクト : ヨシ!

[メイン] 時臣 : 成功!

[メイン] 時臣 : じゃあ好きな陣営に秘匿とばせ

[メイン] 時臣 : RPなどはタブで行う様に

[メイン] マルクト : わかりました

[メイン] 時臣 :

[マルクト] マルクト : 「はぁ……あれが、サーヴァントの戦い…!」

[マルクト] マルクト : 圧倒的な魔力のぶつかり合いを目にし、なんとか退散したが代償は大きく。

[マルクト] マルクト : 「……凄まじいものでした……が」

[マルクト] 松坂さとう : 月夜の中、1人の少女が、靴音と共に、マルクトの元へ歩む。

[マルクト] 松坂さとう : カツ、カツ、カツ、カツ。

[マルクト] 松坂さとう : そして、拍手。

[マルクト] 松坂さとう : パチ、パチ、パチ、パチ。

[マルクト] 松坂さとう : 「大健闘でしたね」

[マルクト] マルクト : その靴音、そして乾いた音に顔を上げる。

[マルクト] 松坂さとう : 「"マルクト"さん」
ニコ、と笑う。マルクトの名を知る少女。

[マルクト] マルクト : 「………あなたは」

[マルクト] マルクト : ……メモに記載されていた少女…これは。

[マルクト] 松坂さとう : 「初めまして、バーサーカー陣営……松坂さとう、という者です」
深く、会釈する。

[マルクト] マルクト : 「…初めまして。私の紹介は…必要ないでしょう」

[マルクト] 松坂さとう : そして、静かな表情で、マルクトの目を見る。

[マルクト] マルクト : その目の色は焦燥感、不安が入り混じっている。

[マルクト] 松坂さとう : 「………マルクトさん、そう怖がらないでください」

[マルクト] 松坂さとう : ニコ、と笑い。

[マルクト] マルクト : 「……見ていただけなら、わざわざここに来る必要もないでしょう」

[マルクト] 松坂さとう : 「私は何も、貴女にトドメを刺しに来たわけじゃありませんから」

[マルクト] 松坂さとう : 「ええ、もちろんです」

[マルクト] マルクト : 警戒心はあるものの、しかし話は聞くように。

[マルクト] 松坂さとう : 「"賢い"貴女でしたら、分かるんじゃないですか?」

[マルクト] 松坂さとう : 「本来であれば、ズタボロの貴女は……私の手にかかれば……ねぇ?」

[マルクト] 松坂さとう : 妖艶な笑みを浮かべる。

[マルクト] マルクト : 「…………」

[マルクト] 松坂さとう : そうして、手を差し伸べる。

[マルクト] 松坂さとう : 「ですが、"今は"非合理的、ですね」

[マルクト] マルクト : 「…………そういうことですか」

[マルクト] 松坂さとう : 頷く。

[マルクト] マルクト : 一人では、不安なのだ。
…だからこそ…私は動こうとしていたのではある、が。

[マルクト] 松坂さとう : 「ええ、今現在……キャスター陣営が強力です、戦況を見れば明らかでしょう、優勝は誰が見ても、時臣さんが勝つ、そうなりますよね?」

[マルクト] 松坂さとう : 淡々と、そう説明する。

[マルクト] マルクト : 「……そうですね、今は小競り合いをしている場合ではないでしょう」

[マルクト] 松坂さとう : 「……っと」

[マルクト] マルクト : そう、今は。

[マルクト] 松坂さとう : ふと、遠くを見つめる。

[マルクト] 松坂さとう : 聞こえてくる、"男の声"。

[マルクト] マルクト : 「…………」

[マルクト] 松坂さとう : 『やあやあやあやあやあ、魔術師諸君!!!』

[マルクト] 松坂さとう : 『小生はコレクト・センチュリーよりやって来たギム・ギンガナム!!!交渉がしたい!!!』

[マルクト] 松坂さとう : ………なるほど、これは……大変自信のあるお方、ですね。

[マルクト] マルクト : それに耳を傾ける。
……なるほど、先ほどの……

[マルクト] 松坂さとう : 今私の目の前にいる少女、マルクトさんを破った男……大火力で戦場を制圧する彼は……なるべく、敵には回したくないですね。

[マルクト] 松坂さとう : 「……おっと、話が逸れてしまいましたね」

[マルクト] 松坂さとう : 「単刀直入に申し上げましょう」

[マルクト] 松坂さとう : 「私と同盟を組みましょう」

[マルクト] 松坂さとう : ニッコリと、笑う。

[マルクト] マルクト : 同盟。

[マルクト] 松坂さとう : 「そして、時臣さんを潰しましょう」

[マルクト] マルクト : ごくり、と唾を飲んで。

[マルクト] 松坂さとう : 「アレは……邪魔です」

[マルクト] 松坂さとう : 赤い瞳が、満月に照らされ、妖しく光る。

[マルクト] マルクト : ……自らの力を誇示する。
それだけが…私の参加する理由だ。

[マルクト] マルクト : 「………」

[マルクト] マルクト : 「………構いません、例え数刻だとしても…あなたと手を組みましょう」

[マルクト] 松坂さとう : ニコ。

[マルクト] 松坂さとう : 「良きお返事です」

[マルクト] マルクト : ……逆に言えば。

[マルクト] マルクト : これを断ったらどうなるか。

[マルクト] マルクト : その結果が見えないほど、見通しが悪いわけではない。

[マルクト] マルクト : 「……では、あくまで同盟ということで…
不干渉でいましょう」

[マルクト] 松坂さとう : 「ええ、信頼は不要です」

[マルクト] 松坂さとう : 「利用しましょう、お互い」

[マルクト] マルクト : 「……ええ」

[マルクト] マルクト : ……悔しいけれど、立場は向こうの方が上…
なら、私は……手を取るしかない。

[マルクト] 松坂さとう : 「───では、まず私は……様子を見てきます」

[マルクト] 松坂さとう : そうして、さとうは踵を返し、闇夜へ消えて行った。

[マルクト] マルクト : 「…………」

[マルクト] マルクト : それを見送っていく。

[マルクト] マルクト : ……風が吹く、その風はあまりにも冷たく。

[マルクト] マルクト : ……安心できるような場所に自分は位置していないのだ。

[マルクト] マルクト : ……それが身に染みる。

[マルクト] マルクト : ならば、ならば……

[マルクト] マルクト : 私のすることを、するだけだ。

[マルクト] マルクト :  

[マルクト] 松坂さとう :  

[マルクト] 松坂さとう :  

[メイン] 時臣 : ライダー!

[メイン] system : [ ギム・ギンガナム ] AP : 2 → 1

[メイン] system : [ マルクト ] AP : 3 → 2

[メイン] ミーシャ :

[メイン] ミーシャ :

[メイン] ミーシャ : どうしたものか、取り敢えず地盤を固めたいけども…

[メイン] ミーシャ : まあここは同盟とか目指すのが良いかな

[メイン] 時臣 : よろしい、続けて処理せよ

[メイン] ミーシャ : と、言うことでライダー

[メイン] ミーシャ : 力を貸して

[メイン] 【頭蓋砕き】 : わかった

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 【仮面の錦旗】
仮面に由来するスキル、その仮面はいずれ誰かに受け継がれ新しい【頭蓋砕き】として新たなる錦の旗に変わり戦を導いたと言われる。
手番を消費して使用する。マスター1人を対象にする。判定に成功したらそのマスターと同盟になる。相手は断れない。

[メイン] 時臣 :

[メイン] 時臣 : 強制同盟だ~!

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 対象はどうする

[メイン] 時臣 : ・同盟
同盟を組んでいる陣営は全部同一の陣営扱いになり、APの計算などもまとめて行う。
戦闘時は同盟全員が強制参加になる。

[メイン] ミーシャ : …有力そうなのはランサーとキャスターだけども後が怖いし

[メイン] ミーシャ : よし、さっき会ったおじさんにしよう

[メイン] ミーシャ : と言う事で判定だ

[メイン] 時臣 : よろしい

[メイン] 黄猿 :

[メイン] ミーシャ : 2d10+1>=10 判定 (2D10+1>=10) > 13[5,8]+1 > 14 > 成功

[メイン] ミーシャ : 間違えた

[メイン] ミーシャ : 2d6+1>=10 (2D6+1>=10) > 10[5,5]+1 > 11 > 成功

[メイン] ミーシャ : よし

[メイン] 黄猿 : ホ〜!

[メイン] ミーシャ : 同盟よろしくね?

[メイン] 時臣 : では二人は強制的に同盟となる

[メイン] system : [ ミーシャ ] AP : 3 → 2

[メイン] 黄猿 : なんだか悪いねェ〜〜〜

[メイン] 時臣 : 同一陣営になったので黄猿のイニシアチブがさがる

[メイン] 時臣 : 低い方にあわせる

[メイン] 時臣 : 戦闘時は強制参加だ

[メイン] 時臣 : 同盟はターン終了時に継続・破棄を選べるぞ

[メイン] 時臣 : また、同一陣営はAPを共有する

[メイン] 時臣 : だから調査に有利なスキル持ってる奴に一杯動いてもらうとかも可能だ

[メイン] 『不敗の青年』 : 『この場合は任意で情報は渡していい訳だね』

[メイン] 時臣 : ああ。情報の受け渡しは同盟内では手番を消費せず行っていい

[メイン] 時臣 : かいとくか

[海軍] ミーシャ : 闇の中、二人並んで先程の場所に

[海軍] ミーシャ : 今度は明らかに、その態度の気弱さを払って

[海軍] 黄猿 : 「ホテルにチェックインも済ましたし...っと
おやァ〜〜〜〜?さっきのお嬢ちゃんだねェ〜〜」

[海軍] ミーシャ : 「どうも、"黄猿さん"」
ツテで聞いた名前をそのまま

[海軍] 黄猿 : 見知った顔に笑顔を向ける
仲良くするのはまちがいじゃないしねェ〜〜〜

[海軍] 黄猿 :

[海軍] ミーシャ : 「しっかり泊まれたようでなによりです」

[海軍] 黄猿 : 「……殺し合いだって言ったのにねェ〜〜」

[海軍] ミーシャ : 「…だからですよ」

[海軍] ミーシャ : 「出来るだけ、血を流さず」

[海軍] 黄猿 : 「………」

[海軍] ミーシャ : 「生きて、終わらせるなら」

[海軍] ミーシャ : 「…手早く、そう出来る道を探したかったので」

[海軍] ミーシャ : 「…でしょう?」
不意に同意を求める、それは黄猿ではなく

[海軍] 【頭蓋砕き】 : 「…それがお前のやり方なら、そうだ」
横から現れる、黒尽くめの誰かに

[海軍] 『不敗の青年』 : 「………おやおや」

[海軍] ミーシャ : 「どうも」

[海軍] 『不敗の青年』 : 「どうも」
気の抜けた、覇気のない男が返事を返す

[海軍] 【頭蓋砕き】 : 「探り合った仲だな、男」
その返事に返しつつ

[海軍] 黄猿 : 「出てきちゃダメじゃないのォ〜〜……」

[海軍] ミーシャ : 「…意外と反抗的なんですね?」

[海軍] 【頭蓋砕き】 : 「或いは…」

[海軍] 『不敗の青年』 : 「ああ、不平不満を言える体制にあるってことさ』

[海軍] 【頭蓋砕き】 : 「…そうか、なら好都合だ」

[海軍] 『不敗の青年』 : 『お互いに協力し合わなきゃいけない分、妥協する部分は妥協する』

[海軍] ミーシャ : 「…なら、これも妥協で構いませんかね?」

[海軍] ミーシャ : 「今ここで殺し合うより」

[海軍] 『不敗の青年』 : 『最大多数の幸福というのは最高からは生まれないものなんだよ』

[海軍] ミーシャ : 「手を組む方が、上手くいきそうですから」

[海軍] 『不敗の青年』 : 『そうだね、まぁ私は構わない』

[海軍] 【頭蓋砕き】 : 「…気を張るほどでもなかったな」

[海軍] ミーシャ : 「…貴方は?」
黄猿に視線を向けて

[海軍] 黄猿 : 「...お嬢ちゃん」

[海軍] ミーシャ : 「ええ」

[海軍] 黄猿 : 「アンタ、長生きはできないかもねェ〜〜…」

[海軍] ミーシャ : 「…元より、生き易い身では無いので」

[海軍] 黄猿 : 「どっちつかずっていうのは自分に自信があってこそやるもんだ」

[海軍] 黄猿 : 「誰かを頼るのが第一なら」

[海軍] 黄猿 : 「死ぬよォ〜〜〜」

[海軍] ミーシャ : 「死して終わるなら、その時です」

[海軍] ミーシャ : 「"殺し合い"でしょう?」

[海軍] ミーシャ : 「出来る手を使うしか無い、この身ともう一人だけなら、ええ」

[海軍] 『不敗の青年』 : 『もういいだろう、これ以上は時間の浪費というものさ』
割って入る

[海軍] ミーシャ : 「…」
息を吐き、呼吸を整えつつ

[海軍] 【頭蓋砕き】 : 「…ああ、断る気は無いと見て良いか」

[海軍] 『不敗の青年』 : 『結論を変える気が無いなら強行的に行くよりも少しずつ説得していくしか無い』

[海軍] 【頭蓋砕き】 : 「なら、任せよう」

[海軍] 『不敗の青年』 : 『ああ、僕らだってあまり人を殺したくは無いんだよ
お互い軍人なんだけどね』

[海軍] 【頭蓋砕き】 : フードを深く被り、姿を隠しつつ

[海軍] ミーシャ : 「…私もですよ」

[海軍] 黄猿 : 「………」

[海軍] ミーシャ : 「殺すのはお仕事であって、趣味では無いのでしょう?軍人というのは」

[海軍] ミーシャ : 「なら、仕事にならないようにするだけです」

[海軍] 黄猿 : 「そういう事だねェ〜〜〜」

[海軍] ミーシャ : 「少なくとも、私は…」

[海軍] ミーシャ : 「趣味でもなければ、そういった物とは縁が無いので」
…尤も

[海軍] ミーシャ : 此処では、酷く名が広まってしまったのは

[海軍] ミーシャ : 今になって、痛い所だけど

[海軍] 黄猿 : 「それじゃあ勝つ為に…まずは…」

[海軍] 黄猿 : 一呼吸を置いて

[海軍] 黄猿 : 「わっしも土地勘が無いから、一緒に道案内がてら偵察に行くとしようかねェ〜〜〜」

[海軍] ミーシャ : 「…構いませんよ」

[海軍] ミーシャ : 「では、改めてよろしくお願いします」

[海軍] 『不敗の青年』 : 『ああ、こちらこそ
道すがら紅茶の美味しいお店があると良いんだけどな』

[海軍] ミーシャ : 「…時間があれば、そちらも」

[海軍] ミーシャ : 「私は此処では…顔が広いので」
…彼らが、それをカバーできると良いのだが

[海軍] 黄猿 : 「わっしはみそラーメンがいいねェ〜」
…戦わないと生き残れないからこそ、どっちかは選べるといいんだけどねェ

[海軍] 黄猿 :  

[海軍] 黄猿 :  

[海軍] 黄猿 :  

[メイン] 時臣 : では私の手番だな

[メイン] 時臣 : 早速だが私も宝具をつかおう

[メイン] 時臣 :
・「螺湮城教本:裏頁」
自分の手番で使用可能。そのターンの間、任意のマスターかサーヴァント1体のステータス1つをEXランクに変更する。
宝具ランクがB未満だと使用できない。宝具ランクがAなら2つ、EXなら3つをEXランクに変更する。

[メイン] 時臣 : ステータスを公開しないと使用条件を満たしているかわからないので公開する

[メイン] 時臣 : 『キャスター』
筋力:E 魔力:E 敏捷:C 耐久:D++ 幸運:D+ 宝具:B

[メイン] 時臣 : 魔力をこのターン中EXに変更する!

[メイン] 時臣 : 私の魔力をな

[メイン] キャスター : 「時臣様……準備が整いました」

[メイン] 時臣 : 「うむ……では、進軍するとしよう」

[メイン] 時臣 : 「優雅に、そして」

[メイン] 時臣 : 「――完璧にな」

[メイン] 時臣 : 時臣
魔力:EX

[メイン] 時臣 :  

[メイン] system : [ 時臣 ] 魔力 : 7 → 4

[メイン] system : [ 時臣 ] AP : 3 → 2

[メイン] 時臣 : では次

[メイン] 時臣 : バーサーカーの手番だ

[メイン] 松坂さとう : わかりました

[メイン] 松坂さとう : ・襲撃 特定陣営を襲撃して戦闘する。

[メイン] 時臣 :

[メイン] 時臣 : どこにくる?

[メイン] 松坂さとう : 時臣さん

[メイン] 時臣 : きたか

[メイン] 時臣 : いいだろう

[メイン] 松坂さとう : ええ、貴方は私の夢には、邪魔なんですよ

[メイン] 時臣 : 「早速か、まぁいい」

[メイン] 時臣 : 「既に準備は整った、迎え撃とう」

[メイン] バーサーカー : 「ハハハハハハハハッッ!!!存分に暴れさせてもらうぜェッッ!!!!」

[メイン] 時臣 : 「バーサーカーか……我が魔術要塞に手出しができるかな?」

[メイン] 時臣 : 戦闘開始

[メイン] 松坂さとう : 「……お願いしますね、バーサーカー」

[メイン] 松坂さとう : 「策士」 戦闘時、『真名』を知っているサーヴァントが敵陣営にいる場合、一体につき2点の魔力を得る。この魔力は戦闘終了時に失われる。

[メイン] 時臣 : いいだろう

[メイン] system : [ 松坂さとう ] 魔力 : 3 → 5

[メイン] 時臣 : 臨時の追加魔力を得たまえ

[メイン] 松坂さとう : 「……もう既に、知っていますよ、貴方のサーヴァントの弱点は」

[メイン] 松坂さとう : 「狂瀾」 襲撃すると魔力を2点回復する。

[メイン] 時臣 :

[メイン] 時臣 : 襲撃ビルドだぁ~!

[メイン] system : [ 松坂さとう ] 魔力 : 5 → 7

[メイン] バーサーカー : 「お互い楽しくやろうぜェ……?」

[メイン] バーサーカー : 「狂化」 全ステータスが2ランク上昇する。戦闘時の魔力追加によるステータス上昇効果が全て2倍になる。

[メイン] バーサーカー : 筋力C、魔力E、敏捷E、耐久B、幸運E、宝具E

[メイン] 時臣 : 筋力がAまではねあがる!

[メイン] バーサーカー : 筋力C→A、魔力E→C、敏捷E→C、耐久B→A、幸運E→C、宝具E→C

[メイン] 時臣 :

[メイン] バーサーカー : 「卑怯」 ターン開始時に使用する。『真名』を知っているサーヴァント1体を対象とする。そのターンの間、そのサーヴァントと戦闘する場合、自分のステータスを全て1ランク上げる。

[メイン] 時臣 : さ、さらにあがるだと!

[メイン] バーサーカー : 筋力A、魔力B、敏捷B、耐久A、幸運B、宝具B

[メイン] バーサーカー : 魔力…1点使わせてもらうぜェ…?
宝具B→A

[雑談] system : [ 松坂さとう ] 魔力 : 7 → 6

[メイン] 時臣 : まちたまえ、君はバーサーカーだ

[メイン] バーサーカー : ・宝具:「無呼吸打撃」:ランクA
───鍛え抜かれたアスリートの無酸素運動をも遥かに凌駕する攻撃。
───呼吸しなくては攻撃は続かない。だがその呼吸のタイミングこそがわずかな隙、反撃の可能性を産むが、その呼吸が無いため一瞬の反撃も許さない。
襲撃時に使用可能。味方陣営が勝利し、勝利を2点獲得する。
宝具ランク未満の幸運ランクしか防衛側が持たない場合、防衛側のサーヴァント1体かマスター1人を消滅させる。

[メイン] バーサーカー :

[メイン] 時臣 : ランクアップは2点魔力消費、バーサーカーの効果で2倍なので4点だ

[メイン] バーサーカー : すまんクス
追加で3点減らしておくぜェ

[メイン] system : [ 松坂さとう ] 魔力 : 6 → 3

[メイン] 松坂さとう : 「この程度の消耗……造作もありませんね」

[メイン] 時臣 : このままだと宝具はきれないな

[メイン] 松坂さとう : ええ、もちろん

[メイン] 時臣 : 宝具な消費3点、バーサーカーなら6点だ

[メイン] 時臣 :

[メイン] 松坂さとう : 「魔力媒体」 いつでも使用できる。一度だけ魔力を5点追加する。

[メイン] 時臣 : なんと!!

[メイン] 松坂さとう : もう使っちゃいますね

[メイン] system : [ 松坂さとう ] 魔力 : 3 → 8

[メイン] 松坂さとう : これなら問題ないでしょう?

[メイン] 松坂さとう : "優勝候補"さん

[メイン] 時臣 : な、ないな……

[メイン] system : [ 松坂さとう ] 魔力 : 8 → 2

[メイン] 時臣 : 「……! まさか、ここで全てを出し切るだと……!?」

[メイン] バーサーカー : 「ハハハハハハハハハハッッッ!!!!!」

[メイン] バーサーカー : キャスターへ飛びかかる、バーサーカー。

[メイン] 時臣 : ぐうう!

[メイン] バーサーカー : 不躾な暴力の嵐。

[メイン] バーサーカー : その拳は

[メイン] バーサーカー : 神をも殺すッッッッ

[メイン] キャスター : 「防衛拠点」 防衛時のみ魔力が2点追加される。この魔力は戦闘終了時に失われる。

[メイン] system : [ 時臣 ] 追加魔力 : 0 → 2

[メイン] バーサーカー : 「何ィッ……?」

[メイン] キャスター : 「効率防御」 防衛時、サーヴァントがいるならサーヴァント1体の耐久と幸運を1ランク上げる。

[メイン] キャスター : 筋力:E 魔力:E 敏捷:C 耐久:C++ 幸運:B+ 宝具:B

[メイン] キャスター : 「陣地作成」 防衛時は常にイニシアチブを得る。

[メイン] キャスター : イニシアチブ効果で幸運Aに到達!

[メイン] キャスター : 敗北はするが消滅は免れる!

[メイン] system : [ 時臣 ] 追加魔力 : 2 → 0

[メイン] バーサーカー : 「ンヒヒヒヒヒヒヒ!!!!やるじゃねェかッッ!!」

[メイン] system : [ 時臣 ] 敗北 : 0 → 1

[メイン] 松坂さとう : 「くっ……!」

[メイン] system : [ 松坂さとう ] 勝利 : 0 → 1

[メイン] キャスター : 「あぶなかったですねぇ」

[メイン] 松坂さとう : 策士の効果で2点魔力減ってしまいますので…

[メイン] 松坂さとう : 「罪の意識」 いつでも使用できる。敗北を1増やし、魔力を2点回復する。

[メイン] system : [ 松坂さとう ] 敗北 : 0 → 1

[メイン] 松坂さとう : これで回避します

[雑談] system : [ 松坂さとう ] 勝利 : 1 → 2

[メイン] 時臣 : 「間一髪だったな……」

[メイン] 時臣 : 「バーサーカー、覚えて置こう」

[メイン] 時臣 : 「――始末しなければな」

[メイン] 松坂さとう : 「………」

[メイン] 松坂さとう : ……やはり、手強い……。

[メイン] 松坂さとう : これが、時臣……。

[メイン] 松坂さとう : 「……また会いましょう」

[メイン] 松坂さとう :  

[メイン] system : [ 松坂さとう ] AP : 1 → 0

[マルクト] 松坂さとう : 「はぁ……はぁ……」

[マルクト] 松坂さとう : 額に伝う汗を拭い、公園のベンチへ座るさとう。

[マルクト] 松坂さとう : ……なるほど、あれが彼の力……真名さえ暴けば大したことはないだろうと、高を括っておりましたが……。

[マルクト] 松坂さとう : 厄介です……このままでは、確実に……敗けます……。

[マルクト] 松坂さとう : ああ……苦い……苦い苦い苦い苦い苦い……!!

[マルクト] マルクト : そのベンチに、一本ペットボトルが置かれる。

[マルクト] 松坂さとう : 「っ……!」

[マルクト] マルクト : 大したことない、ジュースではあるが。

[マルクト] 松坂さとう : とっさに、振り返る。

[マルクト] マルクト : 「……お見事でした、防戦一方の相手を叩くとは」

[マルクト] 松坂さとう : 「………」

[マルクト] 松坂さとう : 「貴女、でしたか……」

[マルクト] マルクト : 振り返った先には、同盟相手。

[マルクト] 松坂さとう : 緊張を、落とすさとう。

[マルクト] 松坂さとう : 「……ありがとうございます……ですが……破れませんでした」

[マルクト] マルクト : 「すみません…驚かせてしまいましたか」

[マルクト] マルクト : 「………いえ、消耗はさせたはずです」

[マルクト] 松坂さとう : 「…………」

[マルクト] マルクト : 見ている限り、宝具は使用済みであり消耗したとはいえるのだろう。
しかし本気でもない様子ではあった。

[マルクト] マルクト : 「……ですが、厄介な種を残しているのは事実ですね…」

[マルクト] 松坂さとう : マルクトに頷く。

[マルクト] マルクト : 先ほど休息していた時に買っておいたペットボトル。
自分の物を開き、飲みながら。

[マルクト] マルクト : 「……次は私の番です」

[マルクト] 松坂さとう : マルクトから貰ったペットボトルを、一口。

[マルクト] 松坂さとう : ゴク、ゴク、と喉を鳴らし、飲み干す。

[マルクト] マルクト : 「…利用するだけの価値があると、あなたに見せましょう」

[マルクト] 松坂さとう : 「…………ええ」

[マルクト] 松坂さとう : クスリと笑う。

[マルクト] 松坂さとう : 「……貴女って、正直者、なんですね」

[マルクト] マルクト : 「……む」

[マルクト] 松坂さとう : 「これ、毒入れてたら私、殺せましたよ?」
空のペットボトルを振り回す。

[マルクト] マルクト : ぽりぽりと、頬をかいて。

[マルクト] マルクト : 「…あなたを殺すメリットもありませんでしたから」

[マルクト] 松坂さとう : ……なんでしょうねぇ……。
利用しやすいと思って接触してみたはいいですが……。

[マルクト] 松坂さとう : なんというか……ええ……。

[マルクト] 松坂さとう : 平和ボケ……というのですかね……。

[マルクト] 松坂さとう : この方が聖杯戦争で生き残る?
そんなの、出来るんですか……?この私すらも退けて、勝つ?

[マルクト] 松坂さとう : ……純粋に、興味が湧いてきましたね。

[マルクト] 松坂さとう : 「……マルクトさん」

[マルクト] マルクト : ……最も、それを飲んでくれたのもさとう自身であろう。
正直者、といわれましても…自分が魔術師らしくはないなんて、百も承知です。

[マルクト] マルクト : ……ただ、私は私の力を見せつけるために。

[マルクト] 松坂さとう : 「貴女は、この聖杯戦争に何を望んでおられるのですか?」

[マルクト] マルクト : 「はい」

[マルクト] 松坂さとう : 「確か、魔術師の系統、なのですよね?」

[マルクト] 松坂さとう : 「……なんと言いますか、貴女は……」

[マルクト] 松坂さとう : 「魔術師らしくない、ですね」

[マルクト] マルクト : その程度なら、答えても…構いませんか。

[マルクト] マルクト : 「……」

[マルクト] マルクト : 「……まあ、そうなのかもしれません」

[マルクト] マルクト : 「ですが、私はらしくないと言われても」

[マルクト] 松坂さとう : 「っ………!?」

[マルクト] 松坂さとう : 敵意の気配。

[マルクト] 松坂さとう : 「……お話は、また今度にしましょう」

[マルクト] 松坂さとう : ベンチから立ち上がり。

[マルクト] マルクト : 「………!」

[マルクト] 松坂さとう : 殺意の目を────。

[マルクト] マルクト : 「……お気をつけて」

[マルクト] マルクト : その背中に、声だけ届けて。

[マルクト] マルクト :  

[マルクト] マルクト :  

[マルクト] マルクト :  

[メイン] ギム・ギンガナム : 小生は魔力をいっぱい使っちゃったので休憩の時間だ

[メイン] 時臣 : では判定だな

[メイン] ギム・ギンガナム : 2d6>=10 (2D6>=10) > 8[6,2] > 8 > 失敗

[メイン] 時臣 : 残念!

[メイン] 時臣 : それとも追加でふっとくか?

[メイン] 時臣 : 2点回復だから魔力1までは得する

[メイン] ギム・ギンガナム : なんかなかっただろうか…無かったな…

[メイン] ギム・ギンガナム : 仕方ない!魔力を切って一応1追加までは行こう!

[メイン] 時臣 : よろしい! 1d6追加だ!

[メイン] 時臣 : 2以上なら回復する

[メイン] ギム・ギンガナム : 1d6 (1D6) > 4

[メイン] ギム・ギンガナム : よし!小生のダイスいい調子!

[メイン] 時臣 : では魔力差し引き1点回復だ

[メイン] system : [ ギム・ギンガナム ] 魔力 : 1 → 2

[メイン] 時臣 : ではマルクト!

[メイン] system : [ ギム・ギンガナム ] AP : 1 → 0

[メイン] マルクト : ふむ…

[メイン] マルクト : ボロボロなので休憩入りま〜す

[メイン] マルクト : 2d6=>10 判定 (2D6>=10) > 5[3,2] > 5 > 失敗

[メイン] マルクト : ふむ…

[メイン] マルクト : 「豊かな発想」
自分の判定失敗時に振り直す。1回の判定につき1度使用可能。

[メイン] マルクト : 2d6=>10 振り直し・皇 (2D6>=10) > 9[4,5] > 9 > 失敗

[メイン] マルクト : んー…

[メイン] 時臣 : 追加1しとくか?

[メイン] マルクト : そーします

[メイン] system : [ マルクト ] AP : 2 → 1

[メイン] マルクト : 1d6+9 一応 (1D6+9) > 2[2]+9 > 11

[メイン] system : [ マルクト ] 魔力 : 1 → 2

[メイン] 時臣 : では差し引き1点回復

[メイン] 時臣 : 次だ!

[メイン] ミーシャ : はい

[メイン] 時臣 : では

[メイン] 時臣 : 黄猿・ミーシャ同盟の手番だ

[メイン] 黄猿 : ほ〜い

[メイン] ミーシャ : んー

[メイン] 時臣 : 同一陣営扱いなので「1回」だけ行動したらどっちかのAPを消費して次の手番に渡す

[メイン] ミーシャ : あっそうなりますか

[メイン] 黄猿 : なるほどねェ〜〜〜

[メイン] ミーシャ : じゃあ二人分行動は厳しい、と…

[メイン] 時臣 : まぁAP多いから他のAPが枯渇した後には実質連続行動になる

[メイン] ミーシャ : 成る程

[メイン] 時臣 : 宣言どうする?

[メイン] ミーシャ : ここは…むう

[メイン] 黄猿 : ちょっとまってねェ〜〜

[メイン] ミーシャ : すいませんねすこし

[メイン] 時臣 : アドバイスすると

[メイン] ミーシャ :

[メイン] 時臣 : きみらは今戦闘すると他よりスキル数で圧倒できるので強い

[メイン] 時臣 : なので襲撃がゲーム戦略的には良い

[メイン] 時臣 : 特に「攻撃宝具を持ってる」と分かってる相手にはリソース差で優位をとりやすい

[メイン] 時臣 : 防御宝具以外はひっくり返されにくいからな

[メイン] 『不敗の青年』 : 『そうかい』

[メイン] 時臣 : なので生かすとまずい私を殴るのがいいだろう

[メイン] ミーシャ : 成る程…

[メイン] 時臣 : 私はもう魔力EXなのでほぼ確実に勝つ襲撃を2回残していることになる

[メイン] 時臣 : つまりここから勝利2詰んでいく

[メイン] 時臣 : なので私の敗北をさっさと増やして確定脱落に追い込まないと危険ということだ

[メイン] ミーシャ : ふむ…

[メイン] ミーシャ : 先に追い込みをかけるのが、安泰ですかね…

[メイン] 時臣 : では襲撃するかね?

[メイン] ミーシャ : …いや、ここは

[メイン] 【頭蓋砕き】 : もう一度だな、マスター

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 【仮面の錦旗】
仮面に由来するスキル、その仮面はいずれ誰かに受け継がれ新しい【頭蓋砕き】として新たなる錦の旗に変わり戦を導いたと言われる。
手番を消費して使用する。マスター1人を対象にする。判定に成功したらそのマスターと同盟になる。相手は断れない。

[メイン] 時臣 :

[メイン] 時臣 : では判定せよ

[メイン] ミーシャ : 2d6+1>=10 判定 (2D6+1>=10) > 5[1,4]+1 > 6 > 失敗

[メイン] ミーシャ : ダメか…

[メイン] system : [ ミーシャ ] 魔力 : 3 → 4

[メイン] 時臣 : では私の手番だ

[メイン] system : [ ミーシャ ] AP : 2 → 1

[メイン] 時臣 : 当然この魔力EXで襲撃する

[メイン] 時臣 : さとうくん、君だ

[メイン] 時臣 : 殴れば落とせるともうわかっている

[メイン] キャスター :  

[メイン] キャスター :  

[メイン] 時臣 : 戦闘開始

[メイン] 時臣 : 「ごきげんようお嬢さん」

[メイン] 時臣 : 「先日の借りは返させてもらう」

[メイン] 時臣 : 戦闘開始時の宣言はこちらはない

[メイン] 松坂さとう : 「……しつこい男性は、嫌われますよ」

[メイン] 時臣 : 「何、すぐにすむさ」

[メイン] 時臣 : 『キャスター』
筋力:E 魔力:E 敏捷:C 耐久:D++ 幸運:D+ 宝具:B
『時臣』
筋力:E 魔力:C→EX

[メイン] 時臣 : 『攻撃:魔力』

[メイン] バーサーカー : 「ンフフフフフフ~~~~~……」

[メイン] 時臣 : 他の宣言など今は必要ない、対応したまえ

[メイン] 松坂さとう : 「策士」 戦闘時、『真名』を知っているサーヴァントが敵陣営にいる場合、一体につき2点の魔力を得る。この魔力は戦闘終了時に失われる。

[メイン] system : [ 松坂さとう ] 追加魔力 : 0 → 2

[メイン] バーサーカー : 「狂化」 全ステータスが2ランク上昇する。戦闘時の魔力追加によるステータス上昇効果が全て2倍になる。
「卑怯」 ターン開始時に使用する。『真名』を知っているサーヴァント1体を対象とする。そのターンの間、そのサーヴァントと戦闘する場合、自分のステータスを全て1ランク上げる。

[メイン] バーサーカー : ……EXかァ~~~!

[メイン] 時臣 : 耐久をEXにする手段がなければ敗北していただこう!

[メイン] バーサーカー :

[メイン] 時臣 : では戦闘終了

[メイン] system : [ 時臣 ] AP : 2 → 1

[メイン] system : [ 時臣 ] 勝利 : 0 → 1

[メイン] バーサーカー : 「ンォオオオッッ!?!」

[メイン] system : [ 松坂さとう ] 敗北 : 1 → 2

[メイン] 松坂さとう : 「しまっ………!?」

[メイン] 時臣 : 時臣の手に握られたルビーが燃え盛り、散弾の如く放たれる。

[メイン] 時臣 : 「上々だ、キャスター」

[メイン] キャスター : 「ありがとうございます」

[メイン] 時臣 : 「君は主に恵まれなかっただけだ、私が導こう」

[メイン] バーサーカー : 蜂の巣にされ、血飛沫が糸くずのように宙に舞う。

[メイン] 時臣 : 「宝石が切れたな……思った以上に頑丈だ」

[メイン] 時臣 : 「まぁいい、仕切り直そうじゃないか」

[メイン] バーサーカー : 「ゼェ~~~~……ゼェ~~~~~……!!!」

[メイン] バーサーカー : 「面白れぇじゃねぇか"ボウズ"……!!この俺に……!!"敗北"をッッ……!!」

[メイン] 松坂さとう : 「ここは……下がるしかありません……!」

[メイン] 松坂さとう :  

[雑談] system : [ マルクト ] 敗北 : 1 → 2

[メイン] 時臣 : では

[メイン] 時臣 : APがまだ余っている連中の行動だ

[メイン] 時臣 : マルクト・さとう陣営

[メイン] 時臣 : 同盟なのでどちらか片方動ける

[メイン] マルクト : ん~そうですね……

[メイン] 松坂さとう : 私に手番をください
時臣さんを潰します

[メイン] マルクト : では時臣さんに殴りにいかないとどうしようもない気がしますが…

[メイン] マルクト : おっと…

[メイン] マルクト : では…お願いしますね

[メイン] 松坂さとう : お任せください
絶対に勝ちますから

[メイン] 松坂さとう : それに勝てばマルクトさんにも勝利+1のご褒美がありますから

[メイン] マルクト : …互いに利はありますね

[メイン] マルクト : 任せました

[メイン] 松坂さとう : では襲撃します
時臣さん、舞台から降りてきてください

[メイン] バーサーカー : 「ラウンド・スリィ~~~~~~~」

[メイン] 時臣 : 「!?」

[メイン] 時臣 : 「まだ来るか」

[メイン] バーサーカー : 時臣家の窓からぶち破り、侵入ッッッ

[メイン] キャスター : 「ここはお任せを」

[メイン] 松坂さとう : 「"犯罪者"を相手にするというのは、こういうことですよ」

[メイン] キャスター : 「宝具はしかしもう使えますまい」

[メイン] 松坂さとう : 「後悔させましょう」

[メイン] 松坂さとう : 「狂瀾」 襲撃すると魔力を2点回復する。

[メイン] system : [ 松坂さとう ] 魔力 : 2 → 4

[メイン] 松坂さとう : 「策士」 戦闘時、『真名』を知っているサーヴァントが敵陣営にいる場合、一体につき2点の魔力を得る。この魔力は戦闘終了時に失われる。

[メイン] 松坂さとう : 「残虐」 襲撃時のみ使用可能。防衛側のサーヴァント1体の耐久を2ランク下げる。

[メイン] バーサーカー :

[メイン] バーサーカー : 「卑怯」 ターン開始時に使用する。『真名』を知っているサーヴァント1体を対象とする。そのターンの間、そのサーヴァントと戦闘する場合、自分のステータスを全て1ランク上げる。

[メイン] 時臣 : マルクトも参加しているからスキルあればつかえるぞ

[メイン] 時臣 : 同盟での戦闘は強制参加だ

[メイン] バーサーカー : 「狂化」 全ステータスが2ランク上昇する。戦闘時の魔力追加によるステータス上昇効果が全て2倍になる。

[メイン] バーサーカー : 筋力A、魔力B、敏捷B、耐久A、幸運B、宝具B

[メイン] マルクト : いえ…私は何もしないで大丈夫ですね

[メイン] バーサーカー : 「攻撃:筋力」 襲撃時に選択可能。筋力が防衛側の耐久以上なら勝利する。未満なら敗北する。

[メイン] 時臣 : では対応する

[メイン] キャスター : 「防衛拠点」 防衛時のみ魔力が2点追加される。この魔力は戦闘終了時に失われる。

[メイン] system : [ 時臣 ] 追加魔力 : 0 → 2

[メイン] キャスター : 「効率防御」 防衛時、サーヴァントがいるならサーヴァント1体の耐久と幸運を1ランク上げる。

[メイン] キャスター : 「陣地作成」 防衛時は常にイニシアチブを得る。

[メイン] キャスター : 筋力:D 魔力:D 敏捷:B 耐久:B++ 幸運:B+ 宝具:A

[メイン] バーサーカー : 筋力A vs 耐久:B++?

[メイン] キャスター : 魔力を1点支払って耐久をAに

[メイン] バーサーカー : ンフ~なるほど

[メイン] キャスター : +がついているからこれでA+になる

[メイン] system : [ 時臣 ] 追加魔力 : 2 → 1

[メイン] 松坂さとう : まずい

[メイン] 松坂さとう : マルクトさん助けて

[メイン] マルクト : 私からは出来ませんね!!

[メイン] 松坂さとう :

[メイン] 松坂さとう : 「罪の意識」 いつでも使用できる。敗北を1増やし、魔力を2点回復する。

[メイン] マルクト : の前に…!

[メイン] 松坂さとう :

[メイン] マルクト : すみませんね~、把握不足でした

[メイン] マルクト : 「連携攻撃」
襲撃時、サーヴァントがいるならサーヴァント1体の筋力を1ランク、魔力を2ランク上げる。

[メイン] マルクト : 取り合えずこれで筋力A+と耐久A+ですかね

[メイン] キャスター : ランクアップは+換算だと2点分なので

[メイン] キャスター : これでそっちが勝ってる

[メイン] マルクト :

[メイン] 松坂さとう : !!

[メイン] キャスター : だが

[メイン] キャスター : 防衛側! 対応!

[メイン] 松坂さとう : (素だとAが天井だと思ってました)

[メイン] キャスター : 天井だ

[メイン] キャスター : ただ、そうなったら「より多く魔力を叩き込んだ方が勝つ」のだ

[メイン] 松坂さとう :

[メイン] 松坂さとう : いいでしょう魔力叩き込みまくりましょうじゃないですか

[メイン] 時臣 : 「くっ、しかしつきあっていては……魔力が温存できないか」

[メイン] 時臣 : 「ここは退こう……」

[メイン] 時臣 : 防衛側対応せず!

[メイン] 時臣 : 敗北を得る

[メイン] 松坂さとう : よし!

[メイン] system : [ 時臣 ] 敗北 : 1 → 2

[メイン] バーサーカー : 「リベンジマッチ成功だぜェ……?ンフフフフフ!!」

[メイン] 時臣 : 二人とも勝利を1得たまえ

[メイン] system : [ 松坂さとう ] 勝利 : 2 → 3

[メイン] 時臣 : 「この拠点は放棄する……!」

[メイン] system : [ マルクト ] 勝利 : 0 → 1

[メイン] マルクト : 「………ようやく、ですか…」

[メイン] 松坂さとう : 「ハァ……!ハァ……!これで……私の……ハッピー、シュガー……ライフへ……一歩……!」

[メイン] 松坂さとう :  

[メイン] system : [ マルクト ] AP : 1 → 0

[マルクト] 松坂さとう : 千鳥足で、帰路を辿る。

[マルクト] 松坂さとう : 「ハァ……ハァ……」

[マルクト] マルクト : 「……肩、貸しましょうか?」

[マルクト] 松坂さとう : 「…………」

[マルクト] マルクト : その足取りを見かねて。

[マルクト] 松坂さとう : チラリと、マルクトの方を向き。

[マルクト] 松坂さとう : 「………」

[マルクト] 松坂さとう : 「……お願い、します」

[マルクト] 松坂さとう : 手を、伸ばす。

[マルクト] マルクト : 「……ええ、構いません」

[マルクト] マルクト : その手を伸ばして、掴む。

[マルクト] マルクト : そして支える様にして、先を進む。

[マルクト] マルクト : 「……1日目であるというのに…圧倒的な猛攻でした」

[マルクト] 松坂さとう : 「………ええ」

[マルクト] 松坂さとう : 「勝利とは……力で示すもの……」

[マルクト] マルクト : 私には……とても、まだ…出来そうにはない。

[マルクト] 松坂さとう : 「そうでなければ……夢というのは……」

[マルクト] 松坂さとう : 「いつの間にか……どこかえと、消え散ってしまうもの……」

[マルクト] マルクト : 「……そう、ですね……」

[マルクト] マルクト : 「…自らの夢を誇示するためには……舞台と、力が必要です」

[マルクト] マルクト : 「……そのためには絶好の機会だと、思っていたのですが…」

[マルクト] マルクト : ……先ほども攻撃はさとうに任せただけ。
こちらは少し指示を飛ばしてサポートしただけだ。

[マルクト] 松坂さとう : 「……………」

[マルクト] 松坂さとう : 「貴女には夢が無い………そういうこと、ですか」

[マルクト] マルクト : 「…………夢、ありますよ」

[マルクト] 松坂さとう : 「…………」

[マルクト] 松坂さとう : 他人の夢など、どうだっていい、そのはずだった。

[マルクト] 松坂さとう : でも、聞いてみたい。

[マルクト] 松坂さとう : 私は、彼女の、夢を。

[マルクト] 松坂さとう : 聞いてみたい。

[マルクト] マルクト : 「ただ、私の力を……もっと、他の人に見てもらって…それを認めてもらう」

[マルクト] マルクト : 「……そして私が出来るのだ、と…見せつけてやりたかったんです」

[マルクト] 松坂さとう : 「………………。」

[マルクト] 松坂さとう : 「……ええ、そうですか……」

[マルクト] マルクト : 夢、夢、夢。
他の人のように具体的でもなく、ただ果たしたい目的のために。

[マルクト] 松坂さとう : 「…………私はもう、既に貴女のこと、認めてますけどね」

[マルクト] 松坂さとう : 「おっと」

[マルクト] マルクト : 「……それは」

[マルクト] 松坂さとう : 「………これで最後です」

[マルクト] 松坂さとう : 踵を返し。

[マルクト] マルクト : 「……!」

[マルクト] 松坂さとう :  

[マルクト] 松坂さとう :  

[マルクト] 松坂さとう :  

[メイン] 時臣 : では

[メイン] 時臣 : 黄猿・ミーシャ陣営の手番だ

[メイン] ミーシャ : どうも

[メイン] ミーシャ : さあどうするか…

[メイン] 『不敗の青年』 : 『ここで一番困るのは二陣営が落ちることじゃないかな』

[メイン] ミーシャ : …成程、そうですね

[メイン] 『不敗の青年』 : 『かといって我々だけでは戦力が...正直厳しいからね』

[メイン] ミーシャ : ここは交渉、ですかね

[メイン] 時臣 : いいだろう、まずは成否を判定したまえ

[メイン] ミーシャ : では…

[メイン] 黄猿 : 頼むよォ~~~~!!!

[メイン] ミーシャ : 2d6+1>=10 なんとかなれー! (2D6+1>=10) > 10[4,6]+1 > 11 > 成功

[メイン] ミーシャ : なった

[メイン] 黄猿 :

[メイン] 時臣 : では好きなところの秘匿にとんで交渉したまえ

[メイン] ミーシャ : わかりました

[海軍] 『不敗の青年』 : 『やれやれ、随分と好戦的で参るな』

[海軍] 【頭蓋砕き】 : 「生き急ぐ連中が多い、先に落ちるだろう」

[海軍] 【頭蓋砕き】 : 「だが、そのせいで残る相手は鋭い」

[海軍] 【頭蓋砕き】 : 「…勝ち通すには険しいな、あの術士」

[海軍] 黄猿 : 「チャンスは見計らうばかりだと穴に落ちてしまうよォ〜〜〜」

[海軍] 『不敗の青年』 : 『生憎狙いを定めたようだ
彼らが前菜なら我々はメインディッシュといったところかな?』

[海軍] ミーシャ : 「消耗してくれれば好都合ですが、それには余りにも強力です」

[海軍] ミーシャ : 「激しい戦闘を経て尚、健在ですから」

[海軍] ミーシャ : 「…目をつけられたら、少し厳しいか」

[海軍] 『不敗の青年』 : 『そこだね、問題は
一挙両得どころかこのまま負けかねない』

[海軍] ミーシャ : 「準備が欲しいというのは贅沢か…」

[海軍] 『不敗の青年』 : 『戦力を貯めるには後一手欲しいところだけど贅沢は言っていられないかなぁ...』

[海軍] ミーシャ : 「…せめて、残りを引き入れるのが間に合えばいいですが」

[海軍] 【頭蓋砕き】 : 「……だが、あの術士はもう一手は動くはず…」

[海軍] 『不敗の青年』 : 『向こうから来てくれれば楽なんだけどね
果報は寝て待てとも言うし』

[海軍] 【頭蓋砕き】 : 「そうだな…部隊があればそれだけ優位だ」

[海軍] 【頭蓋砕き】 : 「…矛が失われるのは惜しいが、手はある筈だ」

[海軍] 『不敗の青年』 : 紅茶にブランデーを垂らす

[海軍] 『不敗の青年』 : 一息にのまず、ちびりちびりと

[海軍] ミーシャ : 「お味はどうです?」

[海軍] 『不敗の青年』 : 『絶品、と言うほどでは無いね
やはり淹れ手の技量というのは味わうと分かるものなんだね』

[海軍] ミーシャ : 反対の席で、同じ紅茶を飲みつつ

[海軍] 黄猿 : 「随分とな言い方だねェ〜〜〜〜」

[海軍] ミーシャ : 「まあ、高級な店とまでは言いませんから…ですが」

[海軍] ミーシャ : 「馴染みの店ではあります」
ちらりと店の様子を見て

[海軍] 『不敗の青年』 : 『そうか、悪い事を言ったかな
ごめんよ』

[海軍] 『不敗の青年』 : 紅茶を飲み進める

[海軍] ミーシャ : 「構いませんよ」

[海軍] 『不敗の青年』 : 『一つなにかを注ぐ事で味が大きく変わることもあるってわけか…
今日こそ動けると良いんだけどね』

[海軍] ミーシャ : 「…ええ、上手く事を運びたいですが…」

[海軍] ミーシャ : ふと安心をする、不躾な感想だが…だからこそ

[海軍] ミーシャ : 目の前の存在は、此処に居るのは合わないのだ…非日常なのだ

[海軍] 黄猿 :  

[海軍] 黄猿 :  

[海軍] 黄猿 :  

[メイン] system : [ ミーシャ ] AP : 1 → 0

[メイン] 時臣 : では私の手番だな

[メイン] 時臣 : 当然襲撃だ!!

[メイン] 時臣 : これで最後だ、さとう!

[メイン] 松坂さとう : ええ

[メイン] 松坂さとう : これで、最後です

[メイン] 時臣 : 戦闘開始

[メイン] マルクト : …そうですね

[メイン] 時臣 : 『キャスター』
筋力:E 魔力:E 敏捷:C 耐久:D++ 幸運:D+ 宝具:B
『時臣』
筋力:E 魔力:C→EX

[メイン] バーサーカー : 「アンタなら、真の"敗北"……教えてくれんだろうなァ…?」

[メイン] 時臣 : 当然「攻撃:魔力」だ

[メイン] 松坂さとう : 「策士」 戦闘時、『真名』を知っているサーヴァントが敵陣営にいる場合、一体につき2点の魔力を得る。この魔力は戦闘終了時に失われる。

[メイン] system : [ 松坂さとう ] 追加魔力 : 0 → 2

[メイン] 時臣 : 防衛側、対応したまえ

[メイン] 松坂さとう : ……いいでしょう

[メイン] 松坂さとう : 私は、マルクトさんの夢

[メイン] 松坂さとう : 叶う姿

[メイン] 松坂さとう : 見てみたくなりました

[メイン] バーサーカー : 「卑怯」 ターン開始時に使用する。『真名』を知っているサーヴァント1体を対象とする。そのターンの間、そのサーヴァントと戦闘する場合、自分のステータスを全て1ランク上げる。

[メイン] マルクト : ………さとうさん!

[メイン] バーサーカー : 「狂化」 全ステータスが2ランク上昇する。戦闘時の魔力追加によるステータス上昇効果が全て2倍になる。

[メイン] バーサーカー : 「最後の最後まで足掻かせてもらうぜェ~~~!!ボウズ~~~~!!!」

[メイン] 松坂さとう : ………ああ、もう、私は……きっと、これで……。

[メイン] 松坂さとう : "罪の意識"─────────。

[メイン] ミーシャ : その喧騒を掻き消す様に

[メイン]   : 『     』

[メイン] 時臣 : 「何!?」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 激しい爆発を以て、黒づくめがその戦域に侵入する

[メイン] 松坂さとう : 「─────なっ!?」

[メイン] キャスター : 「……これは驚いた」

[メイン] マルクト : 「……な…!?」

[メイン] 『不敗の青年』 : 『ファイエル!』

[メイン] ミーシャ : 「ライダー!」

[メイン] 松坂さとう : 「…………ふふ、なるほど、なるほど……」

[メイン] 『不敗の青年』 : キャスターに向けて、魔術を放出する

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「後一手、だな」

[メイン] キャスター : 「ぐ!?」
応戦するが、反応が遅れる。

[メイン] ミーシャ : 「約束は果たしましょう」

[メイン] 時臣 : 「……形振り構わないか!」

[メイン] ミーシャ : 「生きて、勝つ…そのために」

[メイン] マルクト : 「…あなたたちは…!」

[メイン] バーサーカー : 「そうだぜェ~~~~………?」

[メイン] バーサーカー : 「どんな汚い手でも使って……」

[メイン] バーサーカー : 「オメェをブチのめすんだよォ~~~~~~ッッッ!!!」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「さぁ、押し通す」

[メイン] 時臣 : 「ぐっ!」

[メイン] 『不敗の青年』 : 『さあ、もう一押しといこうか』

[メイン] 『不敗の青年』 : 「魔術師」 
戦闘時のみ使用可能。『真名』を知っているサーヴァントを好きなだけ対象とする。そのサーヴァントのステータスを全て2ランク下げる。魔力を1消費する。
これは広義の魔術を扱う者ではない。
扱うのは艦船。好敵手の言葉を借りるのであれば戦闘芸術の美麗さから名付けられたもの。

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「…!」

[メイン] バーサーカー : 「へェ………」

[メイン] アーチャー : 「おおっと!」

[メイン] 時臣 : おっと

[メイン] 時臣 : これは宝具効果だ

[メイン] 『不敗の青年』 : 『宝具ランクは下がらないのかな?』

[メイン] 時臣 : なのでステータスは魔力は低下しない

[メイン] バーサーカー : まずい

[メイン] 時臣 : そうだ、他は全部下がる

[メイン] ミーシャ : まずい

[メイン] 時臣 : 宝具ランクはさがる

[メイン] 『不敗の青年』 : 『そうだろな』

[メイン] 時臣 : 『キャスター』
筋力:E 魔力:E 敏捷:E 耐久:E++ 幸運:E+ 宝具:D
『時臣』
筋力:E 魔力:C→EX

[メイン] 時臣 : 現在こうだ

[メイン] 『不敗の青年』 : 『防御宝具があればいいのかな?』

[メイン] 時臣 : 「なんだと……!?」

[メイン] 『不敗の青年』 : 『…どうにも私は前世から劣勢にばかり当たっているような気がする
東洋の言葉では因果と言うんだったか?』

[メイン] 『不敗の青年』 : 『まぁいいさ 適当に流すよ』

[メイン] 『不敗の青年』 : 「ミラクル・ヤン」 e+
防衛時に使用可能。味方陣営が勝利し、勝利を2点獲得する。
宝具ランク未満の幸運ランクしか襲撃側が持たない場合、襲撃側のサーヴァント1体の全ステータスを永続的に1ランク下げる。
奇跡の体現。神秘性は薄いが、奇跡とは人が起こすものなのである。

[メイン] 時臣 : 「!!!」

[メイン] キャスター : 「ば、バカな!!」

[メイン] バーサーカー : 「ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッッッッ!!!!」

[メイン] 時臣 : 宝具で生み出した至高の魔力が失われ。

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「…いつになく窮地だが…いい指揮官が居たらしい」

[メイン] 時臣 : 無数の宝石が砕けて落ちていく。

[メイン] 時臣 : 「ぬ、ぬううう!」

[メイン] 時臣 : 「きゃ、キャスター!!」

[メイン] アーチャー : 「わっちゃっちゃ……わお、すっごい!」

[メイン] 松坂さとう : ………この世界は、"苦い"に満ち溢れていたと思っていた。

[メイン] 松坂さとう : ……そんなことは、無かったんだね。

[メイン] キャスター : 「はっ!」

[メイン] 時臣 : 「こ、ここは退く!」

[メイン] 時臣 : 「体勢を立て直さなければ……!」

[メイン] system : [ 時臣 ] 敗北 : 2 → 3

[メイン] ミーシャ : 「……押し込めた、か」

[メイン] system : [ 松坂さとう ] 勝利 : 3 → 5

[メイン] system : [ マルクト ] 勝利 : 1 → 3

[メイン] system : [ ミーシャ ] 勝利 : 0 → 2

[メイン] system : [ 黄猿 ] 勝利 : 0 → 2

[メイン] system : [ 時臣 ] 追加魔力 : 1 → 0

[時臣陣営] 時臣 : 「……はぁ、はぁ」

[時臣陣営] 時臣 : 「ぐっ、あの……軍人風の男の宝具の効果か」

[時臣陣営] 時臣 : 「キャスターを、維持できなくなった」

[時臣陣営] 時臣 : 「……だが、まだ魔力は残っていて、令呪もある」

[時臣陣営] 時臣 : 「優雅とは到底言い難いが……しかし」

[時臣陣営] 時臣 : 「……マスターさえ倒せば、まだ勝機はある」

[時臣陣営] 時臣 : 「サーヴァントを奪えば……!}

[時臣陣営] 時臣 :  

[時臣陣営] 時臣 :  

[…………] ギム・ギンガナム : 戦いを見ていた男が一人。
ギム・ギンガナム。

[…………] ギム・ギンガナム : 「ハッハッハッハ!!!この小生を放っておいてこのような愉快な催しをしていたとはなァ!!!」

[…………] ギム・ギンガナム : その戦いを見届け、満足げに笑う。
これを求めてここまで来たと言わんばかりに。

[…………] ギム・ギンガナム : 「そうだあの男!見覚えがある!」
彼は、その戦いの模様を思い返して黒歴史に思いを馳せる。

[…………] ギム・ギンガナム : 「確か…ファイルA.D.3599の…」

[…………] ギム・ギンガナム : 「そうだ思い出した、ミラクル・ヤン!自由惑星同盟の…」
興奮した彼は、かつて見たその映像の情報を次々と思い出す

[…………] ギム・ギンガナム : 「あの魔術師がこの戦場にいる!!!一戦交えてみたいものだなァ!!!ハッハッハッハ!!!」

[…………] ギム・ギンガナム : 「にしても…」
振り返って
「一人、このギム・ギンガナムとランサーと剣を交えずに退場してしまったようだ
 残念だ…一度剣を交えてみたかったのだがァ!!!」

[…………] ギム・ギンガナム : 月夜を見上げて
「だが…まだ猛者達は多くいる 待っていろ、英雄達よ!このギム・ギンガナムとの戦いを!!!」

[…………] :

[メイン] 時臣 : では

[メイン] 時臣 : 大同盟の手番です

[メイン] 時臣 : 1だけAPあまってます、誰に行動させますか?

[雑談] system : [ 時臣 ] 追加魔力 : 0 → 0

[雑談] system : [ 時臣 ] AP : 1 → 0

[メイン] 黄猿 : おやァ~~~~?
わっし以外も行動できるのかァ~~~い?

[雑談] system : [ 松坂さとう ] 追加魔力 : 2 → 0

[メイン] system : [ 黄猿 ] 魔力 : 4 → 3

[メイン] 時臣 : 同盟ですからねぇ

[メイン] 時臣 : 相談の上ですけどね

[メイン] 時臣 : これも今ルール改正しよう

[メイン] 時臣 : 「自分のAPを同盟相手の誰かに譲渡もできる」としよう

[メイン] 松坂さとう : 私はなにもで
3人に譲ります

[メイン] マルクト : なにもですね~

[メイン] 黄猿 : では調査でもしようかねェ~~~~

[メイン] ミーシャ :

[メイン] 黄猿 : 2個貰うよォ~~~~

[メイン] 時臣 : では秘匿でもらっといてねぇ

[メイン] system : [ 黄猿 ] AP : 1 → 0

[メイン] 時臣 :  

[メイン] 時臣 : ・脱落
マスターとサーヴァントが揃っていない陣営は脱落扱いになる。
さらに、どちらも健在でも毎ターン一番最後に敗北数が最も多い陣営が追加で脱落する。
脱落が決定した陣営は次のターンの最後にマスターかサーヴァントのいずれかを失う。
どっちを失うかは好きにしていい。
マスターは脱落しても死亡しない限り、盤面に残り続けることはできる。

・MVP
毎ターン一番最後に勝利数が最も多い陣営はMVPとなる。
MVPとなった陣営は1d6+3点の魔力を獲得することができる。
同数の場合は人数分で割り振りになる。余りは全て切り捨て。
足りない場合でも最低1点必ず貰える。
勝利数が全員0の場合は無視する。

[メイン] 時臣 : まず時臣が脱落決定

[メイン] 時臣 : 次のターンのケツに私かキャスターが消える

[メイン] 時臣 : これRPはすきにしていいんだから今すぐにしよ

[メイン] 時臣 : その方がテンポがいい

[メイン] 時臣 : というわけでキャスターが消滅することにする

[メイン] 時臣 : 次はMVP処理

[メイン] 時臣 : MVPは同盟しているなら陣営割り振りとなる

[メイン] 時臣 : 1d6+3 (1D6+3) > 1[1]+3 > 4

[メイン] 『不敗の青年』 : 『そうなのかい?ありがたい』

[メイン] 松坂さとう : ありがたい…

[メイン] 時臣 : 仲良く1点魔力どうぞ

[メイン] ミーシャ : すごくありがたい

[メイン] system : [ 松坂さとう ] 魔力 : 4 → 5

[メイン] system : [ ミーシャ ] 魔力 : 4 → 5

[メイン] マルクト : ありがたい~~~~

[メイン] マルクト : 🌈

[メイン] system : [ マルクト ] 魔力 : 2 → 3

[メイン] 時臣 : 続けて同盟の継続・破棄

[メイン] 時臣 : 同盟の人達は継続するか破棄するか選んでください

[メイン] 時臣 : 破棄した人は同盟から抜けます

[メイン] ミーシャ : どうしませうかね

[メイン] 黄猿 : 間に挟まれないねェ~~~

[メイン] 松坂さとう : 私は破棄せずです
以上

[メイン] system : [ 黄猿 ] 魔力 : 3 → 4

[メイン] ミーシャ : 破棄はしません

[メイン] 黄猿 : というのはともかく このまま蹂躙というのもなんだかねェ~…

[メイン] 黄猿 : でもまぁ、後1ターンくらいは結んでおくかねェ~~~

[メイン] マルクト : しません~

[メイン] 時臣 : では

[ミーシャ] ミーシャ : 寒々とした空の元、狭い家ながら久しく賑わう状態でそこに帰還した

[ミーシャ] 松坂さとう : 「……」

[ミーシャ] ミーシャ : 「どうぞ、おかけください」

[ミーシャ] 松坂さとう : ミーシャと黄猿に、頭を下げる。

[ミーシャ] 松坂さとう : 「……助かりました」

[ミーシャ] ミーシャ : 「狭い家ですけど…と」

[ミーシャ] マルクト : 「……あ、あの…先ほどは、ありがとうございました!」

[ミーシャ] 松坂さとう : ミーシャの言葉に頷き、近くにあったソファへ座る。

[ミーシャ] ミーシャ : 「…いえ、こちらの利を取った結果ですし何より」

[ミーシャ] マルクト : 同じように、ぺこりと頭を下げて。

[ミーシャ] 松坂さとう : 「……一つ、よろしいでしょうか」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…ええ」

[ミーシャ] 松坂さとう : 「ハッキリ言って、先程の加勢は……」

[ミーシャ] 松坂さとう : 「貴方がたに"利"は無いはずです」

[ミーシャ] 黄猿 : 「…情勢からのものだねェ」

[ミーシャ] マルクト : 話を聞きながら、ソファーへと腰を下ろす。

[ミーシャ] 松坂さとう : 「むしろ、加勢によるデメリットの方が大きい」

[ミーシャ] 松坂さとう : 「情勢として考えたとしても……」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…あの術士は、ひどく脅威でしたから」

[ミーシャ] 松坂さとう : 「私とマルクトさんを捨て駒にし、あの時臣の魔力が尽きた後に息の根を止めればよかった、そうではありませんか?」

[ミーシャ] ミーシャ : 「生憎、此方の陣営も束ねて盤石とは言い切れませんし」
明け透けなく答えつつ

[ミーシャ] 松坂さとう : 「…………」

[ミーシャ] マルクト : 「……あのぅ、場にわきまえないんですが…」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…私としては、見殺しは好まない…おや?」
マルクトに視線を向けて

[ミーシャ] マルクト : 「……もしかして、善意だったり……します?」

[ミーシャ] ミーシャ : 「……」

[ミーシャ] 松坂さとう : ………見殺しは、好まない……ですか。

[ミーシャ] ミーシャ : 目を閉じて、少し考え込む

[ミーシャ] マルクト : 真面目な顔で。

[ミーシャ] 松坂さとう : はぁ。と溜息を一つ。

[ミーシャ] 『不敗の青年』 : 『勿論、善意が無いとは言わないよ』

[ミーシャ] ミーシャ : …善意かどうか、言えるだろうか

[ミーシャ] 『不敗の青年』 : 冷静に答える

[ミーシャ] 松坂さとう : 「……皆さん、これ……戦争、ですよ?」

[ミーシャ] ミーシャ : あの子を見捨てた私が

[ミーシャ] 松坂さとう : 試してみる。

[ミーシャ] 松坂さとう : 私は、知りたい。

[ミーシャ] 松坂さとう : この2人の真意を。

[ミーシャ] ミーシャ : 「…では、返すようですが」

[ミーシャ] 松坂さとう : 善意なのか、それとも"苦い"のか。

[ミーシャ] マルクト : 「……さとうさんだって、そうですよね」

[ミーシャ] ミーシャ : 「明日から戦争です、では気にせず殺してください、と」

[ミーシャ] 松坂さとう : 「……………。」

[ミーシャ] ミーシャ : 「受け入れられますか?」
これは、そのまま

[ミーシャ] 黄猿 : 「…」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…それを良しとしてでも勝ちたいと言うのがあるのなら、そうかもしれませんが」

[ミーシャ] 松坂さとう : ………その答えに、私は……。

[ミーシャ] マルクト : 「………」

[ミーシャ] 松坂さとう : 「………叶えたい夢なら、ありますよ、ええ」

[ミーシャ] 松坂さとう : 「ただ………」

[ミーシャ] 松坂さとう : マルクトに視線をやり。

[ミーシャ] 松坂さとう : 「………"お人好し"を蹴散らしてまで得たいとは……」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…ふむ」

[ミーシャ] 松坂さとう : 「思いませんね」

[ミーシャ] ミーシャ : 「……私もですよ」

[ミーシャ] マルクト : 「……むう」

[ミーシャ] ミーシャ : 「何より、私は…」

[ミーシャ] マルクト : 「……それこそ、さとうさんだってお人よしですよね」

[ミーシャ] ミーシャ : 「……」

[ミーシャ] 松坂さとう : 「……」
じっと、マルクトの方を向く。

[ミーシャ] 松坂さとう : ……私が、お人好し……?

[ミーシャ] マルクト : 「それこそ、あなただって見捨てられたじゃないですか……私のこと」

[ミーシャ] 松坂さとう : こんな、独善の塊なのに。

[ミーシャ] ミーシャ : 「…まあ、そうですね」

[ミーシャ] 松坂さとう : 「……………」

[ミーシャ] マルクト : 「でも、手を取ってくれた」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…それに、さとうさん…でしたね?」

[ミーシャ] 松坂さとう : 「……目覚めが悪いだけですよ、貴女が死んでしまえば、ええ」

[ミーシャ] 松坂さとう : ミーシャの方を向く。

[ミーシャ] マルクト : 「それをお人よし、っていうんですよ」

[ミーシャ] マルクト : にこりと笑って。

[ミーシャ] ミーシャ : 「そも、そう言うのならお人好しとわからない相手には刃を向けられた筈です」

[ミーシャ] 松坂さとう : 「────────」

[ミーシャ] 松坂さとう : ……私は──────。

[ミーシャ] ミーシャ : 「…それを選ばなかったのなら」

[ミーシャ] 松坂さとう : 席を立つ、さとう。

[ミーシャ] ミーシャ : 「……まだ…」

[ミーシャ] 松坂さとう : 「………」
ミーシャらに、背を向ける。

[ミーシャ] ミーシャ : 「…」

[ミーシャ] マルクト : 「………」

[ミーシャ] 松坂さとう : 「……まだ戦争は続いています、それだけです」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…」

[ミーシャ] 松坂さとう : そうして、そのまま外へ───。

[ミーシャ] マルクト : 「……そうですね」

[ミーシャ] マルクト : 壮絶な戦争、それでも……私は私を示し続けられるのか。

[ミーシャ] ミーシャ : 「…戦争、ですか」

[ミーシャ] ミーシャ : ……戦火は

[ミーシャ] ミーシャ : 間違いなく、私たちを狂わせるというのに

[ミーシャ] マルクト : 「……浮かない顔ですね」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…」

[ミーシャ] マルクト : ちらりと、ミーシャの方を向いて。

[ミーシャ] ミーシャ : 「少し、思う所があるだけです」

[ミーシャ] ミーシャ : …何せ

[ミーシャ] ミーシャ : 私には、夢も何もありはしない

[ミーシャ] マルクト : 「………まあ、私だってそうですよ
思う所ありありです」

[ミーシャ] ミーシャ : 生きて、考えるしか無いのだから

[ミーシャ] ミーシャ : 「…この戦争で勝ちたい、のですよね」

[ミーシャ] ミーシャ : 「二人は」

[ミーシャ] マルクト : 「……ええ」

[ミーシャ] マルクト : 「…私の実力を示せる…と意気込んでいたのですが」

[ミーシャ] マルクト : 「……その機会も今だなく、驕っていただけなのだと……」

[ミーシャ] マルクト : 「…先ほどのお二人を見て、痛感しました」

[ミーシャ] ミーシャ : 「成る程」
考え方が、違うのだな

[ミーシャ] マルクト : …私は実力が伴わない。

[ミーシャ] ミーシャ : 魔術師として生きてたら、こうだったのだろうか?

[ミーシャ] ミーシャ : 「…」

[ミーシャ] マルクト : 魔術師としても、異端であろうその考え方。

[ミーシャ] ミーシャ : ちらりと、紋章に目をやる

[ミーシャ] マルクト : 結果を優先するのではなく、過程を優先。
だなんて、意味がない。

[ミーシャ] マルクト : 「………?」

[ミーシャ] ミーシャ : 魔術師たる証、同一証明…だが

[ミーシャ] マルクト : その紋章に目をやって。

[ミーシャ] ミーシャ : 「貴女は、魔術師さんでしたよね?」

[ミーシャ] マルクト : 「……ええ、最も…下級ですが」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…私も、そういう血筋だったと昔聞かされました」

[ミーシャ] マルクト : 「………ふむ」

[ミーシャ] ミーシャ : 「しかし、結局…何も成さず、しかし質だけは良かったそうで」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…最終的に、私の父と母は殺され弟はその質だけを素材とするため、攫われました」

[ミーシャ] ミーシャ : 「……私だけは、それを1人息を潜めてやり過ごしましたが」

[ミーシャ] マルクト : 「………なるほど」

[ミーシャ] ミーシャ : 「貴女は…」

[ミーシャ] マルクト : 「運よくあなたは生き残ることが出来たと」

[ミーシャ] ミーシャ : 「"らしく"無いのですね」

[ミーシャ] マルクト : そう言ったことは、この世界では”聞いた”がある。

[ミーシャ] ミーシャ : 「私は、魔術師というのは」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…ひどく残酷だと、決めていましたが…」

[ミーシャ] マルクト : …体験しているわけでもなく、かといって起こしたこともない。
どこか絵空事のような、

[ミーシャ] マルクト : 「……まあ、そう言う人の方が多いと思います」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…この記憶も、経験も」

[ミーシャ] マルクト : 「私は……いつまで経っても、平凡な思考で
…上手くなじんでいないだけでもありますから」

[ミーシャ] ミーシャ : 「……」

[ミーシャ] ミーシャ : 「でも、しかし」

[ミーシャ] マルクト : 「………はい」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…貴女は、良い人みたいです」

[ミーシャ] ミーシャ : 「私は、違う…多分、他も違う」

[ミーシャ] マルクト : 「……そう、でしょうか…」
そんな事言われるのは……今までになかった。

[ミーシャ] ミーシャ : 「だって、そんな悩みを抱えるくらいには、らしくないのなら」

[ミーシャ] ミーシャ : 「……案外、夢見は良さそうです」

[ミーシャ] ミーシャ : 「……」

[ミーシャ] ミーシャ : 「今一度聞かせてください」

[ミーシャ] マルクト : 「……は、はい!」

[ミーシャ] ミーシャ : 「勝って、何がしたかったんです?」

[ミーシャ] マルクト : その声に、再度向き直り。

[ミーシャ] マルクト : 「……私は…」

[ミーシャ] マルクト : 少しの間、口噤み。

[ミーシャ] マルクト : 「……きっと、自分自身を表したかったのだと思います」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…成る程」

[ミーシャ] マルクト : 「……噂に聞いた聖杯戦争、それに勝つことが出来れば私も認めてもらえるのだと…」

[ミーシャ] マルクト : 「…そう思って挑んでいたのですが、ちょっと…私には、まるっきり違う世界を見ているようでした」

[ミーシャ] マルクト : 「…あなたのような人も、初めて見ましたし」

[ミーシャ] ミーシャ : 「……殺し合い、ですから」

[ミーシャ] ミーシャ : 「それも、自身の身に余る力を、手にして」

[ミーシャ] マルクト : 「……ええ、甘い考えだったのでしょう」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…なら」
…それなら?

[ミーシャ] ミーシャ : 「……もし、万が一」

[ミーシャ] マルクト : 「……ええ」

[ミーシャ] ミーシャ : 「勝ってしまっても、貴女らしくいられますか?」

[ミーシャ] マルクト : 「………」

[ミーシャ] マルクト : 「わかりません、が」

[ミーシャ] マルクト : 「私は……血に濡れたとしても…」

[ミーシャ] マルクト : 「……私らしくある、そう決めました」

[ミーシャ] ミーシャ : 「……」

[ミーシャ] ミーシャ : 一つ、懸念があった

[ミーシャ] マルクト : 「………っ」

[ミーシャ] ミーシャ : 私は、血に濡れて、力を与えられたら

[ミーシャ] ミーシャ : 多分、道を違えるかもしれない、だから

[ミーシャ] ミーシャ : 「…言い切って、くれますね」

[ミーシャ] マルクト : 魔力のぶつかり合いで体を揺さぶられて。
今も戦っているのであろうさとうのことを、思いながら。

[ミーシャ] マルクト : 「……はい」

[ミーシャ] マルクト : それで期待されたのなら、そうなってやる。

[ミーシャ] ミーシャ : …私は

[ミーシャ] ミーシャ : 負けていい、敗れていい

[ミーシャ] ミーシャ : 夢を見たくは無い、だから

[ミーシャ] ミーシャ : 「…」

[ミーシャ] ミーシャ : 「勝てると、いいですね」

[ミーシャ] マルクト : 「……ええ、勝ちますとも」

[ミーシャ] マルクト : 「……人死にはなるべく出さない方向で!」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…相変わらず、らしくない」

[ミーシャ] マルクト : 「あはは……」

[ミーシャ] ミーシャ : 「でも、まあ」

[ミーシャ] ミーシャ : 「会えて良かったと、言わせてください」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…少なくとも、貴女みたいなのが居るなら」

[ミーシャ] ミーシャ : 「……恨まずに済む、盲目なまま」

[ミーシャ] マルクト : 「……」

[ミーシャ] マルクト : 「…私はきっと、誰かを見捨てられない質ですから」

[ミーシャ] マルクト : 「…あなたも、また…その誰かの一人なんです」

[ミーシャ] マルクト : 「盲目だというなら、見る手伝いだってしてあげたいんですよ」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…見えすぎてしまったら、私は私でいられるかはわからない」

[ミーシャ] ミーシャ : 「私は、ただの人です」

[ミーシャ] ミーシャ : 「運が悪かったかもしれないし、それなりに苦しんできたけど」

[ミーシャ] ミーシャ : 「ただの人でしか無い」

[ミーシャ] マルクト : 「……私だってそうですよ?」

[ミーシャ] ミーシャ : 「度の過ぎた苦痛は人を鈍らせます、余りある力は人を歪ませます」

[ミーシャ] ミーシャ : 「私は、多分」

[ミーシャ] マルクト : 「…ちっぽけでただの人。でも、きっと…」

[ミーシャ] ミーシャ : 「……」

[ミーシャ] ミーシャ : 眩しい、と言うやつなのだろう

[ミーシャ] マルクト : 「その人らしくあれるのもまた、私なんです」

[ミーシャ] マルクト : 「…あなただって、そうなんですよ」

[ミーシャ] ミーシャ : 希望は、あるのかもしれない

[ミーシャ] ミーシャ : …でも

[ミーシャ] ミーシャ : 「…だとしても、もう」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…希望を掴む意味は、私にはありませんから」

[ミーシャ] ミーシャ : …幻影は、拭えない

[ミーシャ] マルクト : 「……ありますよ、だって…」

[ミーシャ] マルクト : 「まだ終わってないじゃないですか、何も」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…そう、なのでしょうね」
そうだろう、貴女は終わっていない

[ミーシャ] ミーシャ : 「でも、私は」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…終わった後ですから」

[ミーシャ] マルクト : 「……もー」

[ミーシャ] マルクト : 「それなら、今ここにいる意味もないでしょう」

[ミーシャ] ミーシャ : 「ありますよ」

[ミーシャ] ミーシャ : 「死ぬその日まで」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…私は、あの日を」

[ミーシャ] マルクト : 「でもその日はまだずっとずっと先です」

[ミーシャ] マルクト : 「………」

[ミーシャ] ミーシャ : 「見捨ててしまったあの日を」

[ミーシャ] ミーシャ : 「悔やみ続ける必要が、ありますから」

[ミーシャ] マルクト : ……言っていた、あの過去だろう。

[ミーシャ] マルクト : ……それでも……。

[ミーシャ] マルクト : 「あなただけが生き残れたんです」

[ミーシャ] ミーシャ : 「生き残れた事を、どう思えばいいのでしょう?」

[ミーシャ] ミーシャ : 「私は…」

[ミーシャ] マルクト : 「……その分生きればいいじゃないですか」

[ミーシャ] ミーシャ : 「……」

[ミーシャ] マルクト : 「そう、悔やむ必要だってありません」

[ミーシャ] マルクト : 「……ただ、前だけ見るんです」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…前、を」

[ミーシャ] マルクト : 「難しいなら、まっすぐ立つだけも構いません」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…真っ直ぐ」

[ミーシャ] ミーシャ : 「たとえ、先に何も無いとしても?」

[ミーシャ] マルクト : 「……何もないなら、作りましょう」

[ミーシャ] マルクト : 「作れないなら、その手伝いだってしますよ!なにせお人よし、らしいので」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…はは、成る程」

[ミーシャ] ミーシャ : 「そりゃあ、随分とお優しい…」

[ミーシャ] マルクト : ふふん、と自慢げに。

[ミーシャ] マルクト : 「…どうしても、難しいなら」

[ミーシャ] マルクト : すっく、と立ち上がって。

[ミーシャ] マルクト : 「……この戦争で勝ち残ってください
生き残ってください」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…」

[ミーシャ] ミーシャ : それを

[ミーシャ] ミーシャ :

[ミーシャ] ミーシャ : 願うのが、そうか

[ミーシャ] ミーシャ : らしいのだろう、とても

[ミーシャ] ミーシャ : 「……生きて、ですか」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…それは」

[ミーシャ] ミーシャ : 「……それなら、出来る」

[ミーシャ] マルクト : 「ふふ」

[ミーシャ] マルクト : 「その意気です!」

[ミーシャ] マルクト : 「それが、まっすぐ立つってことですから」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…成る程」

[ミーシャ] ミーシャ : 「意外と、普通なんだ」
くすりと笑う

[ミーシャ] 松坂さとう : コンコン、部屋の扉へノックが。

[ミーシャ] マルクト : 「そうですね、案外普通です」

[ミーシャ] マルクト : 「……おや」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…あら」

[ミーシャ] 松坂さとう : そこへ、静かな表情のさとう……いや。

[ミーシャ] ミーシャ : 「お戻り、ですか」

[ミーシャ] 松坂さとう : 決意を固めた少女が。

[ミーシャ] 松坂さとう : 「……ええ、私のサーヴァントが暴走をしておりまして、その処置に入っておりました」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…バーサーカーが、暴走」

[ミーシャ] 松坂さとう : 頷く。

[ミーシャ] 松坂さとう : 「……そしてもう、魔力の維持は不可」

[ミーシャ] マルクト : 「………さとうさん、まさか…」

[ミーシャ] 松坂さとう : 「私ももうじき脱落、ですね」
2人に笑みを見せる。

[ミーシャ] マルクト : ごくりと唾を飲む。

[ミーシャ] ミーシャ : 「…何をする気で」

[ミーシャ] マルクト : 「…………」

[ミーシャ] ミーシャ : 「……」

[ミーシャ] ミーシャ : 「そう、ですか」

[ミーシャ] マルクト : あの戦いぶりは、壮絶だった。
だからその分魔力の消耗は激しい、そう考えていたが……

[ミーシャ] マルクト : 「…死に、ませんよね?」

[ミーシャ] 松坂さとう : 「……どこかのお人好しさんが、叶えたい夢、見つけたい夢があるそうですからねぇ」

[ミーシャ] 松坂さとう : 「……さぁ、どうでしょうね……」
マルクトに。

[ミーシャ] ミーシャ : 「……」

[ミーシャ] 松坂さとう : 「……ただ、私も死ぬつもりはありません、が……」

[ミーシャ] 松坂さとう : 「"絶対"は、無いでしょうね」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…ええ」

[ミーシャ] 松坂さとう : そうして、ポケットから一枚の写真と、鍵をテーブルの上に置く。

[ミーシャ] ミーシャ : 「…これは?」

[ミーシャ] 神戸しお : そこには、可愛らしい少女の写真が。

[ミーシャ] 松坂さとう : 「……私だけの、"ハッピーシュガーライフ"です」

[ミーシャ] マルクト : 「……」

[ミーシャ] ミーシャ : 「……」

[ミーシャ] 松坂さとう : 「もし、私に何かあれば……」

[ミーシャ] ミーシャ : 「さとうさん」

[ミーシャ] 松坂さとう : 「……よろしくお願いしますね」

[ミーシャ] 松坂さとう : ニコ、と笑う。

[ミーシャ] ミーシャ : 「…」
顔を、歪ませる

[ミーシャ] マルクト : 「それは、断ります」

[ミーシャ] 松坂さとう : 「………何故です」

[ミーシャ] マルクト : 「だって、承諾してしまえば…」

[ミーシャ] マルクト : 「あなたはきっと、死地に赴く」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…家族なんですよね」

[ミーシャ] マルクト : 「……それは、この子のためだと思うんですか?」

[ミーシャ] ミーシャ : 「生きているのに、手が届くのに」

[ミーシャ] 松坂さとう : 「……………」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…手放すなどと、言わないでください」

[ミーシャ] マルクト : ミーシャの言葉にこくりと頷き。

[ミーシャ] 松坂さとう : 「……分かりました……」

[ミーシャ] ミーシャ : 「もし」

[ミーシャ] 松坂さとう : 「出来る限りは、生きて帰ってこれるよう尽力しますよ」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…」

[ミーシャ] ミーシャ : 「その鍵と写真は、持ってください」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…本当に、本当にもしもの時がくるとしても」

[ミーシャ] 松坂さとう : ふぅ。と溜息を吐き。
写真と鍵を大人しく回収する。

[ミーシャ] マルクト : 「あなただって……立ち続けられるんですから」

[ミーシャ] ミーシャ : 「その時は、託されたからでなく」

[ミーシャ] 松坂さとう : 「……ええ、ええ、分かりましたよ……お人好しの2人方」

[ミーシャ] ミーシャ : 「……」

[ミーシャ] 松坂さとう : 「どこまでの貴女方は」

[ミーシャ] 松坂さとう : 「"甘い"んですね」
決して、苦くない。

[ミーシャ] マルクト : 「3人、じゃないですか?」
にやりと笑って。

[ミーシャ] 松坂さとう : そうして、踵を返そうとして。

[ミーシャ] 松坂さとう : 「…………」

[ミーシャ] ミーシャ : 「……そうでしか、生きていないから」

[ミーシャ] 松坂さとう : フッ、と笑いを零し。

[ミーシャ] 松坂さとう : 部屋の扉の奥へ。

[ミーシャ] 松坂さとう : ……の前に

[ミーシャ] マルクト : …お人よしでもなければ、ここに二度と現れる必要はなかったからだ。

[ミーシャ] 松坂さとう : 「……皆さんと会えて、良かったです」

[ミーシャ] 松坂さとう : そう言い残し、姿を消した。

[ミーシャ] ミーシャ : 「……ええ」

[ミーシャ] マルクト : 「………こちらこそ」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…話し込んで、しまった」

[ミーシャ] マルクト : 「……ええ、でも…」

[ミーシャ] マルクト : 「悪くない時間でした」

[ミーシャ] ミーシャ : 「それなら何より」

[ミーシャ] ミーシャ : 「私にとっても…」

[ミーシャ] ミーシャ : 「久しく、客を上げたので」

[ミーシャ] マルクト : ふふ、と笑って。

[ミーシャ] マルクト : 「……またお邪魔させてください」

[ミーシャ] マルクト : そのまま、背を向けて。
扉へと歩を進める。

[ミーシャ] ミーシャ : 「…ええ」

[ミーシャ] ミーシャ : 「今度は、お茶を出しましょう」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…弟が好きだった、お茶があるんです…」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…また、来てくださいね」

[ミーシャ] マルクト : 開ける直前に、足が止まって。

[ミーシャ] マルクト : 「……それは是非、楽しみです」

[ミーシャ] マルクト : もう一度だけ顔を見せて、にこり。

[ミーシャ] マルクト : 残りは、扉の先に。

[ミーシャ] ミーシャ : …久しく笑い返して

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「…満足したか」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…ええ」

[ミーシャ] ミーシャ : 「"私"は生きます」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…そうします」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「……そうか」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「なら、気を張れ」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「…俺は、果たす」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…私も、果たしましょう」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : その答えに満足したか

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : するりと、姿を消す

[ミーシャ] ミーシャ : そして

[ミーシャ] ミーシャ : 最後に一人

[ミーシャ] ミーシャ : 何かに備えて、瞳を閉じた

[ミーシャ] ミーシャ :  

[ミーシャ] ミーシャ :  

[マルクト] マルクト : 扉のその先。

[マルクト] マルクト : ………はぁ~~~~~~~~。

[マルクト] マルクト : みんなみんな、信念が強くて……誰も彼も、輝いて見えます。

[マルクト] マルクト : それと戦うのは、勇気がいる、意志がいる。

[マルクト] マルクト : ………ああ、でも……

[マルクト] マルクト : これが『私を見せる機会』なんでしょう。

[マルクト] マルクト : なら、もう二度とないかもしれない機会。

[マルクト] アーチャー : 「浮かない顔だね~?もとい、さっきまでの話だけど!」

[マルクト] マルクト : 「…アーチャー」

[マルクト] アーチャー : フフン、と笑い。

[マルクト] アーチャー : 「…今もずっとずっと輝いてる、それこそが……」

[マルクト] アーチャー : 「偉業を成せる、偉人って言えるんじゃないかな」

[マルクト] マルクト : 「………」

[マルクト] マルクト : 「……頑張りますよ、私が私でいられるように」

[マルクト] マルクト : 「私を見せられるように」

[マルクト] マルクト : あとは、ぶつかり合うだけ。

[マルクト] マルクト : ……今日は月が輝くいい夜だった。

[マルクト] マルクト :  

[マルクト] マルクト :  

[マルクト] マルクト :  

[マルクト] 松坂さとう :  

[マルクト] 松坂さとう :  

[マルクト] 松坂さとう :  

[松坂家] バーサーカー : 「ン~~~~フ~~~~フ~~~~♪」

[松坂家] バーサーカー : 夜の公園を上機嫌な鼻歌を奏でながら歩く、巨漢。

[松坂家] バーサーカー : 先の戦いにて、真の強者との戦いに血が滾っていた。

[松坂家] 松坂さとう : 「……バーサーカー」

[松坂家] バーサーカー : 「……ン~~~~~~~?おんやぁこれはこれは、マスター、ンフフフフフフ~~~」

[松坂家] 松坂さとう : 電灯の明るいステージへ、少女が一歩踏み出し、その姿を露わにする。

[松坂家] 松坂さとう : 「……勝手な行動を……」

[松坂家] 松坂さとう : 「……いえ……でもこれは……」

[松坂家] 松坂さとう : 「利害が一致しております」

[松坂家] 松坂さとう : 「私は………」

[松坂家] 松坂さとう : ──────勝ち残ってほしい人がいるから。

[松坂家] バーサーカー : 「ンフフフフフフ……」

[松坂家] バーサーカー : ────────"敗北"を知りたいから。

[松坂家] 松坂さとう : ニコ、と笑い。

[松坂家] 松坂さとう : 「……最後に……盛大な、大きな花火……打ち上げましょうか」

[松坂家] バーサーカー : 「……………」

[松坂家] バーサーカー : 「ブハハハハハハハハハハハハハハハハハッッッッ!!!!!」

[松坂家] バーサーカー : 「最ッ高だアンタァッッ!!!!」

[松坂家] バーサーカー : 「俺はそれを待っていたッッッ!!!!」

[松坂家] バーサーカー : 「─────アンタがマスターで良かったぜェ~~~~~~?」

[松坂家] 松坂さとう : 「……………」

[松坂家] 松坂さとう : 返さず、踵を返す。

[松坂家] 松坂さとう : ……甘いも、苦いも、これで、最後。

[松坂家] 松坂さとう :  

[松坂家] 松坂さとう :  

[松坂家] 松坂さとう :  

[…………] ギム・ギンガナム : 「ククク……」
その男は、頭を指で叩きながら、今までの戦いに思いを馳せる。

[…………] ギム・ギンガナム : 「どれどれ…キャスター・ジル・ド・レェ、時臣の従えていたアレか
 ククク、世間一般に讃えられるモノとは逸れていても、英霊となるに相応しい」

[…………] ギム・ギンガナム : 「…バーサーカー、スペック…我がランサーを素手の暴力であそこまで追い詰める、卓越した身体能力…
 武人や騎士といった類ではないが、自らの力に誇りを持った戦士であることは確かだった…」

[…………] ギム・ギンガナム : 「それと、■リ■似の小娘が従えていたのはアーチャーだったか。弓兵というにはおかしな武器だったが…
 ランサーの槍を少しでも受け止めるとは、油断ならぬ相手だ…」

[…………] ギム・ギンガナム : 「セイバーとやらのマスターが戦場に立つ暇すらなく殺されていて…」

[…………] ギム・ギンガナム : 手に持ったカードを一枚ずつ落としていき

[…………] ギム・ギンガナム : 「残るは、アサシンとライダーか。
 暗殺者と騎兵…どちらも我がランサーの誇り高い決闘を受けてくれるような相手には思えんな」

[…………] ギム・ギンガナム : 「ライダー…恐らくあの女が従えていたガスマスクの男か…
 騎兵のようには見受けられんが…持っていた武装は投擲銃か?」

[…………] ギム・ギンガナム : 「何より、主従関係であるに関わらず奴らには何か、お互いに近いものを感じる。何かあるのか?
 奴らも黒歴史の記録内に確か…いや、今はいい」

[…………] ギム・ギンガナム : 拳を振り上げて
「そしてアサシン!!!
 奴の名はこのギム・ギンガナムも知るところ!!!」

[…………] ギム・ギンガナム : 「ヤン・ウェンリー!
 自由惑星同盟の戦術家にして奇跡の男!
 類稀なる才能を持ちながら一軍人の域を決して出ようとしなかったとも聞く!」

[…………] ギム・ギンガナム : 「それほどの男が願望機にかける願いとはなァ……
 小生としても少し気になるところ!
 だがそれ以前に小生も一人の武人、銀河の伝説に名を刻んだ英雄と一戦交えられることに興奮している!」

[…………] ギム・ギンガナム : 「出来ることなら、ギンガナム艦隊を連れて戦術戦と洒落込みたいところだが…
 ははは、流石に勝てる相手ではないかな?」

[…………] ギム・ギンガナム : 「フン…だが裏を返せばこの一人の武力が戦況を左右する状況では、このギンガナムにも、あの奇跡の男に付け入る隙があるというわけだ」

[…………] ギム・ギンガナム : 「優秀な指揮官が、優秀な戦士であるとは限らない…
 騎士、武士としての決闘ならば、勝ち目のない相手ではない…!」

[…………] ランサー : 「…そうだな。俺も、負けるつもりはない」

[…………] ギム・ギンガナム : 「たぁのもしいじゃあないかランサー!
 期待しているッ!」

[…………] ランサー : 「応えられるとは限らないが、応える努力はする」

[…………]    :

[…………]    :

[メイン] 時臣 : では2ターン目です

[メイン] 時臣 : AP回復

[メイン] system : [ 時臣 ] AP : 0 → 3

[メイン] system : [ 松坂さとう ] AP : 0 → 2

[メイン] system : [ ミーシャ ] AP : 0 → 3

[メイン] system : [ 黄猿 ] AP : 0 → 2

[メイン] system : [ ギム・ギンガナム ] AP : 0 → 2

[メイン] system : [ マルクト ] AP : 0 → 3

[メイン] 時臣 : ではギンガナムの手番だ

[メイン] ギム・ギンガナム : では!!!
約束通り決闘を申し込む!!!

[メイン] 時臣 : いいだろう!

[メイン] ランサー : スカーン

[メイン] 松坂さとう : ええ、やりましょう
決闘です

[メイン] バーサーカー : ンフフフフフフ~~~~~!!

[メイン] ランサー : 槍を構えた騎士が、その場に現れる

[メイン] バーサーカー : 大きく構えた巨漢が、その兵器を見上げる。

[メイン] ランサー : 決闘か!騎士の誇りを分かっているとは思っていなかった!!

[メイン] バーサーカー : サシで殺り合った方が楽しいだろう?

[メイン] ランサー : ふ…それもそうだな

[メイン] ランサー : では先に無粋な手出しを封じようか

[メイン] バーサーカー : ああ……来な……ボウヤッッ!!

[メイン] 黄猿 : 「横で見てるよォ~~~」

[メイン] ランサー : 戦闘前に「決闘流儀 A」を発動するっ!!!

[メイン] ランサー : 「決闘流儀 A」 騎士たるものの誇り、それは無粋な介入者を許さない。戦闘開始時に使用できる。戦闘に参加しているサーヴァント1体を対象にする。自分とそのサーヴァント以外のサーヴァントは戦闘から除外される。

[メイン] バーサーカー : ハハハハハ!!最高だぜェ!!!

[メイン] ランサー : さあ行くぞ!!!

[メイン] バーサーカー : 来なッッッ!!!!

[メイン] ギム・ギンガナム : 襲撃扱いなので連携攻撃を使わせてもらう!

[メイン] ギム・ギンガナム : そして…

[メイン] ギム・ギンガナム : 聖書の紙のようなもので作られた十字架を取り出す

[メイン] バーサーカー : ほォ~~~?

[メイン] ギム・ギンガナム : その十字架からは刃が形成され…ギンガナムは指に挟んでそれを構える
「フハハハハハハハ!!!カレーか麻婆豆腐か…とにかく辛いものが食べたくなってきた!」

[メイン] バーサーカー : 「黒鍵か……いい玩具持ってんじゃねぇかいッッ!!」

[メイン] ギム・ギンガナム : 「概念武装:黒鍵」 戦闘開始時、敵陣営の任意のステータスのランクを1つ下げる。

[メイン] ギム・ギンガナム : 無論!筋力で殴りつける以上耐久を下げさせてもらう!!!

[メイン] バーサーカー : いいぜェ!!

[メイン] バーサーカー : 「狂化」 全ステータスが2ランク上昇する。戦闘時の魔力追加によるステータス上昇効果が全て2倍になる。

俺はこれだけで対応だァ!

[メイン] バーサーカー : 筋力C、魔力E、敏捷E、耐久B、幸運E、宝具E

筋力A、魔力C、敏捷C、耐久A、幸運C、宝具C

[メイン] バーサーカー : 来なボウズッッッ!!!

[メイン] ギム・ギンガナム : ぬうっ!こちらの筋力はB+!敏捷は互角!

[メイン] バーサーカー : 魔力つぎ込めばボウヤの勝ちだな

[メイン] バーサーカー : 筋力B+→A+で

[メイン] ギム・ギンガナム : ここで下がれば武家の恥ィ!!!
魔力を持っていけランサァ!!!

[メイン] ランサー : 承知!!!

[メイン] system : [ ギム・ギンガナム ] 魔力 : 2 → 1

[メイン] バーサーカー : ンンンン~~~~~~ッッ!!いい一撃だッ

[メイン] バーサーカー : ここは一旦退くしかねェなァ

[メイン] ランサー : ボードウィンの騎士!!!キマリストルーパー!!!推して参る!!!

[メイン] ランサー : ぬうりゃあ!!!

[メイン] バーサーカー : ヌゥゥウウウッッ!!?!

[メイン] バーサーカー : グッホ……コイツは効いたぜェ……?

[メイン] system : [ 松坂さとう ] 敗北 : 2 → 3

[メイン] ランサー : バーサーカーと言ったか…
騎士ではないにしろ、その誇り高き強さ…
俺は敬意を表する!

[メイン] バーサーカー : ンフフフフフ……俺ァアンタのこと好きだぜぇ……?

[メイン] バーサーカー : 次は俺に"完全なる敗北"、プレゼントしてくれや

[メイン] バーサーカー : アバヨッッ!!!

[メイン] ランサー : いいだろう、少し早めのクリスマス・プレゼントとして考えてやる…

[メイン] 松坂さとう : 「……やはり強いですね……あの男は……」

[メイン] 松坂さとう : 「それにバーサーカーももう……勝手に戦い始める始末……」

[メイン] 松坂さとう : 「……」

[メイン] system : [ ギム・ギンガナム ] 勝利 : 2 → 3

[メイン] system : [ ギム・ギンガナム ] AP : 2 → 1

[メイン] 松坂さとう : ・調査 サーヴァントかマスター1体の情報を得る。「アイテム」「スキル一覧」「ステータス一覧」「真名」「宝具」から調査項目を選ぶ。自分だけ知れる。

[メイン] system : [ 松坂さとう ] AP : 2 → 1

[メイン] 松坂さとう : 2d6+1>=10 判定 (2D6+1>=10) > 9[5,4]+1 > 10 > 成功

[メイン] 松坂さとう : ではでは秘匿へ…

[メイン] 松坂さとう :  

[メイン] 時臣 : では

[メイン] 時臣 : 大同盟の皆さん誰が行動するかからどうぞ

[メイン] 時臣 : もうさとうさんうごいてたわ

[メイン] 時臣 : 時臣うごきます

[メイン] ミーシャ : はい

[メイン] 黄猿 : いいよォ~~

[メイン] マルクト : よよい

[メイン] 時臣 : サーヴァントが生きてりゃ再契約できる……!

[メイン] 時臣 : ここは休憩しておこう

[メイン] 時臣 : 3d6+1>=10 (3D6+1>=10) > 11[2,3,6]+1 > 12 > 成功

[メイン] system : [ 時臣 ] 魔力 : 4 → 6

[メイン] system : [ 時臣 ] AP : 3 → 2

[メイン] 時臣 : ギンガナムの手番だ

[メイン] ギム・ギンガナム : ねえこれトッキー襲える?

[メイン] 時臣 : 襲える襲える

[メイン] 時臣 : サーヴァントいないからこっちは抵抗できないんで

[メイン] 時臣 : 問答無用で勝てる

[メイン] 時臣 : 勝利も稼げる

[メイン] ギム・ギンガナム : よし!狙い通りだ!

[メイン] 時臣 : では襲撃どうぞ

[メイン] ギム・ギンガナム : 刀を携えて現れる

[メイン] 時臣 : !!

[メイン] 時臣 : 戦闘開始時宣言はこちらはない、襲撃側宣言どうぞ

[メイン] ギム・ギンガナム : フハハハハ、遠坂時臣。
戦場で独り身では寂しかろう

[メイン] 時臣 : 貴様は……!

[メイン] ギム・ギンガナム : 敗北者には敗北者に相応しい末路がある。
引導を渡してやろう

[メイン] ギム・ギンガナム : 武装を利用しマスターに攻撃を行う!

[メイン] 時臣 : !!

[メイン] 時臣 : こ、これはくらったら即死だ!

[メイン] 時臣 : 「武装」 筋力ランクC扱いのステータスを持てる。サーヴァントのいないマスターに負傷を与えた場合死亡させる。

[メイン] 時臣 : 『時臣』
筋力:E 魔力:C

[メイン] ギム・ギンガナム : そしてェ!筋力Cということは生身の小生でも殴り勝てる!

[メイン] 時臣 : 耐久のステータスをそもそも持たないのでリソースを切っても抵抗が出来ない

[メイン] 時臣 : 確定死亡だ!

[メイン] 時臣 : 勝利1どうぞ

[メイン] 時臣 : 折角だからタブでRPしようぜ

[メイン] 時臣 : 俺のタブきてくれ

[メイン] ギム・ギンガナム : ok

[時臣陣営] 時臣 : 「はぁ……はぁ」

[時臣陣営] 時臣 : 人気のない路地裏で、魔力を貯め込むため、秘密の倉庫に移動する。

[時臣陣営] 時臣 : そこにはまだ秘蔵している宝石がある、あそこまでいって、魔力を貯えつつ……戦況を伺えば。

[時臣陣営] ギム・ギンガナム : カツン
「探したぞ。遠坂時臣」

[時臣陣営] 時臣 : 「!?」

[時臣陣営] 時臣 : 脂汗を額に浮かべながら、振り返る。

[時臣陣営] 時臣 : 「な、何者だ……!?」

[時臣陣営] 時臣 : 「なぜ、私の名前を……!」

[時臣陣営] ギム・ギンガナム : 刀を抜き放ちながら、名を名乗る
「ギム・ギンガナム。月の御大将だ」

[時臣陣営] 時臣 : 「月……!? 何を言って……!」

[時臣陣営] 時臣 : 礼装を起動し、構えようとするが……魔力が集中しない。

[時臣陣営] ギム・ギンガナム : 「フハハ…」

「なあ、敗者には敗者に相応しい幕切れがあると思わないか?ましてや敗北を認めず悪あがきを続けるものには…」

[時臣陣営] 時臣 : 「それを知っているという事は……貴様、マスターか……!?」

[時臣陣営] 時臣 : あの時、一騎だけ戦闘に参加していなかったサーヴァントがいた、つまり。

[時臣陣営] 時臣 : 「ランサーのマスター……!」

[時臣陣営] ギム・ギンガナム : 「貴様も魔術師の端くれならば、ロンドンの戦火は耳に入っているだろう。この小生、ギム・ギンガナムこそがその主犯にして、貴様の言う通りランサーのマスターよ」

[時臣陣営] 時臣 : 「ば、ばかな! あのような暴虐が許されるわけが……!」

[時臣陣営] ギム・ギンガナム : 「許されるのだよ!!!この小生にだけは!!!黒歴史の力を持ったターンXには!!!許されるだけの力がある!!!!」

[時臣陣営] 時臣 : 「く、狂ってる……!」

[時臣陣営] 時臣 : なんということだ、伝統を、そして魔術の秘奥と隠匿を踏みにじるような男が……マスターなどと。

[時臣陣営] ギム・ギンガナム : 「そうさ!その狂った歴史を積み上げてきたのは、他ならぬ人類だ!」

[時臣陣営] 時臣 : 「お、お前だって……」

[時臣陣営] 時臣 : 震える手で、腰に手を伸ばす。ベルトの裏に仕込んでいる……アゾット剣。

[時臣陣営] 時臣 : 「お前だって……」

[時臣陣営] 時臣 : 「人間じゃねぇかああ!!」

[時臣陣営] 時臣 : 「ギンガナムゥウ!!!」

[時臣陣営] 時臣 : 腰だめにアゾット剣を握りしめ、飛び掛かる。

[時臣陣営] ギム・ギンガナム : 「…フハハ、その玩具で、このギム・ギンガナムと打ち合うつもりかァ!!!その心意気やよし!!!」

[時臣陣営] ギム・ギンガナム : 深く踏み込み、その刀を振るう

[時臣陣営] 時臣 : 「甘い!! 無策で魔術師が飛び込むと思ったか!」

[時臣陣営] ギム・ギンガナム : 「!」

[時臣陣営] 時臣 : アゾット剣に込めた魔力で礼装を起動し、剣の柄にはめ込まれた宝石を砕いて、運動能力を強化。体中の筋肉が悲鳴をあげるが、後先など考えていられない。

[時臣陣営] ギム・ギンガナム : 「ぬウッこれはァ!?肉体の強制的な…」

[時臣陣営] 時臣 : 恐らく骨折は避けられない、だが、ここでこの男を討ち取れるのなら……!

[時臣陣営] 時臣 : 「うぉおおぉおおお!!」

[時臣陣営] ギム・ギンガナム :

[時臣陣営] 時臣 : 「!?」

[時臣陣営] ギム・ギンガナム : ギンガナムはそこで、時臣の放つ刃をくぐるように、大きく屈んだ

[時臣陣営] 時臣 : 「な!?」

[時臣陣営] ギム・ギンガナム : そこから全身のバネを使うように上へと斬り上げ
空中に鮮血が舞う

[時臣陣営] 時臣 : あんな巨体で、なんと俊敏な……!

[時臣陣営] 時臣 : 「あぐうう!」

[時臣陣営] 時臣 : 「ば、バカな……!」

[時臣陣営] ギム・ギンガナム : 「貴様は魔術師であって戦士ではない。だが、小生は戦士であって魔術師ではない!」

[時臣陣営] ギム・ギンガナム : 「一流の魔術でも、三流の体術ではこの小生を仕留めるには無理があったな、時臣」

[時臣陣営] 時臣 : 「く、口惜しや……!」

[時臣陣営] 時臣 : 「す、まない……凛……」

[時臣陣営] 時臣 : 自らから流れ落ち、その場に生まれた鮮血の海に溺れ。

[時臣陣営] 時臣 : 遠坂時臣は……静かに絶命した。

[時臣陣営] ギム・ギンガナム : それを見届けて、刀を収める
「…ふ、貴様の娘のことならば、安心するといい」

[時臣陣営] ギム・ギンガナム : 「彼女の幸せは、このギム・ギンガナムとターンXに残された物語が保証する…」

[時臣陣営] :

[時臣陣営] GM :  

[時臣陣営] GM :  

[メイン] 時臣 : 勝利ふやしてあげるね

[メイン] system : [ ギム・ギンガナム ] 勝利 : 3 → 4

[メイン] system : [ ギム・ギンガナム ] 勝利 : 4 → 5

[メイン] system : [ ギム・ギンガナム ] 勝利 : 5 → 4

[メイン] 時臣 : なかよし♡

[雑談] system : [ ギム・ギンガナム ] AP : 1 → 0

[メイン] 黄猿 : 光の速さで魔力回復した事はあるかァ~~~い?

[メイン] ミーシャ : 私も回復

[メイン] 黄猿 : 2d10+1<=10 (2D10+1<=10) > 11[7,4]+1 > 12 > 失敗

[メイン] 黄猿 : 逆だった🌈

[メイン] ミーシャ : 2d6+1>=10 (2D6+1>=10) > 11[5,6]+1 > 12 > 成功

[メイン] 黄猿 : 2d6>=10 (2D6>=10) > 4[1,3] > 4 > 失敗

[メイン] ミーシャ : 2d6です黄猿さーん!

[メイン] 黄猿 : ダメダメだねェ~……わっし

[メイン] system : [ ミーシャ ] 魔力 : 5 → 7

[メイン] system : [ ミーシャ ] AP : 3 → 2

[メイン] system : [ 黄猿 ] AP : 2 → 1

[メイン] マルクト : ……あ、私の手番も

[メイン] アーチャー : あーあーこほんこほん!

[メイン] アーチャー : 「情報は足で手に入れる」
手番を消費して使用する。自分の知らない情報を2つ得る。

[メイン] アーチャー : 秘匿れっつごー!

[メイン] system : [ マルクト ] AP : 3 → 2

[メイン] ミーシャ : 魔力を溜め込む!

[メイン] ミーシャ : 2d6+1>=10 (2D6+1>=10) > 6[4,2]+1 > 7 > 失敗

[メイン] system : [ ミーシャ ] 魔力 : 7 → 8

[メイン] system : [ ミーシャ ] AP : 2 → 1

[メイン] 『不敗の青年』 : 『私も調査だ』

[メイン] 『不敗の青年』 : 「ペテン師」 
手番を消費して使用する。自分の知らない情報を2つ得る。
戦闘における詐術や、過去の情報を元に的確な推理と予測を行う。

[メイン] 『不敗の青年』 : 『ペテン師とは随分と外聞が悪い
私が何をしたって言うんだ…』

[メイン] system : [ 黄猿 ] AP : 1 → 0

[メイン] 松坂さとう :  

[メイン] system : [ 松坂さとう ] AP : 1 → 0

[メイン] 松坂さとう : …………私も、とことん"甘く"なってしまいましたね。

[メイン] 松坂さとう : そうして立つは、時臣家の前。

[メイン] 松坂さとう : 待つは、ギムの帰参。

[メイン] 松坂さとう : その日はよく満月が輝いていた。

[メイン] バーサーカー : 「ンフフフフフフ~~~~!!」

[メイン] バーサーカー : 「ラウンド・トゥーだぜェ~~~~~!!!」

[メイン] バーサーカー : 「ランサアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!」

[メイン] ギム・ギンガナム : カツンカツンカツン
「…お前達か」

[メイン] 松坂さとう : 「……ええ」

[メイン] 松坂さとう : 「────始めましょうか」

[メイン] 松坂さとう : 「───────聖杯戦争を」

[メイン] 松坂さとう : 「狂瀾」 襲撃すると魔力を2点回復する。

[メイン] system : [ 松坂さとう ] 魔力 : 5 → 7

[メイン] 松坂さとう : 「策士」 戦闘時、『真名』を知っているサーヴァントが敵陣営にいる場合、一体につき2点の魔力を得る。この魔力は戦闘終了時に失われる。

[メイン] system : [ 松坂さとう ] 追加魔力 : 0 → 2

[メイン] ランサー : 月をバックに飛ぶ、四脚の騎士!
影となったそれが地面に着地する!

[メイン] バーサーカー : 「脅迫」 戦闘開始時に使用可能。戦闘に参加しているサーヴァントは全員「狂化」以外のスキルが使用できなくなる。1ターン1回だけ使用できる。

[メイン] バーサーカー : 男の勝負に小細工はもう不要(いら)ねェだろォ?なァ?オイッッッ!!!

[メイン] バーサーカー : 「狂化」 全ステータスが2ランク上昇する。戦闘時の魔力追加によるステータス上昇効果が全て2倍になる。

[メイン] バーサーカー : 筋力A、魔力C、敏捷C、耐久A+、幸運C、宝具C

[メイン] ランサー : ああ…受け止めよう、全て!

[メイン] 松坂さとう : 「罪の意識」 いつでも使用できる。敗北を1増やし、魔力を2点回復する。

[メイン] 松坂さとう : 「罪の意識」 いつでも使用できる。敗北を1増やし、魔力を2点回復する。

[メイン] 松坂さとう : 「罪の意識」 いつでも使用できる。敗北を1増やし、魔力を2点回復する。

[メイン] 松坂さとう : 「罪の意識」 いつでも使用できる。敗北を1増やし、魔力を2点回復する。

[メイン] 松坂さとう : 「罪の意識」 いつでも使用できる。敗北を1増やし、魔力を2点回復する。

[メイン] 松坂さとう : 「罪の意識」 いつでも使用できる。敗北を1増やし、魔力を2点回復する。

[メイン] 松坂さとう : 「罪の意識」 いつでも使用できる。敗北を1増やし、魔力を2点回復する。

[メイン] 松坂さとう : 「罪の意識」 いつでも使用できる。敗北を1増やし、魔力を2点回復する。

[メイン] 松坂さとう : 「罪の意識」 いつでも使用できる。敗北を1増やし、魔力を2点回復する。

[メイン] 松坂さとう : ………………………………

[メイン] 松坂さとう : …………

[メイン] system : [ 松坂さとう ] 魔力 : 7 → 100006

[メイン] system : [ 松坂さとう ] 敗北 : 3 → 100002

[メイン] ランサー : ……これはッ

[メイン] 松坂さとう : 「……勝たせたい人がいる、それは、男の戦いの理由にとっては……阿呆らしいでしょうね」

[メイン] 松坂さとう : 「でも私は」

[メイン] 松坂さとう : 「この甘さが、好きなんです」

[メイン] ランサー : 「…ああ」

[メイン] ランサー : 「本当に甘ったるい…」

[メイン] ランサー : 「でも、俺もこの甘さは大好きだッッッ!!!」

[メイン] バーサーカー : 「フヘハハハハハハハハッッ!!!!!」

[メイン] バーサーカー : 「やっぱ好きだぜェ!!!!ランサアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!」

[メイン] ランサー : 「俺はァ!!!」

[メイン] ギム・ギンガナム : 「小生は!!!」

[メイン] ランサー : 「誇りある戦いを!!!!決して嗤わない!!!!!」

[メイン] 松坂さとう : ………ああ……この方も……。

[メイン] 松坂さとう : 苦くない。

[メイン] 松坂さとう : この世界は……なんて、甘くて。

[メイン] 松坂さとう : 素敵で……。

[メイン] バーサーカー : ・宝具:「無呼吸打撃」:ランクC
───鍛え抜かれたアスリートの無酸素運動をも遥かに凌駕する攻撃。
───呼吸しなくては攻撃は続かない。だがその呼吸のタイミングこそがわずかな隙、反撃の可能性を産むが、その呼吸が無いため一瞬の反撃も許さない。
襲撃時に使用可能。味方陣営が勝利し、勝利を2点獲得する。
宝具ランク未満の幸運ランクしか防衛側が持たない場合、防衛側のサーヴァント1体かマスター1人を消滅させる。

[メイン] system : [ 松坂さとう ] 魔力 : 100006 → 100000

[メイン] 松坂さとう : (Cなら消滅せずに済みますよね?)

[メイン] ランサー : 幸運Eなので…

[メイン] 松坂さとう :

[メイン] バーサーカー : 「攻撃:筋力」 襲撃時に選択可能。筋力が防衛側の耐久以上なら勝利する。未満なら敗北する。

[メイン] ランサー : なんかごめんなぁ!!!受け止めるって言ったのに!!!

[メイン] バーサーカー : いや俺もよく見てなかった、すまんクス

[メイン] バーサーカー :  

[メイン] バーサーカー : 「ウォオラァアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!」

[メイン] ランサー : 「来ぉい!!!!!」

[メイン] バーサーカー : 打撃の嵐、ラッシュ、呼吸を許さぬ猛撃ッッッ!!!!

[メイン] ランサー : 盾を構え、その連撃を受け止めんと身体を固める!!!!

[メイン] 松坂さとう : (魔力ブッパで筋力はA++にします)

[メイン] system : [ 松坂さとう ] 魔力 : 100000 → 99000

[メイン] ランサー : 「この…この力は!!そうだッ!!!!」

[メイン] : 『今は取り敢えずアンタが邪魔だ』

[メイン] 松坂さとう : 「ハァ……!ハァ……!!」
こちらまで呼吸が、乱れるッ。

[メイン] 松坂さとう :

[メイン] ランサー : 「あの!!!あの野性と同じだッ!!!」

[メイン] バーサーカー : 「ヘヘヘハハハハハハハハハハハハハハッッッッ!!!!楽しいなァオイ!!!!ランサアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!」

[メイン] バーサーカー : バーサーカーの身体が、光の粒子へと、変わっていく。

[メイン] ランサー : 「ああ!!!!!俺は……今きっと満たされている!!!!!!!」

[メイン] ランサー : ナノラミネートで覆われた盾が軋み、砕けようとする

[メイン] バーサーカー : もはや、現界は、不能であろう。

[メイン] バーサーカー : それでも"狂戦士"は、狂笑。

[メイン] バーサーカー : 嗚呼、楽しい。

[メイン] ランサー : その騎士がよろめき、完全に防御姿勢が崩れた瞬間

[メイン] バーサーカー : 強者と戦うって……

[メイン] バーサーカー : 「……最、高……だ……」

[メイン] バーサーカー : そして、バーサーカーの姿は、消えた──────。

[メイン] ランサー : 「……」

[メイン] 松坂さとう : 「………」

[メイン] system : [ 松坂さとう ] 勝利 : 5 → 6

[メイン] ランサー : 命拾いしたはずの彼は、放心したように空を見上げる

[メイン] ランサー : 「…困ったな」

[メイン] ランサー : 「あんなに素晴らしい戦士の名を…聞きそびれてしまった」

[メイン] 松坂さとう : 「…………」

[メイン] 松坂さとう : 「────────"スペック"」

[メイン] 松坂さとう : 踵を返し。

[メイン] ランサー : 「…!」

[メイン] 松坂さとう : 闇夜へと、消え去る。

[メイン] ランサー : 「スペック…スペックか」
再び構え直して、格好をつけて
「その名、覚えておこう!」

[メイン] ギム・ギンガナム : 「そうだ…この戦いこそが…我々の求める…」

[メイン] system : [ ギム・ギンガナム ] 敗北 : 0 → 1

[マルクト] 松坂さとう : 朝日が、昇った。

[マルクト] 松坂さとう : マルクトとの集会所へ、足を運ぶさよう。

[マルクト] 松坂さとう : 体力も、魔力も底を尽き。

[マルクト] マルクト : 目指す場から、一つの影が現れて。

[マルクト] 松坂さとう : マスターである彼女は、サーヴァントという、己を守護する存在も消滅し。
無防備の状態でいて、されど、その顔には懸念も、曇りも一つも無く。

[マルクト] マルクト : 「…よかった、ちゃんと……戻ってきてくれましたか」

[マルクト] 松坂さとう : 「……ふふ」

[マルクト] 松坂さとう : ニコ、と笑い。

[マルクト] 松坂さとう : 「おはようございます、マルクトさん」

[マルクト] マルクト : 「はい、おはようございます」

[マルクト] 松坂さとう : 「……帰って来ました」

[マルクト] マルクト : その笑みに、にこり。

[マルクト] 松坂さとう : そう言い、手の甲を見せ。

[マルクト] 松坂さとう : 令呪が消え失せているのを見せる。

[マルクト] マルクト : 「……なるほど」

[マルクト] 松坂さとう : 「……はい」

[マルクト] 松坂さとう : 「すみません、不甲斐ない同盟相手で」

[マルクト] マルクト : ……昨日の様子で大方そうではないか、と思っていたけれど。

[マルクト] マルクト : 「いえ、いいえ」

[マルクト] マルクト : その手を握る。

[マルクト] 松坂さとう : 「あ……」

[マルクト] マルクト : 「最初にこうやって、手を差し伸べてくれた」

[マルクト] マルクト : 「これほどありがたい”仲間”ですよ?」

[マルクト] 松坂さとう : 「……ふふ、ふふ……」

[マルクト] 松坂さとう : 「ええ、"仲間"……ですね」

[マルクト] マルクト : 「…はい、その通りです!」

[マルクト] 松坂さとう : もう、私には、無念も、後悔も無い。

[マルクト] 松坂さとう : ああ、なんて清々しい朝なんだろう。

[マルクト] 松坂さとう : 「……マルクトさん」

[マルクト] マルクト : 「……はい」

[マルクト] 松坂さとう : 「もう私に手伝えることは一切ありません、ですが……」

[マルクト] 松坂さとう : 「エールを、送らせてください」

[マルクト] マルクト : 「…それは……」

[マルクト] 松坂さとう : 「………この聖杯戦争、勝ち抜いてくださいね」

[マルクト] マルクト : 「とっても、心強いですね」

[マルクト] 松坂さとう : ニコ、と笑う。

[マルクト] 松坂さとう : 「ふふ」

[マルクト] マルクト : 「………はい、ええ」

[マルクト] マルクト : 「あなたの分まで、とは言いません」

[マルクト] マルクト :           ライフ
「あなたはもう、いい人生を送れそうですから」

[マルクト] 松坂さとう : 「──────────────」

[マルクト] 松坂さとう : 「……ええ、ええ」

[マルクト] 松坂さとう : 「もう、私も……叶っちゃいましたね」

[マルクト] 松坂さとう :

 ハッピーシュガーライフ
「"幸せで甘い日々"が」


[マルクト] 松坂さとう :  

[マルクト] 松坂さとう :  

[マルクト] 松坂さとう :  

[マルクト] マルクト :  

[マルクト] マルクト :  

[マルクト] マルクト :  

[マルクト] マルクト : ……ええ、ええ。

[マルクト] マルクト : 不安定だった私とはもう、お別れ。

[マルクト] マルクト : 今は立派に立つことが出来る。

[マルクト] マルクト : 支えてくれる人がいる。

[マルクト] マルクト : 支えると約束した人がいる。

[マルクト] マルクト : なら、それに恥じない──────

[マルクト] マルクト : ”真っ直ぐ立てる意志”を!

[マルクト] マルクト :  

[マルクト] マルクト :  

[マルクト] マルクト :  

[時臣陣営] GM : 「はぁ……はぁ……はは、ははは」

[時臣陣営] GM : ずるずる、紅い筋を石畳の上に引きながら、男は歩く。

[時臣陣営] GM : 「ざまぁないなァ……遠坂時臣」

[時臣陣営] GM : すでに事切れたの死体、それを『釜』に放り込んで、笑う。

[時臣陣営] GM : 男は、仮面をかぶっていた。天狗を思わせる赤い鼻の仮面。だが、隠しているのは目から下半分だけ。爛々と輝く丸い目は、『釜』に放り込んだ時臣の死体に注がれている。

[時臣陣営] GM : 真っ白な蓬髪、上半身半裸。その背には歪な入れ墨……魔術刻印。しかし、それは既に彩を失っている。

[時臣陣営] GM : からから下駄の音を鳴らして、男は両手を広げる。

[時臣陣営] GM : 「初手に俺のセイバーを殺ったアンタが初戦敗退」

[時臣陣営] GM : 「そんでもって生き残りはガキが二人におっさん二人……いやぁあぁ、良い戦争だなぁ?」

[時臣陣営] GM :  

[時臣陣営] GM :  

[時臣陣営] ??? : 「なんつってな」

[時臣陣営] ??? :  

[時臣陣営] ??? :  

[時臣陣営] ??? :  

[メイン] マルクト : きゅうそく~

[メイン] マルクト : 2d6=>60 (2D6>=60) > 6[1,5] > 6 > 失敗

[メイン] マルクト : 振り直し!

[メイン] マルクト : 2d10=>6 (2D10>=6) > 11[8,3] > 11 > 成功

[メイン] マルクト : ヨシ!

[メイン] system : [ マルクト ] 魔力 : 3 → 5

[メイン] ミーシャ : Q.K!

[メイン] ミーシャ : 2d6+1>=10 (2D6+1>=10) > 10[4,6]+1 > 11 > 成功

[メイン] system : [ ミーシャ ] 魔力 : 8 → 10

[雑談] system : [ ミーシャ ] AP : 1 → 0

[メイン] アーチャー : 「情報は足で手に入れる」
手番を消費して使用する。自分の知らない情報を2つ得る。

[メイン] アーチャー : いってきや~す

[メイン] system : [ マルクト ] AP : 2 → 1

[メイン] system : [ マルクト ] AP : 1 → 0

[メイン] GM : じゃあターン終了処理する

[メイン] GM : 脱落はもう、さとうさんがしたんでおわり

[メイン] GM : MVPはギンガナムだ!

[メイン] ギム・ギンガナム : いやったーっ!

[メイン] GM : 一人だけ総どりなんで1d6+3の魔力を得られる

[メイン] GM : 1d6+3 (1D6+3) > 4[4]+3 > 7

[メイン] GM : 7点だ

[メイン] GM : 一気に回復したな

[メイン] system : [ ギム・ギンガナム ] 魔力 : 1 → 8

[メイン] GM : 宝具2発分

[メイン] GM : あと

[雑談] system : [ 黄猿 ] 令呪 : 3 → 2

[メイン] GM : 同盟の継続・破棄の宣言をせよ

[メイン] ミーシャ : 続けます

[メイン] 黄猿 : 継続だねェ~~~~…

[メイン] マルクト : ん~~~……

[メイン] マルクト : いえ、離脱しましょうか

[メイン] GM : おっけー

[メイン] ミーシャ : 成る程

[メイン] マルクト : 1人でまっすぐ立って見せますよ

[メイン] GM : deha

[メイン] GM : アーチャーなのでイニシアチブは4になる

[メイン] マルクト : わかりました

[雑談] system : [ 黄猿 ] AP : 0 → 2

[雑談] system : [ マルクト ] AP : 0 → 3

[雑談] system : [ ミーシャ ] AP : 0 → 3

[ミーシャ] ミーシャ : ライダーの傷を見つつ、裏で

[ミーシャ] ミーシャ : 「…ライダー、顔にも傷が出来ている」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「…治療する程でもない、気にするな」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…」

[ミーシャ] ミーシャ : 私は、ライダーのマスターだけど

[ミーシャ] ミーシャ : …ライダーの顔を知らない

[ミーシャ] ミーシャ : 「私が気になるのに」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「…いいか」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「この時だけの縁だ」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「故に、残るものは少なくあるべきだ」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…ライダー」

[ミーシャ] ミーシャ : ライダーは、英雄というにはどうにも近しい

[ミーシャ] ミーシャ : …だが、時に

[ミーシャ] ミーシャ : 酷く距離を置いているのを感じる

[ミーシャ] ミーシャ : …その理由は知らないというのに

[ミーシャ] ミーシャ : 「…わかった」

[ミーシャ] ミーシャ : 「でも、汚れは洗ってね」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「わかってる」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「大事な家だろ、敷地を汚す気はない」

[ミーシャ] ミーシャ : 目の前で土埃を払う

[ミーシャ] ミーシャ : その姿は…消して大きなものではない

[ミーシャ] ミーシャ : この地で争う英雄とは違って

[ミーシャ] ミーシャ : 私のように、酷く小さく見える

[ミーシャ] ミーシャ : 「ねえ」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「なんだ」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…何も残さないとは、言うけど」

[ミーシャ] ミーシャ : 「せめて名前だけは」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…最後でいいから、教えて」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 酷く困ったようにして

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : しかし

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : その目は懐かしい物を見るようで

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「"最期"でなければ、考えておく」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…言葉遊びのつもり?」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「先の見えない事の中で、そんな事を言うなという事だ」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…」

[ミーシャ] ミーシャ : 「わかったよ…」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 頷いて

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : そのまま、先に姿を消す

[ミーシャ] ミーシャ : 「…」

[ミーシャ] ミーシャ : 「どうしてそこまで」

[ミーシャ] ミーシャ : そう呟いて

[ミーシャ] ミーシャ : 同じく姿を消すのだった

[ミーシャ] ミーシャ :  

[ミーシャ] ミーシャ :  

[マルクト] マルクト : 朝日が昇り、ぐるりと回る。

[マルクト] マルクト : 時刻は昼頃……そこは同市での喫茶店にてマルクトはお茶を飲んでいた。

[マルクト] マルクト : それは休息のためではなく、待ち人との約束のためであった。

[マルクト] マルクト : ……相手は一度同盟を結んだ際、全くと言っていいほど全貌が見えなかった黄猿という方。

[マルクト] マルクト : 近くにはアーチャーも霊体化して潜んでおり、襲撃されたとしても一応は大丈夫なはずだ、きっと。

[マルクト] 黄猿 : ちりん、ちりんと喫茶店のドアベルが鳴る。

[マルクト] マルクト : 「………!」

[マルクト] マルクト : 顔を上げ、そちらの方へと。

[マルクト] 黄猿 : 「…待たせちゃったねェ」

[マルクト] マルクト : 「いえいえ、今来たところですから」

[マルクト] マルクト : ことり、とコップを置いて。

[マルクト] 黄猿 : 長い足を組んで椅子に座る。
無礼なようだけどサイズが合わないから仕方ないねェ~~~~…

[マルクト] マルクト : 「…では、早速ですが……」

[マルクト] マルクト : 「あなたを呼んだのは二つ、理由があります」

[マルクト] マルクト : メモ帳を開き、それに目を落としながら。

[マルクト] 黄猿 : 「なんだい?」

[マルクト] 黄猿 : 覗き込む、とまではいかないけれど
顔を真正面に据えて

[マルクト] マルクト : 「…一つ目、ランサー陣営は強立場にいます。
同盟を離れた身ですが、今日はこちらの陣営ではなく、そちらを多使用していただきたいです」

[マルクト] 黄猿 : 真意を問うようにわっしは彼女を見る。

[マルクト] マルクト : その顔に、ぐい、と押されかけるが。
言い切って。

[マルクト] 黄猿 : 「…順当に考えれば
恐ろしい陣営ではあるねェ~~~」

[マルクト] マルクト : こくり、と頷き。

[マルクト] マルクト : 「…あのランサーのマスター……好敵手を探しているようでした、もしかしたらそちらの対処に手間取るかもしれません」

[マルクト] マルクト : 「そのため、あのランサーが倒れるまでお互い不干渉ということにしておきませんか?」

[マルクト] 黄猿 : 「……わっしは構わないけどねェ~~」

[マルクト] マルクト : ……同盟は切っている、いつでも戦いの火蓋は切って落とされてもおかしくない状況。
……言葉は慎重に選びたい。

[マルクト] マルクト : 「……ふむ」

[マルクト] 黄猿 : 「同盟相手の事もあるから
即断即決とは言えないねェ~~~」

[マルクト] 黄猿 : あくまでわっしは、という態度を崩さない。
言質を握らせるのは良くないからねェ…

[マルクト] マルクト : 「……わかりました、一応お耳に挟んでくれたようで何よりです」

[マルクト] マルクト : ……態度を一切崩していない…
これが……アサシンのマスター……

[マルクト] 黄猿 : 「…それで?もう一件のお話は?」

[マルクト] マルクト : …アサシン、正々堂々と戦うことが不得手なサーヴァントの持ち主が堂々と現れたことは、余裕の表れでもあるのだろう…

[マルクト] 黄猿 : 「わっしも気になっている事はあるけどねェ~~~~…
それを聞いてからにするよォ~~~」

[マルクト] マルクト : 「……これは陣営とは一切関係ない、個人的な興味です」

[マルクト] マルクト : 「……あなたは一体、何に向かって…この戦争を勝ち取ろうとしているのでしょうか」

[マルクト] マルクト : ……ミーシャさんは巻き込まれた、ギムさんは好敵手と戦うため、さとうさんは人生を勝ち取るため。

[マルクト] マルクト : では……この方は?

[マルクト] 黄猿 : 「…ふむ」

[マルクト] 黄猿 : 「それを聞いてェ…どうするつもりだい?」

[マルクト] マルクト : メモ帳をぱたん、と置いて。

[マルクト] マルクト : 「……どうもしません」

[マルクト] 黄猿 : 声の調子は変わらず。

[マルクト] マルクト : 「それで手を抜くこともしません。ですが……」

[マルクト] マルクト : 「……少なからず”戦争”をしている、その理由を知りたかったんです」

[マルクト] 黄猿 : 「……」

[マルクト] マルクト : ……そう、戦争。
私のように軽く見ていた訳でもなく、そうと知って身を投げ出したのであろうこの方は、一体。

[マルクト] 黄猿 : わっしの視線は、品定めをするように彼女を見聞する。

[マルクト] マルクト : その視線に臆することなく、見据えて。

[マルクト] 黄猿 : そこに。

[マルクト] マルクト : ……私は戦う内に、この戦争で立つ理由を見つけた。

[マルクト] 『不敗の青年』 : 『戦争というのは経済行為だという解釈があるが…それ以上の価値観を見出した結果がどうなるかは知っているかい?』

[マルクト] マルクト : 「…な、……あなたは」

[マルクト] 『不敗の青年』 : いつの間にか、軍服の青年が隣のテーブルに座っている。

[マルクト] マルクト : 「……いえ、わかりません」

[マルクト] マルクト : アサシン、そう言いかけて止める。

[マルクト] 『不敗の青年』 : 『ナショナリズム…主義…宗教…
イデオロギー闘争というのは歯止めを失わせるんだ』

[マルクト] 『不敗の青年』 : 『本来、怪我をしたり痛い思いをすればそこで戦と言うのは手打ちになるんだよ。
悔しい思いはしてもそれ以上にしようがないからね。』

[マルクト] 『不敗の青年』 : 『しかし…ここにイデオロギー、主張というものが組み合うと戦の範囲は拡大する。
民族が弾圧を跳ね返す為に、非道な相手を倒すために』

[マルクト] マルクト : 隣の彼を見ながら、話に耳を傾けて。

[マルクト] 『不敗の青年』 : 『それらは大抵、こういった想いが増幅させる。』

[マルクト] 『不敗の青年』 : 『死んでいった者達の為に…ってね』

[マルクト] マルクト : 「…………」

[マルクト] 『不敗の青年』 : 実感が籠ったような、自嘲するような顔で。

[マルクト] マルクト : 「……死んでしまった方のために、戦争が続く悪循環…」

[マルクト] 『不敗の青年』 : 『生憎…僕は魔術師と言っても神秘性には特に疎いから、第二魔法だっけ?
死人の声は聞けないわけだけれど』

[マルクト] マルクト : 「……ふむ……」

[マルクト] 『不敗の青年』 : 『あくまで他者は他者、自分は自分だ。
何かの言い訳を使って自分を動かすような真似はあまり利口じゃないと思うね』

[マルクト] 『不敗の青年』 : 『我々には考える葦があるんだ。
あくまで冷静に、その上で何をする事がこの場において最善なのかを探るべきなんだろうね』

[マルクト] 『不敗の青年』 : 『まぁ、何百年も戦争を繰り返した民主主義国家の軍人が言えた事ではないけどね』

[マルクト] マルクト : 「…………」
英雄。それが語る歴史の重み、経験の重みはひしひしと伝わる。

[マルクト] マルクト : 「……では、問いますが…」

[マルクト] 『不敗の青年』 : 『ん?ああ…願いか…そうだったね…』

[マルクト] マルクト : 「……あなたにとっての、最善とは?」
戦争に妥協をしない、その訳は。

[マルクト] マルクト : こくりと頷き。

[マルクト] 『不敗の青年』 : 『そうだね…』

[マルクト] 『不敗の青年』 : 『私もわからない』

[マルクト] マルクト : 「……え」

[マルクト] マルクト : 「………ええっ!?」

[マルクト] 『不敗の青年』 : 笑って言う。

[マルクト] 『不敗の青年』 : 『おいおい、待ってくれよ。
私だって一人の人間だよ?』

[マルクト] 黄猿 : 「……」

[マルクト] マルクト : 「…だからこそ、じゃないんですか!?」

[マルクト] マルクト : 人間であるなら、きっと願いの一つや二つ……と。

[マルクト] 『不敗の青年』 : 『何が最善かなんて、分かる訳ないさ。
それこそ聖盃に願わないと分からない物じゃないのかい?』

[マルクト] マルクト : 「……む、むう……」

[マルクト] マルクト : 確かに……物事にとっての最善なんて、その時その時で変わるかもしれないが……。

[マルクト] 『不敗の青年』 : 『最高を望むのであれば、自分より立派な誰かにずっと命令をして貰えばいい』

[マルクト] 『不敗の青年』 : 『魔術師とやらは聖盃に根源を求めるんだっけ?私は良く知らないけれど』

[マルクト] 『不敗の青年』 : 『でも、最高じゃなくっても人には欲しくてたまらなかったりするものもある。
私もね、つい紅茶にブランデーを入れる事を止められないんだ。』

[マルクト] マルクト : 「……まあ、そうですね」
根源という言葉に頷いて。
……私こそ、それを選択しようとしたわけではないが。

[マルクト] 『不敗の青年』 : 『誰かの最善が自分にとって最善ではない。
また自分の最善が、誰かの最善ではない。』

[マルクト] 『不敗の青年』 : 『だからこそ…最後まで対話と融和、それを崩さずにせめて皆で笑顔でいられるように。』

[マルクト] 『不敗の青年』 : 『ベストじゃなくてもベターが欲しい。
…そんなところかな?』

[マルクト] マルクト : 「…なるほど」

[マルクト] マルクト : 最善を尽くすことより、より良い物を、全員が納得するものを選択するというのはとても利口的で、賢い選択なのだろう。

[マルクト] マルクト : ああ、でも。

[マルクト] マルクト : 私はそこまで利口でもないみたいで。

[マルクト] マルクト : 「……私は違いますね」

[マルクト] マルクト : 「……最善を尽くせるなら、それを手に入れたい」

[マルクト] マルクト : 真剣な眼で、じっと彼を見つめて。

[マルクト] 『不敗の青年』 : 『……』

[マルクト] マルクト : 「……きっとそれが、誰かの最善ではないのでしょう」

[マルクト] マルクト : 「でも、私は……私一人だけで今ここに立てているわけではありませんから」

[マルクト] マルクト : ……ミーシャ、さとうの顔を思い出す。

[マルクト] マルクト : 「……私にとってのベストが、誰かのベストになれたってこともまた、知ってます」

[マルクト] マルクト : にこりと笑う。
……少し、おこがましいかもしれないけど。

[マルクト] 『不敗の青年』 : 『うん』
肯定するでもなく、ただ受け止める。

[マルクト] マルクト : 「……」

[マルクト] 『不敗の青年』 : 『じゃあ…私から最後に一つだけ』

[マルクト] 黄猿 : 「………」

[マルクト] マルクト : 「……ええ、なんなりと」

[マルクト] 『不敗の青年』 : 『誰かを想える心があるのなら、ちょっとだけ枠を広げて』

[マルクト] 『不敗の青年』 : 『その外にいる人も見えるように心がけて欲しい』

[マルクト] マルクト : 「……外、ですか」

[マルクト] 『不敗の青年』 : 『……勿論、これは必須じゃないけどね』

[マルクト] 『不敗の青年』 : 『でも、願いを叶える責を負った以上は。
色々な物を見て…聞いて…』

[マルクト] 『不敗の青年』 : 『その上で自分が願いを叶えてよかったのだと』

[マルクト] 『不敗の青年』 : 『そう思えたら…救いになるんじゃないかな』

[マルクト] マルクト : 責……。
ただ叶える、というものでは……ないのですね。

[マルクト] マルクト : 「……では」

[マルクト] マルクト : 「…今日、あなたという”外”を知れたわけですね」

[マルクト] 『不敗の青年』 : 『はは、君に出会えて私も嬉しいよ』

[マルクト] 『不敗の青年』 : 年齢に見合わない屈託のない笑顔で答える

[マルクト] マルクト : 「……ええ、こちらとも」
警戒が解けた表れか、先ほどよりも笑顔でそれに応える。

[マルクト] マルクト : 「…私は…見聞を深めたいと思います
だからこそ、あなた方に会いに来れたのですから」

[マルクト] マルクト : 「……あらためて、ありがとうございました」

[マルクト] マルクト : そうして、ぺこりと頭を下げて。

[マルクト] マルクト : 「ですが、変わらず…私の最善、尽くしますよ!」

[マルクト] 『不敗の青年』 : 『ああ、こちらこそありがとう』

[マルクト] 『不敗の青年』 : 『お身体に気を付けて…
なんて、戦争の場で言うのも変だけれど』

[マルクト] マルクト : 「ふふ、あなたも結構……優しい方ですね」

[マルクト] マルクト : 他人のサーヴァントと話すことは今までなかった。
……だからちょっと、意外だと思いながらも。

[マルクト] マルクト : そうして、メモ帳を拾い席を立つ。

[マルクト] アーチャー : ふわり、霊体化したアーチャーもそれに伴い。
互いとも、その場を離れていった。

[マルクト] 『不敗の青年』 : カップから手を放し、手を振って応える

[マルクト] 黄猿 : 「……」

[マルクト] 黄猿 : 「人は必ずしも、賢しくいられるもんじゃないって訳だねェ…」

[マルクト] 黄猿 : 薄く笑いを浮かべながら、英霊の方を向いた

[マルクト] 『不敗の青年』 : 『ああ、でも』

[マルクト] 『不敗の青年』 : 『私自身としては…嫌いじゃなかったかな』

[マルクト] 黄猿 :  

[マルクト] 黄猿 :  

[マルクト] 黄猿 :  

[海軍] 黄猿 : 「…さて、勝つ道筋は?」

[海軍] 『不敗の青年』 : 『勿論あるさ、頃合いじゃないだけでね』

[海軍] 黄猿 : 買い物袋を下げながら、道すがら二人で歩く。
ピカピカとしたいい天気だねェ……

[海軍] 黄猿 : 「…その頃合いは?」

[海軍] 『不敗の青年』 : 『まずは、事実確認だ』

[海軍] 『不敗の青年』 : 『やれるだけの事をやって、
やれることをやる』

[海軍] 『不敗の青年』 : 『正道を取れるときは着実に進むのが吉さ』

[海軍] 黄猿 : 「…それはそうなんだけどねェ~~」

[海軍] 黄猿 : 「しかし…随分と物騒な話だったよォ~~」

[海軍] 『不敗の青年』 : 『誰しも大なり小なり事情は抱えているものだけれど
困ったな……どんどん自分の士気が落ちていく』

[海軍] 『不敗の青年』 : 『やれやれ……』

[海軍] 『不敗の青年』 :  

[海軍] 『不敗の青年』 :  

[メイン] マルクト : とりあえず私の番やっちゃいますか

[メイン] マルクト : 休憩しまーす

[メイン] マルクト : 2d6=>10 (2D6>=10) > 4[3,1] > 4 > 失敗

[メイン] マルクト : ふりなおし!

[メイン] マルクト : 2d6=>10 (2D6>=10) > 4[3,1] > 4 > 失敗

[メイン] マルクト : ええ…

[メイン] system : [ マルクト ] AP : 3 → 2

[メイン] system : [ ギム・ギンガナム ] AP : 0 → 2

[メイン] ギム・ギンガナム : 次鋒ギム・ギンガナム行きまァす!!!

[メイン] ギム・ギンガナム : choice[魔術師,NT-1,流石最強!] (choice[魔術師,NT-1,流石最強!]) > NT-1

[メイン] ギム・ギンガナム : ミーシャてめえだああああああああ!!!!

[メイン] ミーシャ :

[メイン] ギム・ギンガナム : 襲撃の時間だ!!!

[メイン] ミーシャ : 準備は間に合いませんでしたか…

[メイン] 【頭蓋砕き】 : そういうものだ

[メイン] ミーシャ : 受けて立ちましょう、やりますか

[メイン] ランサー : 轟音を立てて、四脚の騎士がその健脚を鳴らして現れる

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 鉄の騎士、噂の槍使いか

[メイン] ギム・ギンガナム : やあやあ、そちらは騎兵と見受けられる

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 噂に違わず、速いな…これでは騎兵の名折れだ

[メイン] ミーシャ : そちらは、マスター…ギム・ギンガナム

[メイン] ギム・ギンガナム : そうとも、ギム・ギンガナムとランサー、ここに推参というわけだ

[メイン] ミーシャ : こうして相対するのは初めてでしたね

[メイン] ランサー : お嬢さん、それに少年
戦う前に名を聞いておこうッ!

[メイン] ミーシャ : 私はこの街のただの住人、ミーシャでいい

[メイン] 【頭蓋砕き】 : スカルシュレッダー、覚えておけ

[メイン] ギム・ギンガナム : 「…ふむ?」
首を傾げる

[メイン] ミーシャ : 「…」
目を細める、武人というのは初めてだが…いやな圧だ

[メイン] ギム・ギンガナム : 「ミーシャ…ミハイル・カミンスキーは中年男性であったはずだが…いや、人違いか?それとも伝えられていた歴史が…」

[メイン] ミーシャ : 「…誰と勘違いしてるの」

[メイン] ギム・ギンガナム : 「いやすまない、失礼した」

[メイン] ミーシャ : 「…それより」

[メイン] ミーシャ : 「こうやって来たのだから、用事は一つでしょう」

[メイン] ギム・ギンガナム : 「話が早いな」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「それほどの戦意を見せればな」

[メイン] ランサー : 「主人が無礼を働いた。
 ではこれより、スカルシュレッダー、貴公に決闘を申し込む!」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「…いいだろう、受けて立つ」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「下がっていろマスター、危険だ」

[メイン] ミーシャ : 「…!」
ゆっくりと後退する、巻き込まれればひとたまりもない

[メイン] ランサー : 「決闘流儀 A」 騎士の決闘、それは力なき者を巻き込むような理不尽な暴力であってはならない。戦闘開始時に使用できる。戦闘に参加しているサーヴァント1体を対象にする。自分とそのサーヴァント以外のサーヴァントは戦闘から除外される。

[メイン] 黄猿 : 「………!」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「正々堂々、か…久しく無い争いだ」

[メイン] 黄猿 : 「これは驚いた…折角急いで来たのに入れないとはねェ~~~~~~」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「…分が悪い、だが」
擲弾投射器を持ち替えて、刃を露出させつつ

[メイン] ランサー : 「やはり貴様の武器、その投擲銃か
 射撃戦でこの防御を抜けると思うなよ!」

[メイン] ギム・ギンガナム : 「連携攻撃」 襲撃時、サーヴァントがいるならサーヴァント1体の筋力を1ランク、魔力を2ランク上げる。

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「射撃だけと思われるのも心外だがな」

[メイン] ランサー : 連携攻撃の効果で筋力はB+!行かせてもらうぞ!

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 俊敏も勝負なら明かす方がいいんじゃないのか?

[メイン] ランサー : 敏捷はC+だな

[メイン] 【頭蓋砕き】 : わかった

[メイン] ミーシャ : 「…ライダー、無理はしないでね」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「…」
武器を握り

[メイン] ミーシャ : 【所縁の品】自分が召喚したサーヴァントと契約している限り、そのサーヴァントの任意のステータス1つを1ランク上昇させる。

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「まだ足りないが…」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 【再爆装】
その装備に由来するスキル、特徴的な炸薬の数々は自身の手で構築された装備であり、長らく勝負を続けてもまだ欠ける事はなく、次へ繋がる。
取得時にステータスを1つ選ぶ。戦闘時、選択したステータスに++を付与する。

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 耐久はこの段階でD、俊敏もD++か…

[メイン] ミーシャ : 「まだ足りないなら…!」

[メイン] ランサー : 「中々の…!だがッ!」

[メイン] ミーシャ : 腕のぼろ布を剝がして令呪を露わにする

[メイン] ギム・ギンガナム : 「ここで切るかァ!!!」

[メイン] ミーシャ : 「魔力を…!」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 4消費、俊敏をB++に

[メイン] system : [ ミーシャ ] 魔力 : 10 → 6

[メイン] ミーシャ : 「…ここで!」
そして、令呪が輝く

[メイン] ランサー : クッ、抜かれた!

[メイン] 【頭蓋砕き】 : その令呪は

[メイン] 【頭蓋砕き】 : ライダーの肩に掲げられたソレと同じ形で輝いて、力を与えた

[雑談] system : [ ミーシャ ] 令呪 : 3 → 2

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 耐久をBに!

[メイン] ランサー : ぬう!?

[メイン] ミーシャ : イニシアチブでは一つ勝ってるなら…

[メイン] ランサー : ではこちらもスキルを一つ使って構わないか?

[メイン] ミーシャ :

[メイン] ランサー : 彼の胸に収められたリアクターが輝く

[メイン] ランサー : 「エイハブ・リアクター(敏捷)EX」 彼の胸に二つ収められた、禁忌の力の源。取得時にステータスを1つ選ぶ。戦闘時、選択したステータスに++を付与する。

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「まだ押し込むか…!」

[メイン] ランサー : 敏捷をB+++に変更!

[メイン] ミーシャ : 「リソースでは押し負けている…ここで押し込んでも間に合わないか…!?」

[メイン] ランサー : 「こちらから挑んだ決闘だ!勝たねば示しが付かぬだろう!!!」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「意地の張り合いか、強情だな」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「…マスター」

[メイン] ミーシャ : 「…構いません」

[メイン] ミーシャ : 「退きましょう、準備の時点で此方の負けだ」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「把握した、上手くはいかないものだ」

[メイン] ランサー : 「行くぞォ!!!」
その槍を突き出し、四脚をフルに使い突進する

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「早い…ッ!」
ソレを鉈で受けるが、脆く弾かれる

[メイン] ランサー : 「ふんっ!!!」
突き出した槍が相手の防御を崩し、突き倒す

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「ぐぁあッ!」
その勢いに弾かれて、そのまま突き飛ばされる

[メイン] ミーシャ : 「ライダー!」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「…痛いが…だが」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「退かせてもらう、鉄の槍兵!」

[メイン] ランサー : 「……しっ!」
表情はわからないが、笑ったような気がした
「……にしても、このような少年にここまで食らいつかれるとはッ」

[メイン] ランサー : 「少年…機会があればまた会おう」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「…ああ、あればな」
その問いに、間をおいて答えて

[メイン] system : [ ギム・ギンガナム ] 勝利 : 4 → 5

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 煙を吐き出す擲弾を辺りに打ち出して、退いて行った

[メイン] system : [ ミーシャ ] 敗北 : 0 → 1

[メイン] ギム・ギンガナム : 「フ…騎兵と聞き期待はしていなかったが、奴もまた確かな強者だった!」

[メイン] :

[メイン] ミーシャ : 「…ライダー」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「遅れたが、だが」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 【頭蓋砕き】
その名に由来したスキル、敵を打ち砕き部隊の御旗としても機能した逸話は名乗るだけで士気を引き上げ意志を研ぎ澄ませる。
取得時にステータス一つを選択する。手番を消費して使用する。そのターンの間、そのステータスはEXランクになる。魔力を3消費する。

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「…勝負は此処からだ」

[メイン] system : [ ミーシャ ] 魔力 : 6 → 3

[メイン] system : [ ミーシャ ] AP : 3 → 2

[メイン] system : [ ギム・ギンガナム ] AP : 2 → 1

[メイン] 黄猿 : 魔力回復だよォ~~~…

[メイン] 黄猿 : 2d6+1<=10 (2D6+1<=10) > 10[6,4]+1 > 11 > 失敗

[メイン] 黄猿 : また逆になってる🌈

[メイン] system : [ 黄猿 ] 魔力 : 4 → 6

[メイン] GM : APへらしといてねーん

[メイン] system : [ 黄猿 ] AP : 2 → 1

[メイン] system : [ 黄猿 ] AP : 2 → 1

[メイン] 黄猿 : 光の速さで魔力回復した事はあるかァ~~~い?

[メイン] 黄猿 : 2d6+1>=10 (2D6+1>=10) > 8[4,4]+1 > 9 > 失敗

[メイン] 黄猿 : ま、そういう事もあるねェ~~~

[雑談] system : [ 黄猿 ] AP : 1 → 0

[メイン] system : [ 黄猿 ] 魔力 : 6 → 5

[メイン] 黄猿 : 1d6 (1D6) > 6

[メイン] system : [ 黄猿 ] 魔力 : 5 → 7

[メイン] ギム・ギンガナム : うおおおおおお小生タイムだァァァァァ!!!!

[メイン] ギム・ギンガナム : choice[魔術師,NT-1,流石最強!] (choice[魔術師,NT-1,流石最強!]) > 流石最強!

[メイン] ギム・ギンガナム : マルクト貴様だ!!!殴られる前に殴る!!!!!!!!111

[メイン] マルクト : ……来ましたか…!

[メイン] ランサー : 高所に立ち、日の光に照らされて、逆光で黒く染まる騎士

[メイン] マルクト : 「……あのサーヴァントは…!」

[メイン] アーチャー : それを視認すると同時、マスターの前に立ちはだかる少女。

[メイン] ランサー : 「久しぶりと見受けられる、マルクト嬢!」

[メイン] ランサー : 「そして……アーチャー!!」

[メイン] アーチャー : Vサインを返し。

[メイン] アーチャー : 「挑戦は受ける、だっけ?お返しするよ、ランサー!」

[メイン] ランサー : 「フフフ…」

[メイン] アーチャー : 炎を纏う扇子を持ち、突きつけんと。

[メイン] ランサー : 「もはやお前には隠す意味もない!!!名乗ろう!!!」

「ボードウィン家ガンダムフレーム、ガンダム・キマリストルーパー!」

[メイン] アーチャー : 「……! いいね、いい度胸だよ!それでこそ……」

[メイン] アーチャー : 「偉業を成す、私と主とのいい障害になってくれるよ!」

[メイン] アーチャー : 「お返しに返そう、私は由比鶴乃…最強を目指す、サーヴァント!」

[メイン] ランサー : 「……最強か
 奇しくも、目指すものは同じなようだ!」

[メイン] アーチャー : 「でも、その座には一人しか着けないみたいだね?」

[メイン] アーチャー : 「なら……あとはもう、真剣勝負あるのみ!」

[メイン] ギム・ギンガナム : では戦闘開始前のスキルを切らせてもらう

[メイン] マルクト :

[メイン] ランサー : 「決闘流儀 A」 この戦い、誇りを持って臨むことを誓う。戦闘開始時に使用できる。戦闘に参加しているサーヴァント1体を対象にする。自分とそのサーヴァント以外のサーヴァントは戦闘から除外される。

[メイン] ギム・ギンガナム : 「連携攻撃」 襲撃時、サーヴァントがいるならサーヴァント1体の筋力を1ランク、魔力を2ランク上げる。

[メイン] マルクト : ではこちらも

[メイン] アーチャー : 「出たとこ勝負」
情報を取り入れ、その場その場で判断する気転の良さを表すスキル。
ターン開始時に使用する。『真名』を知っているサーヴァント1体を対象とする。そのターンの間、そのサーヴァントと戦闘する場合、自分のステータスを全て1ランク上げる。

[メイン] ギム・ギンガナム : 待て

[メイン] マルクト :

[メイン] ギム・ギンガナム : 「ターン開始時」だ、タイミングを逃している

[メイン] GM : うむ

[メイン] マルクト : ……あ~~~!

[メイン] GM : あとアーチャーもサーヴァントが自分一人だけだと全ステあがるよ

[メイン] ギム・ギンガナム : ではこちらは更に積ませてもらう

[メイン] ギム・ギンガナム : 「策士」 戦闘時、『真名』を知っているサーヴァントが敵陣営にいる場合、一体につき2点の魔力を得る。この魔力は戦闘終了時に失われる。

[メイン] system : [ ギム・ギンガナム ] 臨時魔力 : 0 → 2

[メイン] マルクト : なるほど…

[メイン] ギム・ギンガナム : お互いの名を知っているほど強くなる!
正々堂々とした戦いにはとことん強いぞ!

[メイン] アーチャー : おっけーおっけー、その分燃えるって奴だよ

[メイン] ランサー : 「それではァ!行くぞォ!」

[メイン] アーチャー : ……でもね、負けてられないね

[メイン] アーチャー : 宝具使用!

[メイン] マルクト : 「…魔力はあります、ここで勝ち取りましょう!」

[メイン] system : [ マルクト ] 魔力 : 5 → 2

[メイン] ランサー : 「また、あの技か!」

[メイン] アーチャー : ・宝具:「団欒のドッペル」
ランク:E 種別:結界宝具 防御対象:1人
その姿は、金華
主の奉仕によって偉業を成し遂げたいという思いとは異なり、無限の富を生み出すことで身内の欲望を際限なく叶え仮初の団欒を守ろうとする。
戦闘時、この怪物は富は火炎へと昇華し、欲で押しつぶさんと吐き出す。
防衛時に使用可能。味方陣営が勝利し、勝利を2点獲得する。
宝具ランク未満の幸運ランクしか襲撃側が持たない場合、襲撃側のサーヴァント1体の全ステータスを永続的に1ランク下げる。

[メイン] ランサー : 「それを待っていたァ!!!」

[メイン] アーチャー : 見るもおぞましい、その金の豚が現れ。

[メイン] アーチャー : 「………!」

[メイン] ランサー : 「マスター許可をくれ!この素晴らしき戦士に全身全霊をぶつける許可を!」

[メイン] ギム・ギンガナム : 「かぁまわん!!!」

[メイン] アーチャー : 「そっちもそう来るんだね……!」

[メイン] ランサー : 「またこのシチュエーションだ、今度は防ぎ切って見せろ」

[メイン] マルクト : 「ええ、二度目まして……」

[メイン] ランサー : 『破壊槍・神槍(デストロイヤーランス・グングニール)』!!!

[メイン] ランサー : 一層力が込められた槍が、超高速で突き出される

[メイン] アーチャー : 「────────────」

[メイン] アーチャー : 「なら、全身全霊で戦わないと、だね」

[メイン] アーチャー : 「炎扇斬舞」
見るも慎ましいその金華は、しかしてその欲が大きければ大きいほど、力を増幅させる
指定:宝具
戦闘中、そのステータスはEXランクにしても良い。ただし、この効果を適用した戦闘で自分が敗北した場合即座に消滅する。

[メイン] ランサー : マジか!?

[メイン] アーチャー : その槍を、今度こそ……!
炎で防ぎきる……!

[メイン] アーチャー : 宝具レベル:EX!

[メイン] ランサー : 「…何ッ!?」

[メイン] ランサー : 「確かに…抜いたはずッ!!」
その槍は大きく軌道を逸らす!

[メイン] アーチャー : 勢いを殺す、むしろ押し返さんと!
火炎、火炎、火炎!

[メイン] アーチャー : 「…これが全身全霊、私の最大最強の力だァ~~~~!!!」

[メイン] ランサー : 槍ごとその炎に弾き飛ばされ、砂埃を立てながら地面を転がる!

[メイン] ランサー : 「ぬっ…くあああっ!!!」

[メイン] アーチャー : 「っ、はぁ……はぁ……!」

[メイン] アーチャー : それを見て、炎の勢いも徐々に薄らいでいく

[メイン] ランサー : 「なんという……!
 俺のデストロイヤー・ランスを……押し返すほどの火力だと!?」

[メイン] system : [ ギム・ギンガナム ] 臨時魔力 : 2 → 0

[メイン] system : [ ギム・ギンガナム ] 魔力 : 8 → 6

[メイン] アーチャー : 「一回目、負けてすっごく悔しかったからね!」
金華が崩れ、空から落ちる

[メイン] ギム・ギンガナム : 「クククク…一度勝った相手だと、みくびっていたか」

[メイン] アーチャー : 「……だから、絶対絶対、あなたの槍に負けないってね!」

[メイン] ランサー : 「フフ、そういう負けず嫌いは……嫌いじゃない!」

[メイン] マルクト : 「……ええ、これが……私たち、です」

[メイン] アーチャー : にひ。

[メイン] アーチャー : 「最強を目指す者同士、だもんね!」

[メイン] ランサー : 「ああ。お前の真の全力、見させてもらった
 機会があるならば、俺もリベンジを望みたいものだな!」

[メイン] アーチャー : 「ふふ、いつでも受けてたとう!騎士じゃないけど、約束は守ってみせるからね!」

[メイン] ランサー : 「…その言葉、信用ではなく信頼させてもらう!」

[メイン] アーチャー : それにまた、Vサインを返し。

[メイン] ランサー : マスターを連れて、その四脚を走らせて去っていく

[メイン] アーチャー : それを見届けるかのように炎と共に、マスターごと揺らめいて消えた。

[メイン] アーチャー :  

[メイン] system : [ マルクト ] 勝利 : 3 → 4

[雑談] system : [ ギム・ギンガナム ] 敗北 : 1 → 2

[メイン] system : [ マルクト ] 勝利 : 4 → 5

[メイン] system : [ ギム・ギンガナム ] AP : 1 → 0

[マルクト] マルクト : ……そこは日が照らされる、どこかの空き地。

[マルクト] マルクト : そこに。

[マルクト] アーチャー : 炎が現れる。

[マルクト] アーチャー : そして纏っていた燃ゆるものが消えた時、そこには二人の少女がいた。

[マルクト] アーチャー : 「いやー、やっぱ強いねあの人!とっておきのとっておき使っちゃったよ」

[マルクト] アーチャー : たはは、と朗らかに笑う。

[マルクト] マルクト : 「…凄まじかったです…あれは」

[マルクト] マルクト : ……この私よりも下に見える少女。

[マルクト] マルクト : 彼女が出した、あの絢爛とした金のモノはランサーの槍をしのいでみせた。

[マルクト] マルクト : …だが、なぜ彼女は一体……

[マルクト] マルクト : 「……ですが、あの豚のような物はなんなのですか?そして…なぜ、英霊に」

[マルクト] マルクト : …見聞を深めるためにも。

[マルクト] アーチャー : 「……ほよ?私?」

[マルクト] アーチャー : ううん、と唸りこんで。

[マルクト] アーチャー : 「……私はねー、生涯掛けて”ナニカ”をさいっきょーにしようと思ってたんだ」

[マルクト] アーチャー : 「それこそ、全ての頂点に立とうってね」

[マルクト] マルクト : 「…頂点」

[マルクト] アーチャー : そ、と頷いて。

[マルクト] アーチャー : 「でもそれが今の身じゃ思い出せない」

[マルクト] アーチャー : 「体の中に湧き上がるのは、頂点に立とうとする意志だけ」

[マルクト] アーチャー : 「生前のその意志が、認められて今ここにいるんじゃないかなって!」

[マルクト] マルクト : 「……それがあなたの…なすべきことなのですか」

[マルクト] アーチャー : 「うん、そのために私は天辺を取る」

[マルクト] アーチャー : 「あなたも一緒!」

[マルクト] アーチャー : そうして手を強引にとって。

[マルクト] マルクト : 「わ、私も……?!」

[マルクト] マルクト : ぶんぶんと振り回されている。

[マルクト] アーチャー : 「そう、あなたはこの戦争を勝ち取るって決めたんでしょ」

[マルクト] アーチャー : 「なら、同じだよ!」

[マルクト] アーチャー : 「私たちで……任されたもの、全部ひっくるめて…」

[マルクト] アーチャー :
  偉業を成し遂げよう
 「最強になっちゃおう」
 

[マルクト] マルクト : 「……最強ですか、あはは…」

[マルクト] マルクト : 突飛…というか、私的には…自身が無い。
それを目指そうとする経験なんて、今までわからなかった。

[マルクト] マルクト : ……ただ、そう。

[マルクト] マルクト : …やるって決めたんだから、やってやる。

[マルクト] マルクト : 「……いいですよ」

[マルクト] マルクト : 手を握り返す、熱く、強く。

[マルクト] マルクト : 「最強、なっちゃいましょう」

[マルクト] マルクト : にこり、と笑って。

[マルクト] アーチャー : 「へっへへん!」

[マルクト] アーチャー : にやり、と笑って。

[マルクト] マルクト : 「それでは…行きましょう、私たちが勝ち残るために」

[マルクト] マルクト : そのまま、歩を──────

[マルクト] マルクト : 日へと歩き出すように。

[マルクト] マルクト :  

[マルクト] マルクト :  

[マルクト] マルクト :  

[マルクト] アーチャー : 炎は揺らめく、揺らめいて。

[マルクト] アーチャー : けれど、いつかは……

[マルクト] アーチャー : 消えてゆくもの。

[マルクト] アーチャー :  

[マルクト] アーチャー :  

[メイン] マルクト : 休息!

[メイン] マルクト : 2d6=>10 (2D6>=10) > 7[5,2] > 7 > 失敗

[メイン] マルクト : ぬう………

[メイン] マルクト : 魔力つかいます

[メイン] system : [ マルクト ] 魔力 : 2 → 1

[メイン] マルクト : 1d6+7 (1D6+7) > 2[2]+7 > 9

[メイン] マルクト : おわァ~~~~!!

[メイン] マルクト : 追加したら…これタイミング的にどうなるんですかね?

[メイン] マルクト : ついか~

[メイン] マルクト : 1d6+9 (1D6+9) > 1[1]+9 > 10

[メイン] マルクト : ええ…

[メイン] system : [ マルクト ] 魔力 : 1 → 2

[メイン] system : [ マルクト ] AP : 2 → 1

[雑談] system : [ マルクト ] AP : 1 → 0

[雑談] system : [ マルクト ] AP : 0 → 1

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 行くぞ、マスター

[メイン] ミーシャ : …ええ

[メイン] ミーシャ : 襲撃です

[メイン] ミーシャ : 相手は…ギンガナム!

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 信号弾を遥か上空に向けて上げる

[メイン] ランサー : それを見て、四脚を走らせて現れる
「…お前らか」

[メイン] ミーシャ : 「ええ」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「借りを返させてもらおう」

[メイン] ギム・ギンガナム : 「リベンジにしては、手が早いじゃないか」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「…時間は貴様らに味方するのでな」

[メイン] 黄猿 : 「...一応よしみがあるから来たはいいけどねェ〜〜
なんともはや...」

[メイン] ランサー : 「だが」

[メイン] ミーシャ : 「…!」

[メイン] ランサー : 「今俺は、挑戦を受け付けていない」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「ほう?」

[メイン] ランサー : 「決闘流儀 A」 手袋を投げられたのなら、それを拒否することはできない。戦闘開始時に使用できる。戦闘に参加しているサーヴァント1体を対象にする。自分とそのサーヴァント以外のサーヴァントは戦闘から除外される。

[メイン] ランサー : 指定するのはアサシン。お前だ!

[メイン] 【頭蓋砕き】 : そう来るか…!

[メイン] 『不敗の青年』 : 『…ああ、わかってたとも』

[メイン] ギム・ギンガナム : 「始めましてだなァ!ミラクル・ヤン!」

[メイン] ミーシャ : 「ッチ…」

[メイン] 『不敗の青年』 : 『そしてこの局面が意味する事…
最悪を予想するのであれば…まずいかな』

[メイン] ランサー : 「不敗の魔術師、その力測らせてもらう!」

[メイン] 『不敗の青年』 : 『…正直ね、これが正道かどうかは図りかねてはいるんだ』

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「騎士のやり方は肌に合わんが…!」

[メイン] ギム・ギンガナム : 「フ…相手は高名な不敗の魔術師。
 惜しむわけにもいくまい」

[メイン] ギム・ギンガナム : 十字架を取り出して、それに力を込める

[メイン] ギム・ギンガナム : 「概念武装:黒鍵」 戦闘開始時、敵陣営の任意のステータスのランクを1つ下げる。

[メイン] ギム・ギンガナム : 当然、耐久ゥ!

[メイン] ギム・ギンガナム : ん、待てよ?これ防御側だわ

[メイン] 『不敗の青年』 : 『…ふむ』

[メイン] ギム・ギンガナム : まあいいや

[メイン] ランサー : 「…攻め手に回るのは、苦手か?」

[メイン] 『不敗の青年』 : 『まあね、こんな機会もめったにないし』

[メイン] 『不敗の青年』 : 『だがね…私の苦手な事は』

[メイン] ランサー : 「……」

[メイン] 『不敗の青年』 : 『それが得意な人に回せばいいんだよ』

[メイン] ランサー : 「…そうだな、貴様は騎士ではない
 用兵家だ!!」

[メイン] 『不敗の青年』 : 『戦闘時、であれば』

[メイン] 『不敗の青年』 : 『戦闘開始時にも使用できる事は確認した』

[メイン] 『不敗の青年』 : 『では、こうだ』

[メイン] 『不敗の青年』 : 『第13艦隊、ギムへ!』

[メイン] ギム・ギンガナム : 「…何だ?この…!」

[メイン] 『不敗の青年』 : 「第13艦隊」
戦闘時に使用できる。すでに自分が情報を知っているスキル1つを対象とする。戦闘中、そのスキルを効果を無効化する。魔力を2消費する。
寄せ集めと言われながらも、その用兵術並びに将兵の戦力によって最大限の働きを示すようになった。
相手の戦術を看破し、効果的な攻撃を行う。

[メイン] ヒュペリオン : 音速を超えて

[メイン] ヒュペリオン : 未来の技術、ワープ航法

[メイン] ヒュペリオン : それは隔絶された決闘の場を打ち崩す

[メイン] system : [ 黄猿 ] 魔力 : 7 → 5

[メイン] ギム・ギンガナム : 「アレは…アレはァ!!!」
驚きよりも、興奮が勝る

[メイン] ランサー : 「……見事!!!」

[メイン] ミーシャ : 「…これは!?」

[メイン] ヒュペリオン : そして幾万とも言える船舟が上空を埋め尽くす!

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「…これでは、決闘どころではあるまいて」

[メイン] 『副司令官』 : 『お久しぶりです』

[メイン] 『客員提督』 : 『…まさか、このような戦いの場でも私を呼んで頂けるとは』

[メイン] ランサー : 「普段なら、無粋な真似をと言っているところだ」

[メイン] ランサー : 「…だが、これが貴公の戦い方であることは分かっている。
 今はただ、敬意を示そう!」

[メイン] 『不敗の青年』 : 『そうかい、ありがとう』

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「…成程」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「恐ろしいな、これほどまでとは…」

[メイン] ヒュペリオン : 空から降りてくる影

[メイン] 『薔薇の騎士』 : 『っと、まさか戦闘ではなく運び屋の真似事とは驚きましたが』

[メイン] 『薔薇の騎士』 : 『まぁいいでしょう、きっての頼みとあれば』

[メイン] 『薔薇の騎士』 : そうして、【頭蓋砕き】とミーシャを戦場に並べる

[メイン] ミーシャ : 「…助かります」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「これで、やっと始められるわけだ」

[メイン] 黄猿 : 「そういう事だねェ~~」

[メイン] ミーシャ : 「…では」

[メイン] ミーシャ : 「ライダー、今度こそ」

[メイン] 黄猿 : 予見していたのか、宝具を頼らず戦闘に参加し負担を減らす

[メイン] 黄猿 : 「策士"見聞色"」 戦闘時、『真名』を知っているサーヴァントが敵陣営にいる場合、一体につき2点の魔力を得る。この魔力は戦闘終了時に失われる。

[メイン] system : [ 黄猿 ] 魔力 : 5 → 7

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「…ああ!」

[メイン] ランサー : 「…振り出しに戻るか」

[メイン] 『不敗の青年』 : 『これで魔力はプラマイゼロ
あとは総員、死力を尽くすのみだ』

[メイン] ギム・ギンガナム : 「いいや、黒鍵を使わされた。
 流石の策士だよ、彼は」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「…ランサー、お前には敬意を払い一つ伝えておく」

[メイン] ランサー : 「……」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「私は、騎兵という枠に収まったが…決してそのような存在ではない」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「フェアに言うとすれば、私はテロリストとも呼ばれた」

[メイン] ランサー : 「…テロリストか」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「故に」

[メイン]       : 『彼女の幸せは、約束しよう』

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「誇りに従え、それを知らせる事は」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「騎士などにはなれない私の選択だ」

[メイン] ランサー : 「…そうだな」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : グレネードランチャーを大きく構え

[メイン] ランサー : 「……」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 【相思相殺】
ランク:EX 対軍宝具
その絶えない意志を込めた砲撃は、時に後世で語られる機能をも超えて敵を打ち砕く。
"アーツ"とも言われたその力が宝具として逸話を下地に発露した物。
襲撃時に使用可能。味方陣営が勝利し、勝利を2点獲得する。
宝具ランク未満の幸運ランクしか防衛側が持たない場合、防衛側のサーヴァント1体かマスター1人を消滅させる

[メイン] ランサー : 「……これは」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「源石榴弾装填」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「…打ち砕く!」
轟音と共に、ランサーを中心に無数の砲撃を放つ

[メイン] ランサー : 「そうだな…」

[メイン] system : [ ミーシャ ] 令呪 : 2 → 1

[メイン] ランサー : 「俺の知る人間にも、お前のような生き方しか出来なかった奴がいる」

[メイン] ミーシャ : 「…終わらせる、終わらせてください…!」
既に二つ目の令呪を削りながら

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「…そうか」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「だが」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「私は出来なかったのではない」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「私の意思で、この錦旗を被ったと言っておく」

[メイン] ランサー : 「……はは」

[メイン] : 『何が欲しい?』

[メイン] : 『……バエル』

[メイン] ランサー : 「きっと奴も!!!そう言う!!!」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「…そうか」

[メイン] ギム・ギンガナム : 「ランサー」

[メイン] ランサー : 「……???」

[メイン] ギム・ギンガナム : 「令呪三画を持って命ずる。
 この場から撤退せよ」

[メイン] ランサー : 「!?!?!!?!?!?、?!?!?」

[メイン] ミーシャ : 「…!!!???」

[メイン] 『不敗の青年』 : 『…』

[メイン] ミーシャ : 「死ぬ気か!ギム・ギンガナム!」

[メイン] ギム・ギンガナム : 「貴様ぁ!!!忘れたとは言わせんぞ!!!」

[メイン] ギム・ギンガナム : 「貴様の願い!!!
 小生は闘争の為!!!
 貴様はぁ!!!!!」

[メイン] ギム・ギンガナム : 「主人の為だろうがぁ!!!キマリス・トルーパぁ!!!!!!」

[メイン] 黄猿 : 「………」

[メイン] ランサー : 「待てッ!!!そんなことを俺は望まない!!!お前は一時的でも、俺の主人で!!!!」

[メイン] ミーシャ : 「ライダー!止めて!!」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「無理だ、最早…」

[メイン] ギム・ギンガナム : 「貴様の主人はぁ!!!ガエリオ・ボードウィンだァ!!!!」

[メイン] ギム・ギンガナム : 「小生の忠臣は!!!!」

[メイン] ギム・ギンガナム : 地面から機械人形がせり出す

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「…!」

[メイン] ターンX : 「この!!!!ターンXだけで充分!!!!」

[メイン] ミーシャ : 「…何を!」

[メイン] ミーシャ : 「逃げたらいいのに…どうしてそこまで…!」

[メイン] ターンX : 「覚悟しろ小僧!!!
 火力は充分かァァァァ!!!!」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「…ああ」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「受け止めろ!ギム・ギンガナム!」

[メイン] ターンX : 「ぬおおおおおっ!!!!」

[メイン] ターンX : 「小生の拳がぁ!!!光って唸る!!!」

[メイン] ターンX : 「貴様を倒せとォ!!!輝き叫ぶ!!!!」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「これが私のアーツだ…砕けろ!!!」
機体に迫る榴弾が、赤く輝く

[メイン] ターンX : 「必殺!!!!!!」
右マニュピレーターが全開に開く!!!

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「砕けろ…砕けてくれ!!」
願いに近い叫びを吐き出す

[メイン] system : [ ギム・ギンガナム ] 令呪 : 3 → 0

[メイン] ミーシャ : 「……ぁ、ああ!」
二つの輝きを前に、目が眩んで

[メイン] ターンX : 「シャイニング・フィンガァァァァ!!!」
それを突き出し、その攻撃を受け止めんとする!!!

[メイン] 黄猿 : 「…光」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 榴弾が弾けて、激しい閃光と轟音を響かせる

[メイン] ターンX : 自らから溢れ出る光と、前方から迫り来る光に飲まれ、その存在は揺らいでいく

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 雨のような砲撃は巨大な機体に全て降り注いで

[メイン] ターンX : 「クククク!!!
 小生は……
 貴様らのような戦士と戦えて光栄であったァ!!!」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「…そうか、お前は…」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「戦い、死んでいく人間だったか…」

[メイン] ギム・ギンガナム : 「ハハハハハハ!!!
 オ・ノーレェ!!!!!!!」

[メイン] ミーシャ : 「……ギンガナムさんッ!!!」
叫びに、無理やり目を向けるが

[メイン] ターンX : 月の光とも見紛うその光に包まれたターンXは

[メイン] ターンX : 自らの背中から放出する翼の形成する繭に

[メイン] ターンX : 包まれて、消えた……

[メイン] ミーシャ : 「……ああ」

[メイン] ミーシャ : 「…綺麗な、光だ…」
漏れ出るような一言だった

[メイン] 黄猿 : 「……」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「……消えて、行ったか」

[メイン] 『不敗の青年』 : 『そうだね』

[メイン] ミーシャ : 「…あ…はい」

[メイン] ランサー : 「…ギム・ギンガナム…」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「……残ったか、ただ一人」

[メイン] 『不敗の青年』 : 『…君はどうするんだい?』

[メイン] ランサー : 「俺は…どうするのだろうな
 奴に生かされてしまった」

[メイン] ランサー : 「どうであろうと、このまま本当の主人には顔を合わせられんさ。もっと先の力を得るまではな」

[メイン] ミーシャ : 「……そう、ですか」

[メイン] ランサー : 「ありがとう。
 君達との戦いで、少し何か見えた気がした」

[メイン] 『不敗の青年』 : 『感謝される謂れはないさ』

[メイン] ランサー : 足音を鳴らして
「…また会おう、素晴らしき英傑達よ。
 機会が、あれば」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「…ああ、戦いを終えただけだ」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「……」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「あれば、な」

[メイン] system : [ ミーシャ ] 勝利 : 2 → 4

[メイン] 黄猿 : 「じゃァねェ~…」

[メイン] 黄猿 : 「……主を無くした英霊、か」

[…………]    :

[…………]    : ∀ ∀ ∀ ∀ ∀ ∀ ∀ ∀…

[…………]      : …………

[…………] ギム・ギンガナム : 「……またここか。
 小生も成長しないものだ」

[…………] ギム・ギンガナム : 繭に包まれてやってきた、白い暗闇にそう呟く。

[…………] ターンX : ……
新たな傷が刻まれたそれは、きっとまだ上手くは動かない。

[…………] ギム・ギンガナム : 「だが…
 一度出られたのだ。
 二度できぬ道理はない」

[…………] ターンX : ボロボロになった異形の右腕を、少しずつ治しながら振り上げる。

[…………] ギム・ギンガナム : 「そうだせっかくだ。
 この素晴らしい戦いの記録を、新たな歴史として残そうではないか」

[…………] ギム・ギンガナム : 「名前は…そうだな」

[…………] ギム・ギンガナム : 「機動戦争・ターンXガンダムというのはどうかなァ!!!」

[…………] ギム・ギンガナム : 白い虚無の中で、彼の笑い声が響く。
次に彼が流れ着く世界は、果たして…

[…………] :  

[…………] :  

[マルクト] アーチャー :  

[マルクト] マルクト : 「………アーチャー」

[マルクト] マルクト : そこはマルクトの集合地、そこに2人しかいない。

[マルクト] マルクト : 「……先ほどの戦い、あれは……」

[マルクト] マルクト : 「……凄まじい物でした、とても」

[マルクト] マルクト : 「……ですが、無理をしましたね」

[マルクト] アーチャー : 「……あはは~……そりゃ、隠し玉だからね」

[マルクト] アーチャー : えへへ、と笑う。

[マルクト] アーチャー : しかし、その炎が揺らいで……まとまっていない。

[マルクト] アーチャー : ……それはつまり、別れの刻が近いという事。

[マルクト] マルクト : 「……アーチャー……」

[マルクト] マルクト : 「…私は、私は………どうすれば」

[マルクト] マルクト : 「わかんないよ……」

[マルクト] マルクト : 顔を手で塞いで、背中を壁へと預ける。

[マルクト] アーチャー : 「………」

[マルクト] アーチャー : 「………ちゃー!」

[マルクト] アーチャー : ごつん。

[マルクト] アーチャー : 頭突きをマルクトに食らわせる。

[マルクト] マルクト : 「あぐうっ!?」

[マルクト] マルクト : 手を下ろし、アーチャーを見つめる。

[マルクト] マルクト : 「……何するんですかぁ!」

[マルクト] アーチャー : 「全くもう!」

[マルクト] アーチャー : 「……最強を目指すと誓ったんだから、こんな所でくじけてらんないでしょ」

[マルクト] アーチャー : 「ね?」

[マルクト] アーチャー : にこりと、笑う。

[マルクト] マルクト : 「…………」

[マルクト] マルクト : ひりりとした額がを抑えて。

[マルクト] マルクト : 「……私、あなたみたいに…目指せますかね」

[マルクト] アーチャー : 「んーーーーー」

[マルクト] アーチャー : 「あなたはどうやって、ここまで来たの?」

[マルクト] マルクト : 「……それは」

[マルクト] マルクト : ……さとうさんに”仲間”として助けてもらい。

[マルクト] マルクト : ……ミーシャさんを、”支える”と約束して。

[マルクト] マルクト : ……アサシンから、”最善”を取るべきと言われ。

[マルクト] マルクト : ……ランサーの、最強に圧倒されながらも。

[マルクト] ランサー : 足音。

[マルクト] マルクト : 「………!」

[マルクト] マルクト : 振り返る。

[マルクト] アーチャー : 「……来てくれたね」

[マルクト] ランサー : 「…その体たらくはなんだ。
 再戦はしっかり申し込んだはずだ」

[マルクト] アーチャー : その体は粒子となり、徐々に薄まっている。

[マルクト] アーチャー : 「…あっはは。ごめんね!再戦は…できそうにないかな」

[マルクト] ランサー : 「出来もしない約束など……!
 ハナからするものじゃあない!!」

[マルクト] マルクト : 「……ランサー、さん…」

[マルクト] ランサー : 「貴様ァ、俺の信頼を、踏み躙るか、弓兵ェ!」

[マルクト] アーチャー : 「……や、本当にごめんね、でもね」

[マルクト] アーチャー : 「信頼次いでに、頼まれごと……してもいいかな?」

[マルクト] ランサー : 「……無論だ!!
 騎士は…民から頼まれたことを断りはしない!!!」

[マルクト] アーチャー : 「リベンジは出来そうにない、けど……」

[マルクト] ランサー : 「それが、義務だから!」

[マルクト] アーチャー : 「まだまだ、あなたの戦いの場は残されてるみたいだからさ」

[マルクト] アーチャー : 「……いやあ、ほんと……」

[マルクト] アーチャー : 「いい騎士さんだよ」
その返事をきいて、うんうんと頷く。

[マルクト] ランサー : 「ク…」

[マルクト] ランサー : 「俺は…」
思い出す。あの時を。
俺は、二度も主人を守れなかった。

[マルクト] ランサー : 「俺は…ああそうだ、良い騎士にならなければ、そうして戻らなければ…ならないんだ……」

[マルクト] アーチャー : 「…………」

[マルクト] アーチャー : より良い自分であろうとする、その意志。
……それはきっと、彼と私とでは同じだ。

[マルクト] アーチャー : 「……なら、なってみせて」

[マルクト] アーチャー : 「この戦いで最強になってみせて」

[マルクト] ランサー : 「……」

[マルクト] アーチャー : 「それで……もし、あなたが最強になれたなら」

[マルクト] アーチャー : にかっと笑う。

[マルクト] アーチャー : 「……リベンジ、受けてあげるよ!」

[マルクト] ランサー : 「…その言葉、しかと記憶した!!!」

[マルクト] アーチャー : へへ、と笑い。

[マルクト] マルクト : 「……あなたは、いいんですか…?」

[マルクト] ランサー : 「…?」

[マルクト] マルクト : 「……私は、一人じゃ…どうしようも出来ないマスターです」

[マルクト] 松坂さとう : カツ、カツ、カツ、カツ。

[マルクト] 松坂さとう : 靴音が、鳴る。

[マルクト] ランサー : 「……」

[マルクト] 松坂さとう : 「─────どうしようもできない?」

[マルクト] マルクト : ……そう、誰かが隣にいないと……

[マルクト] マルクト : 「……」

[マルクト] マルクト : 「さとう、さん…」

[マルクト] 松坂さとう : 「それ、どの口が言ってるんですか?」
影が差し込む。徐々に、その顔が明らかに。

[マルクト] 松坂さとう : 月夜に照らされたその表情は、冷たく。

[マルクト] 松坂さとう : 「…………貴女は、私に教えてくれましたよね」

[マルクト] 松坂さとう : 「"信じるということ"を」

[マルクト] マルクト : 「………」

[マルクト] 松坂さとう : 「それって、1人では"どうしようも出来ない"方が言える台詞ですか?」

[マルクト] マルクト : 「ですが……私がここまで来てくれたのは、誰かの助けがあって……」

[マルクト] 松坂さとう : 首を横に振る。

[マルクト] マルクト : 「……信じる、なんて…誰にだってできます」

[マルクト] 松坂さとう : 「────何を言うかと思えば……」

[マルクト] ランサー : 【できなかった人間を、お前は知っているはずだ】

[マルクト] マルクト : 「………ッ」

[マルクト] ランサー : 【お前が知らなくとも、きっとお前の中の何かは】

[マルクト] 松坂さとう : はぁ。と溜息を一つ。
「……そんな信念で、私の願いを袖にしたんですか?」

[マルクト] 松坂さとう : 「ねぇ、マルクトさん」

[マルクト] 松坂さとう : 「誰が」

[マルクト] 松坂さとう : 「私を変えたんですか?」

[マルクト] 松坂さとう : 「こんな、"苦い"塊の人間を、汚い人間を」

[マルクト] 松坂さとう : 「誰が変えてくれたんですか?」

[マルクト] 松坂さとう : マルクトの目を、ジッと見る。

[マルクト] 松坂さとう : そして、優しく、微笑む。

[マルクト] マルクト : 「────────────」

[マルクト] 松坂さとう : 「───────貴女、ですよ」

[マルクト] マルクト : ああ、そうだ……私は。

[マルクト] マルクト : ……自分が、成そうとしていた、その物も揺らいでしまっていたんだ。

[マルクト] マルクト : 「……はい」

[マルクト] 松坂さとう : 「────掴み取ってください、マルクトさん」

[マルクト] ランサー : 「…ん、俺なんか言ったか?」

[マルクト] マルクト : 「……私は、あなたが、あなた達から貰ったものをすっかり、忘れそうになっていました」

[マルクト] 松坂さとう : 「さぁ?」
ランサーを見て、肩をすくめる。

[マルクト] ランサー : 「……」

[マルクト] 松坂さとう : マルクトに、ニコ、と笑う。

[マルクト] マルクト : 「……さとうさん、ランサー……」

[マルクト] ランサー : 「それにな!!!
 俺からも言いたいことがある!!!」

[マルクト] マルクト : 「……こんな私だなんて、言いません」

[マルクト] マルクト : 「………な、う、はい!」

[マルクト] マルクト : 圧に臆され、顔を向ける。

[マルクト] ランサー : 「一人じゃ何もできないというのなら……
 俺も同じだッ!!!」

[マルクト] ランサー : 「俺は機械だ、兵器だ、人形だ、着ぐるみだ!」

[マルクト] ランサー : 「使ってくれる人間がいないなら、俺は動けやしない!!!」

[マルクト] マルクト : 「……あなたほどの、力を持つ物でも…?」

[マルクト] ランサー : 「そうだ。
 俺はモビルスーツ。ガンダム・フレーム」

[マルクト] ランサー : 「天使を狩るために造られた悪魔で……」

[マルクト] ランサー : 「人が扱う、一つの機械だ」

[マルクト] マルクト : 「………人が、扱う」

[マルクト] マルクト : ……そうだ、ランサーのマスター……ギンさん。
あの人との連携により、あの力を示していたのであるなら、それは。

[マルクト] ランサー : 【お前の知る“機械”とは、その点で違うと言えるかもしれないし、違わないかもしれない】

[マルクト] 松坂さとう : 「ええ、つまり─────」

[マルクト] マルクト : ………。

[マルクト] 松坂さとう : 「────信じる力ですよ」

[マルクト] 松坂さとう : マルクトの目を、見て。

[マルクト] マルクト : ……機械、機械。

[マルクト] : 「業務は私で十分。あなた達の存在は、本来必要が無いの」

[マルクト] マルクト : ……朧げな青髪を幻視する。

[マルクト] マルクト : ああでも。

[マルクト] マルクト : さとうの目を見返して。

[マルクト] マルクト : そして、ランサーに頷く。

[マルクト] ランサー : 「……」

[マルクト] マルクト : この二人は、決して違う。

[マルクト] マルクト : そして私も。

[マルクト] マルクト : 「……私は、私たちは…お互いを信じて、手を取り合って…」

[マルクト] マルクト : 「実力を、示すことが出来るんですね」

[マルクト] ランサー : 「……ああ」

[マルクト] 松坂さとう : 「それ、世間で何て言うか知ってます?」

[マルクト] 松坂さとう : 「────"絆"って言うんですって」

[マルクト] 松坂さとう : 悪戯っぽく笑う。

[マルクト] アーチャー : ふふん、と満足そうにその様子を眺めている。

[マルクト] マルクト : 「……絆、うん……」

[マルクト] マルクト : 「いい響きですね」

[マルクト] ランサー : 「サーヴァント・ランサー。ガンダム・キマリストルーパー。望むならばマル【エ】ク【リ】ト嬢の力となろう」

[マルクト] マルクト : 「……ええ、こちらこそ…」

[マルクト] 松坂さとう : マルクトと、サーヴァントを見て、満足気に頷く。

[マルクト] マルクト : 「よろしくお願いします、キマリストルーパーさん」

[マルクト] 松坂さとう : そして、アーチャーを見て。

[マルクト] 松坂さとう : 「───お疲れ様でした、貴女も勇敢な戦士でしたよ」

[マルクト] アーチャー : 手を振る。
もっとも、その手の末端は消えかけている。

[マルクト] 松坂さとう : ニコ、と笑い、手を振り返す。

[マルクト] アーチャー : 「……あはは~、道半ばだけどさ」

[マルクト] アーチャー : 「最強にしてあげてね、その子」

[マルクト] ランサー : 「……次こそは約束を守ってもらう」

[マルクト] アーチャー : ぴしっとマルクトを指しつつ。

[マルクト] アーチャー : 「うん、破るのは……偉大じゃなくなっちゃう!」

[マルクト] アーチャー : にこりと笑い、そうして。

[マルクト] アーチャー : ……炎が揺らめくように。

[マルクト] アーチャー : 「じゃあね、マスター!」

[マルクト] ランサー : 「由比鶴乃嬢ッ!!
 また、会おう!!!」

[マルクト] アーチャー : 「そして、勇敢な騎士さん!」

[マルクト] アーチャー : 掻き消えた。

[マルクト] 松坂さとう : 見届ける、その最期を。

[マルクト] マルクト : 「…………」

[マルクト] ランサー : その時キマリスが無意識に取っていたのは、敬礼のポーズだった

[マルクト] マルクト : メモ帳を、硬く硬く握りしめて。

[メイン] system : [ ミーシャ ] AP : 2 → 1

[メイン] マルクト : 再契約!

[メイン] マルクト : 契約相手はランサー、ガンダム・キマリストルーパーです

[メイン] マルクト : 2d6=>10 (2D6>=10) > 6[2,4] > 6 > 失敗

[メイン] マルクト : ンン…

[メイン] マルクト : 振り直し!

[メイン] マルクト : 2d6=>10 (2D6>=10) > 5[3,2] > 5 > 失敗

[メイン] マルクト : ええ…

[メイン] GM : 普通成功しないからね

[メイン] マルクト : むう……

[メイン] マルクト : 2を6にします!!

[メイン] GM : よろしい

[メイン] GM : じゃあ追加魔力1いきます?

[メイン] マルクト : で、9
魔力つぎ込みやす

[メイン] マルクト : はい

[メイン] system : [ マルクト ] 魔力 : 2 → 1

[メイン] GM : OK

[メイン] GM : ふりたせ

[メイン] マルクト : 1d6+9 (1D6+9) > 3[3]+9 > 12

[メイン] マルクト : では

[メイン] マルクト : マルクト、ランサー…ガンダム・キマリストルーパーと契約します

[メイン] マルクト : “────告げる!
  汝の身は我の下に、我が命運は汝の矛に! 聖杯のよるべに従い、この意、この理に従うのなら────”
 「──────我に従え! ならばこの命運、汝が矛に預けよう……!」

[メイン] ミーシャ :

[メイン] ミーシャ : 休憩です

[メイン] ミーシャ : 2d6+1>=10 (2D6+1>=10) > 11[5,6]+1 > 12 > 成功

[メイン] system : [ ミーシャ ] 魔力 : 4 → 6

[メイン] system : [ マルクト ] AP : 1 → 0

[メイン] system : [ ミーシャ ] AP : 1 → 0

[ミーシャ] ミーシャ : ころした

[ミーシャ] ミーシャ : 殺した

[ミーシャ] ミーシャ : 私の考えで

[ミーシャ] ミーシャ : 私の指示で

[ミーシャ] ミーシャ : 殺した

[ミーシャ] ミーシャ :

[ミーシャ] ミーシャ : 断末魔だったかどうかは、わからない

[ミーシャ] ミーシャ : だが

[ミーシャ] ミーシャ : その声は鮮明に残っている

[ミーシャ] ミーシャ : 彼の望みだったのかもしれない

[ミーシャ] ミーシャ : だが

[ミーシャ] ミーシャ : それをさせたのは、私だ

[ミーシャ] ミーシャ : 覚悟は

[ミーシャ] ミーシャ : していた筈だ

[ミーシャ] ミーシャ : …だが

[ミーシャ] ミーシャ : だが、だが、だが

[ミーシャ] ミーシャ : …その瞬間を見る覚悟は

[ミーシャ] ミーシャ : 無かった、まだ無かったのだ

[ミーシャ] ミーシャ : 「ぅ、あああっ、おあ…ぇえ…」

[ミーシャ] ミーシャ : 吐き出しても吐き出しても悍ましい感覚が残っていて

[ミーシャ] ミーシャ : 口に残る吐しゃ物は、赤く染まって見えて

[ミーシャ] ミーシャ : 「…どうして?」

[ミーシャ] ミーシャ : 逃げられたはずだ、そうならなくてもよかったはずだ

[ミーシャ] ミーシャ : 殺し合いだが、確実に死ぬわけじゃなかったはずだ

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「マスター」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : その様子を見て、呟く

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「"そういうものだ"」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「不条理も、理不尽も」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「測り切れない何もかも」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…ライダーは…」

[ミーシャ] ミーシャ : 「何も感じて、居なかったの?」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「いや」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「…殺す気だった、そうせねば死ぬからだ」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…ライ、ダー…」

[ミーシャ] ミーシャ : …いや

[ミーシャ] ミーシャ : 当たり前だろう

[ミーシャ] ミーシャ : ライダーは、そう言った存在だから

[ミーシャ] ミーシャ : ソレを交えたのは

[ミーシャ] ミーシャ : 私の判断なのだから

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「忘れられないのなら」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「覚えるしかない、全ては同じだ」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…もう、同じじゃない」

[ミーシャ] ミーシャ : 「同じなのは、魔術師だ」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…あの日」

[ミーシャ] ミーシャ : 「自分たちの為だけに、命を奪った魔術師と!同じ…!」

[ミーシャ] ミーシャ : フラッシュバック

[ミーシャ] ミーシャ : 交差する記憶は

[ミーシャ] ミーシャ : 死、死、死、死、闇の中

[ミーシャ] ミーシャ : 肉の裂ける音、大地が爆ぜた音

[ミーシャ] ミーシャ : 重なる、死の瞬間

[ミーシャ] ミーシャ :

[ミーシャ] ミーシャ : 「アレックス…」

[ミーシャ] ミーシャ : 「私は…」

[ミーシャ] ミーシャ : 「もう、貴方を…」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「やめろ」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…ライダーは、優しいね」

[ミーシャ] ミーシャ : 「でも」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…私は、私は…」

[ミーシャ] ミーシャ : 「そうは生きられない、よ…」

[ミーシャ]   : 「じゃあ、そうすればいいだろぅ?」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…?」

[ミーシャ]   : 声が、届いた。笑い声。

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「…!」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「誰だ…!」

[ミーシャ]   : カツカツと、音が鳴る。下駄の足音。

[ミーシャ] ミーシャ : 「…」

[ミーシャ]   : 暗がりから現れたのは。

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「…名乗れ」

[ミーシャ]   : ……紅い仮面をつけた、上半身半裸の男。

[ミーシャ] ??? : 「名乗る?」

[ミーシャ] ??? : 「どうしてその必要がある?」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「…っ」

[ミーシャ] ??? : 「お前たちは殺し合っている。名を隠し、素性を隠し、願いを隠し」

[ミーシャ] ??? : 「殺し合っている」

[ミーシャ] ??? : 「これは『戦争』だ」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「…そうだな」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「随分と長らく姿を隠していたようだ」

[ミーシャ] ??? : 爛々と目を輝かせ、白い蓬髪を振り乱し。

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「このように相まみえるか、見知らぬサーヴァント…」

[ミーシャ] ??? : 「ははは」

[ミーシャ] ??? : 「違う、違うねライダー。違うんだよ」

[ミーシャ] ??? : 「隠れていたんじゃない」

[ミーシャ] ??? : 「『待っていた』のさ」

[ミーシャ] ??? : 「だってこれは」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「…そうか」

[ミーシャ] ??? : 「戦」

[ミーシャ] ??? :    「争」

[ミーシャ] ??? : 「な」
  「ん」
 「だ」
「か」
   「ら」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「お前は随分と"らしい"やつだ」

[ミーシャ] ??? : 「あはははははは!」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「あの騎士とも」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「あの術士とも違う…!」

[ミーシャ] ??? : 「ああ、違うさ、違うとも。全然違う」

[ミーシャ] ??? : 「お前と同じだ」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「…!」

[ミーシャ] ??? : 「人殺し共」

[ミーシャ] ??? : やけに長く白い指をつきつけて。

[ミーシャ] ??? : ケタケタと笑う。

[ミーシャ] ??? : 「なんつってな」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「…今更…!」

[ミーシャ] ミーシャ : その一言に、ふらりと

[ミーシャ] ミーシャ : 「…貴方も、殺す側か」

[ミーシャ] ミーシャ : 「この戦争の中で、殺す側の…」

[ミーシャ] ??? : 「それを選ぶのはお前さ」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「違う、殺したのは私だ…!」

[ミーシャ] ??? : 「違わないね」

[ミーシャ] ??? : 「『殺せ』といったんだ」

[ミーシャ] ??? : 「『殺す』から参加したんだ」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「…違う、意思等…」

[ミーシャ] ??? : 「お前たちはみんな同意の上で参加している。これがお茶会だとでも思ったか?」

[ミーシャ] ミーシャ : 「………」

[ミーシャ] ??? : 「俺達は最初から承知してるんだ」

[ミーシャ] 『不敗の青年』 : 『…その理屈じゃあ』

[ミーシャ] ??? : 「おお!?」

[ミーシャ] ミーシャ : 「………」

[ミーシャ] 『不敗の青年』 : 『先のギム氏を殺したのは私という事になるね』

[ミーシャ] ミーシャ : 「ライダー、さん」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…アサシン、さん…」

[ミーシャ] ??? : ばっと大袈裟に宙返りして飛びのいて見せて、ガードレールの上に高下駄で飛び乗る。

[ミーシャ] ミーシャ : 「………私は」

[ミーシャ] 『不敗の青年』 : 『頭蓋砕き氏と共に連れてきて、戦闘に参加させてしまった』

[ミーシャ] ミーシャ : 「違う」

[ミーシャ] 『不敗の青年』 : 『……完全に私の実力不足だ
申し訳ない』

[ミーシャ] ミーシャ : 「違う、違う……違う」

[ミーシャ] 『不敗の青年』 : 頭を下げる

[ミーシャ] ??? : 「あははははは」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「……マスター…マスター!」

[ミーシャ] ミーシャ : 「そうだ、知っていたんだ……知っていたはずだ…」

[ミーシャ] ??? : 「違うだろう? お為ごかしはよせよ色男」

[ミーシャ] ミーシャ : 「この戦争は、この戦争は…」

[ミーシャ] ??? : 「そうだ、彼女は知っていたんだ!!」

[ミーシャ] ??? : 「さぁ、口にしろ! 高々と!!」

[ミーシャ] ミーシャ : 「教会に行けば、ハナから棄権出来た!」

[ミーシャ] ミーシャ : 「だけど…」

[ミーシャ] ミーシャ : 「………」

[ミーシャ] ミーシャ : 「そうか、願ってたのか」

[ミーシャ] ミーシャ : 「押しのけてまで、殺してまで…」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…あの日が、戻ってくることを…」

[ミーシャ] 『不敗の青年』 : 『………』

[ミーシャ] ??? : 「そ」
  「う」
    「だ」

[ミーシャ] ??? : ミーシャの背後に。

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「…ッ」

[ミーシャ] ??? : それは、いた。

[ミーシャ] ??? : 「お前は望んだんだ」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…ぁ」

[ミーシャ] ??? : 「何人殺してでも、何人押しのけてでも」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…」

[ミーシャ] ??? : 「『それ』を手にするって」

[ミーシャ] ??? : 「……望んだのさ」

[ミーシャ] ??? : 「俺のようになぁ!」

[ミーシャ] ??? : 「アッハハハハハハ!」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…アレックス、アレックス…」

[ミーシャ] ミーシャ : 「私が…こんな事願ってももう…」

[ミーシャ] ??? : 「さぁ」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…戻れないんだ」

[ミーシャ] ??? : 「選択の時だ」

[ミーシャ] ミーシャ : 「ごめん、なさい」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…」

[ミーシャ] ミーシャ : 「ねえ、貴方は」

[ミーシャ] ミーシャ : 「押しのけてでも、行くの?」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「何を…」

[ミーシャ] ミーシャ : 「ライダーは知っている」

[ミーシャ] ミーシャ : 「押しのけてでも、選ぶんだって」

[ミーシャ] ミーシャ : 「じゃあ」

[ミーシャ] ミーシャ : 「白い髪の、貴方は?」

[ミーシャ] ??? : 「答えを何で欲しがる?」

[ミーシャ] ??? : 「なぁ、色男も思わないか?」

[ミーシャ] ??? : 「ここは何をする場だ?」

[ミーシャ] ??? : 「俺達は何のために集まった?」

[ミーシャ] ??? : 「『答え』は出てるだろ?」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…」

[ミーシャ] 『不敗の青年』 : 『戦争をするためだね』

[ミーシャ] ミーシャ : 「"勝ちたい"」

[ミーシャ] 『不敗の青年』 : 当然のように言う

[ミーシャ] ??? : 「そう!! 戦争!!」

[ミーシャ] ??? : 「戦争だ!! そしてぇ!!!」

[ミーシャ] ??? :  

[ミーシャ] ??? : 「戦争で人が死ぬのは当たり前のことだ」

[ミーシャ] ??? :  

[ミーシャ] ミーシャ : 「…そうか」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…結局、そうなのか」

[ミーシャ] ??? : 「弾倉に弾をこめ、撃鉄を上げ、トリガーに指をかけ、銃口を向けて!!」

[ミーシャ] ??? : 「その上、凶弾を放ってまで!!」

[ミーシャ] ??? : 「それでこういうつもりか?」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「黙れ、黙れ…!マスター…!」

[ミーシャ] ??? : 「『殺す気はなかった』」

[ミーシャ] 『不敗の青年』 : 『……諦めるな』

[ミーシャ] ミーシャ : 「…言わないよ」

[ミーシャ] ミーシャ : 「そうでしか、ない」

[ミーシャ] ミーシャ : 「殺したくないのに、殺せないのに…」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…"あの時"、何かできるはずは無かった」

[ミーシャ] ??? : 「さぁ、わかったなら」

[ミーシャ] ??? : 「選択しよう」

[ミーシャ] ミーシャ : 「身を縮めて、怯えてたから」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…」

[ミーシャ] ミーシャ : 「殺すよ」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…殺して、魔術師のやり方でも」

[ミーシャ] ミーシャ : 「テロリストのやり方でもいい」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…願いが叶うなら、それだけの価値があるんだって…してたんだから」

[ミーシャ] ??? : 目を、大きく見開いて。

[ミーシャ] 『不敗の青年』 : 『……諦めるんじゃ、ない』

[ミーシャ] ??? : 「それでいい」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「…マス、ター」

[ミーシャ] ??? : 「色男、諦めるんじゃあないぜ、これはな」

[ミーシャ] ??? : 「決断というんだ」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…ごめんね、アサシンさん」

[ミーシャ] ??? : 右手の人差し指を青年に、左手の人差し指を少女に。
それぞれ向けて。

[ミーシャ] ミーシャ : 「でも私は…」

[ミーシャ] ミーシャ : 「"そうしたい"と思ってしまったから」

[ミーシャ] 『不敗の青年』 : 『…必要に駆られていない物を、執拗に駆り立てて』

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「…後悔するぞ」

[ミーシャ] 『不敗の青年』 : 『そうである、と思わせる』

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「総てに後悔するだろう」

[ミーシャ] 『不敗の青年』 : 『私が、最も憎むものだ』

[ミーシャ] ??? : 「アッハハハハハ!!!」

[ミーシャ] ??? : 「軍師のアンタがそれをいうのか?」

[ミーシャ] ??? : 「何人殺した、色男」

[ミーシャ] ??? : 「両手をかしてやろうか?」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…」
アサシンを見る

[ミーシャ] ??? : 「それでも数えきれないだろうに」

[ミーシャ] ??? : 「なぁ?」

[ミーシャ] 『不敗の青年』 : 『…』

[ミーシャ] 『不敗の青年』 : 『けれどね、私は』

[ミーシャ] 『不敗の青年』 : 『民主主義を、人の理性を』

[ミーシャ] 『不敗の青年』 : 『信じたいと…心から思っているよ』

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「…人の理性、か」

[ミーシャ] ??? : 「ははははは!!」

[ミーシャ] ??? : 「理性!! 理性か!!」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…そんなもの」

[ミーシャ] ??? : 「いいねぇ! 俺もそいつを信じているとも!! だからこそ!」

[ミーシャ] ??? :  

[ミーシャ] ??? : 「理性で殺し合え」

[ミーシャ] ??? :  

[ミーシャ] ??? : 「選んで殺し合うんだ、やらなくてもいい殺戮をやるんだ」

[ミーシャ] ??? : 「聖杯? 願い? 理想?」

[ミーシャ] ??? : 「おいおいおいおいおい」

[ミーシャ] ??? : 「願望器なんてズルに手を出してる時点で」

[ミーシャ] ??? : 「俺達はみんな罪人なのさ」

[ミーシャ] ??? : 大きく飛び退き。

[ミーシャ] ??? : 「なんつってな」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…」
そちらを見る

[ミーシャ] ??? : 天狗を思わせる紅い面の鼻を揺らして、肩を竦めた。

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「…何が、言いたい…!」

[ミーシャ] ??? : 「選べといっているのさ」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…」

[ミーシャ] ??? : 「これからあと何人殺すのか」

[ミーシャ] ??? : 「スッパリ諦めてお家に帰るのか」

[ミーシャ] ??? : 「あれあれあれぇ?」

[ミーシャ] ??? : 「……理性的な選択ってなんだろぅなぁ?」

[ミーシャ] ??? : 「なんつってな」

[ミーシャ] ??? : 闇に姿を消して。

[ミーシャ] ??? : 仮面の男の声が響く。

[ミーシャ] ミーシャ : 「………」

[ミーシャ] ??? : 「そういえば名乗ってなかったな」

[ミーシャ] ??? : 「そうだな、名前、名前か」

[ミーシャ] ??? : 「ではこう名乗ろう」

[ミーシャ] ??? : 「俺の名はピノ」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「……ピノ」

[ミーシャ] ピノ : 「ピノ・ブラフマン」

[ミーシャ] ピノ : 「お前達と同じ」

[ミーシャ] ピノ : 「大嘘吐きさ」

[ミーシャ] ピノ : 「なんつってな」

[ミーシャ] ピノ : 「アッハハハハハハハ!!」

[ミーシャ] ピノ : 笑声だけを残して。

[ミーシャ] ピノ : ピノは……消えた。

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「………くっ…」

[ミーシャ] 『不敗の青年』 : 『…』

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「………何故だ、何故あのような奴が…」

[ミーシャ] 『不敗の青年』 : 『…まず、分かっている事は』

[ミーシャ] 『不敗の青年』 : 『アレは、止めないといけないね』

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「…ああ」

[ミーシャ] ミーシャ : 「………」

[ミーシャ] ミーシャ : 「そう」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「マスター…今の話は」

[ミーシャ] ミーシャ : 「分かってる」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「……っ」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「生きろと言ったはずだ…」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「忘れるな、それだけは」

[ミーシャ] ミーシャ : 「………」

[ミーシャ] ミーシャ : 「………そうね、ライダー」

[ミーシャ] 『不敗の青年』 : 『…私からも、一つ』

[ミーシャ] ミーシャ : 「………」
アサシンを見る

[ミーシャ] 『不敗の青年』 : 『これから先、あの怪物と戦う時…
きっと私は君に戦闘を命じてしまうと思う』

[ミーシャ] 『不敗の青年』 : 『その時に…君は…戦うかい?』

[ミーシャ] ミーシャ : 「………戦うでしょう」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「マスター…」

[ミーシャ] ミーシャ : 「結局」

[ミーシャ] ミーシャ : 「私は綺麗ごとを言ってただけです」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…だから」

[ミーシャ] ミーシャ : 「なるべくして、なっただけです」

[ミーシャ] 『不敗の青年』 : 『………そうかい』

[ミーシャ] ミーシャ : 「ええ」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : ただ、俯いて

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「……何も言わん」

[ミーシャ] 『不敗の青年』 : その姿に、自分の年若い里子の影を見て

[ミーシャ] 『不敗の青年』 : 誰もいない場所で、自分の無能さを改めて噛みしめた

[ミーシャ] ミーシャ : 「………」

[ミーシャ] ミーシャ : 「ライダー」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「……」

[ミーシャ] ミーシャ : 「心配を掛けましたね」

[ミーシャ] ミーシャ : 「もう」

[ミーシャ] ミーシャ : 「悩みませんから」

[ミーシャ] ミーシャ :  

[ミーシャ] ミーシャ :  

[メイン] GM : では

[メイン] GM : ターン終了処理を行う

[メイン] GM : まず脱落! マルクト!

[メイン] GM : アーチャーが消滅!

[メイン] GM : 次! MVPもマルクト!

[メイン] GM : 1d6+3 (1D6+3) > 3[3]+3 > 6

[メイン] GM : 6点魔力獲得!

[メイン] system : [ 黄猿 ] 勝利 : 2 → 3

[メイン] マルクト : うわ!!

[メイン] GM : 同盟がいたはずだな?

[メイン] system : [ マルクト ] 魔力 : 1 → 7

[メイン] GM : いないっけ?

[メイン] GM : いないならいい

[メイン] マルクト : 抜けました~

[メイン] ミーシャ : いないですね

[メイン] GM : じゃあ総どり

[メイン] マルクト : おいしいわぁ~

[メイン] GM : では同盟の継続・脱退処理!!

[メイン] GM : それぞれ宣言!

[メイン] 『不敗の青年』 : 『続行だね』

[メイン] ミーシャ : 脱退

[メイン] 『不敗の青年』 : 『…おや』

[メイン] GM : では全陣営わかれた!

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「…マスター」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…こうするしかないでしょう」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「…何故」

[ミーシャ] ミーシャ : 「もう、わかり得ない」

[ミーシャ] ミーシャ : 「………」

[ミーシャ] ミーシャ : 「それに」

[ミーシャ] ミーシャ : 「彼だって、もう期待はしない」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「………」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「…マスター」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 黒ずくめの奥で瞳が揺れた

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 :  

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 :  

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : なあ

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 今、何を考えている?

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 苦しいのか、後悔してるのか

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : それとも、決断したのか?

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : お前の決断は…

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 :

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : いや

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 私には

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 何も言えない事だ

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : だが…

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 俺は…

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 :  

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 :  

[海軍] 『不敗の青年』 : 『...ぐー』

[海軍] 『不敗の青年』 : 先程までの張り詰めた空気はどこへやら、ソファーに寝転び寝息を立てている。
怠惰にも、床近くまで腕がぶらりと投げ出されている始末だ。

[海軍] 黄猿 : 「いくら英霊と言ってもこれは不用心じゃないかねェ...」

[海軍] 『不敗の青年』 : ━━━━━━━━━

[海軍] 『不敗の青年』 : 『とは言うけれどね、超過勤務が続くような情勢ばっかりだったんだ。
ましてやこれから連戦が待ち受けている事は間違いないんだ、休息は必要だよ』

[海軍] 『不敗の青年』 : 『つまり雇用者としてワークライフバランスを守る必要があるのは当然のこと!
私は寝る!』

[海軍] 『不敗の青年』 : ━━━━━━━━━

[海軍] 黄猿 : そんな風に一方的に宣言して、寝ちゃったみたい。

[海軍] 黄猿 : 話し合い、合議、融和。
そんな事をお題目に上げてなお、潰される事もなく健在。

[海軍] 黄猿 : お嬢ちゃんについてもそうだけど、
わっしが見くびりすぎなだけかねェ〜〜?

[海軍] 黄猿 : 願いを叶える為の戦争、けれど破局の時はいつか来るよねェ〜〜…
そう考えれば時間的余裕がある内に休むのも、願いを叶えるためには間違いじゃないんだけど……

[海軍] 黄猿 : 「……願い?」

[海軍] 黄猿 : 聖盃戦争。願いを持つ英霊が召喚される。

[海軍] 黄猿 : ……そういえば、こいつの願いは何なんだろうねェ〜〜〜〜?

[海軍] 黄猿 :  

[ミーシャ] 松坂さとう :  

[ミーシャ] 松坂さとう :  

[ミーシャ] 松坂さとう :  

[ミーシャ] 松坂さとう : 裏路地。

[ミーシャ] 松坂さとう :  

[ミーシャ] 松坂さとう :  

[ミーシャ] 松坂さとう :  

[ミーシャ] 松坂さとう : ひと気の無い、埃っぽい通路。

[ミーシャ] ミーシャ : そこに一人、何かを待ち佇んでいる

[ミーシャ] 松坂さとう : 心を掻き毟った少女───ミーシャの歩みを進める先に
"犯罪者"……松坂さとうは、壁に背を傾け、じっと見ていた。

[ミーシャ] 松坂さとう : 「───行くんですね」

[ミーシャ] ミーシャ : 「ええ」

[ミーシャ] 松坂さとう : 「かつて信頼し合っていた彼との、決別のために」

[ミーシャ] 松坂さとう : 「………それが貴女の居場所となるのであれば、私からかける言葉は一切ありませんよ」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…」

[ミーシャ] 松坂さとう : 「───どうぞ、お人好しのミーシャさん」

[ミーシャ] ミーシャ : 「信頼は無いですよ」

[ミーシャ] 松坂さとう : 「……」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…お人好し、ですか」

[ミーシャ] ミーシャ : 「言ってしまえば」

[ミーシャ] 松坂さとう : ミーシャの瞳をじっと見つめる、さとうの赤い眼。

[ミーシャ] ミーシャ : 「ただの、罪逃れだったのでしょう」

[ミーシャ] ミーシャ : 「あの時見捨てた、だから」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…見苦しい事」

[ミーシャ] 松坂さとう : 「はぁ」

[ミーシャ] 松坂さとう : 「……そうですか」

[ミーシャ] 松坂さとう : 「では行ってらっしゃいませ」

[ミーシャ] 松坂さとう : 「私に掛けてくださった言葉も、罪逃れだったのであれば」

[ミーシャ] 松坂さとう : 苦い。

[ミーシャ] 松坂さとう : 「どうぞ、ごゆっくり」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…」

[ミーシャ] 松坂さとう : 「その手を血で汚してきてください」

[ミーシャ] ミーシャ : 「ええ」

[ミーシャ] 松坂さとう : 「───そして」

[ミーシャ] 松坂さとう : 「…………」

[ミーシャ] 松坂さとう : 言いかけた言葉を、呑む。

[ミーシャ] ミーシャ : 「…」

[ミーシャ] 松坂さとう : その言葉は、私から授けるものではない。

[ミーシャ] 松坂さとう : 相応しい人物がいる。

[ミーシャ] 松坂さとう : 「………ミーシャさん」

[ミーシャ] 松坂さとう : 「もし、"本当の願い"を見つけたその時は」

[ミーシャ] 松坂さとう : 「貴女と楽しくお話したいです」

[ミーシャ] 松坂さとう : ニコ、と笑い。

[ミーシャ] ミーシャ : 戦場へ向かいながら、その言葉を聞いて

[ミーシャ] ミーシャ : 「…」

[ミーシャ] ミーシャ : 何も言わず

[ミーシャ] ミーシャ : 去っていった

[ミーシャ] ミーシャ :  

[マルクト] 松坂さとう : 「────さて……」
その場で、両手を叩く。

[マルクト] 松坂さとう :  

[マルクト] 松坂さとう : 「………私がここへ来た理由は、マルクトさんを励ますため……だけではありませんよ」

[マルクト] 松坂さとう : マルクトの目をじっと見る。

[マルクト] マルクト : 「………ッ」

[マルクト] 松坂さとう : 「────イレギュラーの存在を確認しました」

[マルクト] マルクト : 雰囲気が、変わったのを感じ取る。

[マルクト] 松坂さとう : 「……"アヴェンジャー"」

[マルクト] 松坂さとう : 「そう言うらしいです」

[マルクト] マルクト : 「……”アヴェンジャー”……?」

[マルクト] ランサー : 「…アヴェンジャー!?」

[マルクト] 松坂さとう : マルクトとランサーに頷く。

[マルクト] 松坂さとう : 「……私も詳細は分かりません」

[マルクト] 松坂さとう : 「ただ……ライダー陣営へ接触」

[マルクト] マルクト : 慌ててメモ帳をめくる、が……”イレギュラー”。
データには一切なく。

[マルクト] ランサー : 「復讐者のクラスか……
 あるいは…俺にピッタリだったかもしれんな」

[マルクト] 松坂さとう : 「何をしたかは不明ではありますが………ミーシャさんの顔色が、変わっておりました、とても、冷たく」

[マルクト] マルクト : 「………ミーシャさん」

[マルクト] 松坂さとう : 「─────マルクトさん、ランサーさん、お気をつけて」

[マルクト] 松坂さとう : 踵を返し。闇夜へ消える。

[マルクト] ランサー : 「その忠告を感謝する!」

[マルクト] マルクト : 「……はい、受け取りました」

[マルクト] マルクト : 「……ですが、必ず……」

[マルクト] マルクト : 「勝ち取ってみせますよ」

[マルクト] マルクト : その背に、投げかけて。

[マルクト] 松坂さとう : ─────ええ、勝ち残ってください。

[マルクト] マルクト :  

[メイン] GM : 次のターンになる

[メイン] GM : そしてターン開始時なので

[メイン] ピノ : 俺が参戦だ

[メイン] ピノ : まぁクラスはバレてるようなもんだ

[メイン] ピノ : 晒しておこう

[時臣陣営] ピノ : 「さぁ」

[時臣陣営] ピノ : 「戦」
      「争」
    「の」
  「時」
      「間」
   「だ」

[時臣陣営] ピノ : 「準備はいいか?」

[時臣陣営] ピノ : 「アヴェンジャー」

[時臣陣営] :  

[時臣陣営] :  

[時臣陣営] : 「ああ」

[時臣陣営] : 「沈めてやるぜ……一人残らずな」

[時臣陣営] :  

[時臣陣営] :  

[時臣陣営] :  

[時臣陣営] ピノ : 「時臣のお陰でとんだ大外れだ。セイバーの方が良かった」

[時臣陣営] ピノ : 「まぁいい」

[時臣陣営] ピノ : 「元々、あのお嬢ちゃんとは反りがあわなかった。いやぁ、ネームバリューだけで選ぶのは良くなかった」

[時臣陣営] ピノ : 「メジャーはどうにも肌にあわない」

[時臣陣営] ピノ : 「マイナーなインディーズで、俺なりのビートでリベンジといこうじゃないか」

[時臣陣営] ピノ :  

[時臣陣営] ピノ :  

[時臣陣営] ピノ : 「なんつってな」

[時臣陣営] ピノ :  

[時臣陣営] ピノ :  

[時臣陣営] ピノ :  

[メイン] ピノ : さぁ、戦争の時間だ

[メイン] ピノ : 楽しもうぜ

[メイン] ピノ :  

[メイン] ピノ :  

[メイン] ピノ : ターン開始時

[メイン] ピノ : なんかあれば宣言だな

[メイン] ピノ : 俺はない

[メイン] ピノ : それぞれ宣言あればいえ

[メイン] 『不敗の青年』 : 『特に何も』

[メイン] ミーシャ : 何も

[メイン] system : [ ピノ ] AP : 0 → 2

[メイン] system : [ ミーシャ ] AP : 0 → 3

[メイン] system : [ マルクト ] AP : 0 → 3

[メイン] マルクト : なにも

[メイン] ピノ : では行動値順だ

[メイン] ピノ :  

[メイン] 『不敗の青年』 : 『当然、調査を打たせて貰うよ』

[メイン] 『不敗の青年』 : 「ペテン師」 
手番を消費して使用する。自分の知らない情報を2つ得る。
戦闘における詐術や、過去の情報を元に的確な推理と予測を行う。

[メイン] system : [ 黄猿 ] AP : 0 → 2

[メイン] system : [ 黄猿 ] AP : 2 → 1

[メイン] マルクト : とりあえずまずは休息!

[メイン] マルクト : 2d6=>10 (2D6>=10) > 8[3,5] > 8 > 失敗

[メイン] マルクト : ふり直し!

[メイン] マルクト : 2d6=>10 (2D6>=10) > 7[6,1] > 7 > 失敗

[メイン] マルクト :

[メイン] ピノ : これクリティカルだな

[メイン] ランサー :

[メイン] ピノ : 3点回復だ

[メイン] マルクト : 1を6にしますね!

[メイン] system : [ マルクト ] 魔力 : 7 → 10

[メイン] system : [ マルクト ] AP : 3 → 2

[メイン] ピノ : ミーシャだ

[メイン] ミーシャ : ライダー

[メイン] 【頭蓋砕き】 : ああ…

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 【頭蓋砕き】
その名に由来したスキル、敵を打ち砕き部隊の御旗としても機能した逸話は名乗るだけで士気を引き上げ意志を研ぎ澄ませる。
取得時にステータス一つを選択する。手番を消費して使用する。そのターンの間、そのステータスはEXランクになる。魔力を3消費する。

[メイン] system : [ ミーシャ ] 魔力 : 6 → 3

[雑談] system : [ ミーシャ ] AP : 3 → 2

[メイン] ピノ : 何をEXにするのかもちゃんと記載しとけ

[メイン] system : [ マルクト ] 敗北 : 2 → 0

[メイン] 【頭蓋砕き】 : ああそうか…

[メイン] ミーシャ : 宝具を

[メイン] 【頭蓋砕き】 : わかった

[雑談] system : [ マルクト ] 敗北 : 0 → 2

[雑談] system : [ マルクト ] 敗北 : 2 → 2

[メイン] system : [ マルクト ] 敗北 : 2 → 0

[メイン] ピノ : じゃあ俺の手番だ

[メイン] ピノ : さぁ、はじめよう

[メイン] ピノ : 復讐の時間だ

[メイン] ピノ : マルクトを襲撃する

[メイン] マルクト : …来ますか!

[雑談] system : [ マルクト ] 敗北 : 0 → 2

[メイン] ピノ :  

[メイン] ピノ : 「はははは」

[メイン] ピノ : 「さぁ、挨拶はいらない」

[メイン] ピノ : 「アヴェンジャー」

[メイン] マルクト : ぞわり。

[メイン] マルクト : 身の毛がよだつとは、まさにこういうことなのだろうか。

[メイン] ピノ : 「さぁ、選択の時だ」

[メイン] ピノ : 「願うか」

[メイン] ピノ : 「死ぬか」

[メイン] ピノ : 「なんつってな」

[メイン] マルクト : 「……私は、立ち続ける」

[メイン] マルクト : 「──────キマリストルーパーさん!」

[メイン] ピノ : ●『犯罪者』 何かしらの罪を犯しているおたずね者。冤罪でもいい。
基礎魔力:3
「狂瀾」 襲撃すると魔力を2点回復する。
「連携攻撃」 襲撃時、サーヴァントがいるならサーヴァント1体の筋力を1ランク、魔力を2ランク上げる。味方陣営の方が敵陣営より数が多い場合、それぞれさらに1ランク上げる。
「精神汚染」 戦闘時、敗北と同じ点数の魔力を得る。この魔力は戦闘終了時に失われる。「精神汚染」を持つマスターとしか同盟を組むことができない。強制同盟も不可。

[メイン] system : [ ピノ ] 追加魔力 : 0 → 6

[メイン] system : [ ピノ ] 追加魔力 : 6 → 4

[メイン] system : [ ピノ ] 魔力 : 3 → 5

[メイン] ピノ : 「復讐者」 戦闘時、敵陣営の勝利が最大数である場合、自分の全てのステータスが1ランク上昇する。
「忘却補正」 戦闘時、自分の敗北が最大数である場合、自分の全てのステータスが1ランク上昇する。

[メイン] ピノ : 筋力E→B 魔力E→A 敏捷E→C 耐久E→C 幸運A 宝具D→B

[メイン] マルクト : ……成程!

[メイン]   : 「おいおい、違うだろう?」

[メイン] ランサー : 「今の俺は…」
そこにあるはずの姿が、揺らめく

[メイン] マルクト : 「……うっかりしてましたね」

[メイン] マルクト : 「今のあなたは」

[メイン] アルターエゴ : 「ガンダムヴィダール。
 アルターエゴだ」

[メイン] アルターエゴ : 「改めてよろしく頼む」

[メイン] マルクト : 「……御相手願いますよ、互いに外れたもの同士」

[メイン] ピノ : 「アッハハァ!」

[メイン] ピノ : 「いいねぇ!!」

[メイン] ピノ : 「初戦の相手には相応しい!! なぁそうだろう!!」

[メイン] ピノ : 「アヴェンジャー!!!」

[メイン] アヴェンジャー : ぞわりと。

[メイン] アヴェンジャー : 影から、それが現れ。

[メイン] アヴェンジャー : 瞳を光らせる。

[メイン] アヴェンジャー : 「最後の息を吸いな」

[メイン] アルターエゴ : 「生憎、呼吸するように出来ていない」

[メイン] マルクト : 「こちとら、最後にするには勿体ないですからね」

[メイン] マルクト : 「行きますよ、私の─────」

[メイン] マルクト : 「E.G.O!」

[メイン] アルターエゴ : 「承知」

[メイン] アヴェンジャー : 「いい気概だ」

[メイン] アヴェンジャー : 「その腹をみたくなった」

[メイン] アヴェンジャー : 「人が正直になるのは、腹にナイフが刺さったときだけだ」

[メイン] アヴェンジャー :  

[メイン] アヴェンジャー : 俺の戦闘開始時の宣言はこれで終わりだ、そっちは?

[メイン] アルターエゴ : あ〜それじゃあ

[メイン] アルターエゴ : こちらもまた、今切れるものはない

[メイン] アヴェンジャー : では

[メイン] アヴェンジャー : 襲撃

[メイン] アヴェンジャー : 「攻撃:筋力」 襲撃時に選択可能。筋力が防衛側の耐久以上なら勝利し、未満なら敗北する

[メイン] アヴェンジャー : 対応どうぞ

[メイン] アルターエゴ : だが少し

[メイン] アルターエゴ : 形式取ってやっておきたいことがある

[メイン] アヴェンジャー : いいぞ

[メイン] アヴェンジャー :   

[メイン] アヴェンジャー :  

[メイン] アルターエゴ : 「決闘流儀 A」 自分の物ならぬ仮面を被っても、仮面舞踏会にはそれに相応しい礼儀がある。戦闘開始時に使用できる。戦闘に参加しているサーヴァント1体を対象にする。自分とそのサーヴァント以外のサーヴァントは戦闘から除外される。

[メイン] アルターエゴ : 「必要はないが、願掛けにな」

[メイン] アヴェンジャー : 「賭けには大事なもんだ、尊重してやるよ」

[メイン] アヴェンジャー : 「アンタのマスターはイイ女みたいだな、切り刻むのは最後にしてやる」

[メイン] アヴェンジャー : 「ウチのクソマスターの後にな」

[メイン] ピノ : 「はは! ご機嫌だなぁ、アヴェンジャー!」

[メイン] マルクト : 「…切り刻まれることはありませんよ」

[メイン] マルクト : ちらりと、目線をアルターエゴに向けながら。

[メイン] アルターエゴ : 「…期待に応えるとしよう」

[メイン] アルターエゴ : 彼の胸が光る

[メイン] アルターエゴ : 「エイハブ・リアクター(敏捷)EX」 取得時にステータスを1つ選ぶ。戦闘時、選択したステータスに++を付与する。

[メイン] アヴェンジャー : 「……速いな」

[メイン] アルターエゴ : 青白いエイハブ粒子の光は、まるで蒼い星のように

[メイン] マルクト : ──────彼の本領は、一騎討ち

[メイン] マルクト : 戦闘時、敵陣営のサーヴァントが1体以下なら全ステータス1ランク上昇。

[メイン] アルターエゴ : 敏捷C+++。

[メイン] アヴェンジャー : 「タイマンはお手の物ってか」

[メイン] アルターエゴ : それでは…貴公の攻撃は耐久を参照するものだな?

[メイン] アヴェンジャー : そうだ

[メイン] アルターエゴ : では

[メイン] アルターエゴ : 「脚部変形 EX」 自らの機能は失っても、今は主人の意志がある。自分の耐久か幸運が参照された時に使用できる。それを敏捷で代用する。魔力を1消費する。

[メイン] system : [ マルクト ] 魔力 : 10 → 9

[メイン] アルターエゴ : 彼の脚の装甲が揺れる

[メイン] アルターエゴ : その脚にはまるで黒い鳥の羽根のような装甲が現れ

[メイン] アルターエゴ : 一斉に、黄色い目玉が見開く

[メイン] マルクト : それと同刻、貯めこんだ魔力が導く。

[メイン] アルターエゴ : そこから快音と共に、推進剤が噴射される

[メイン] マルクト : そして、その魔力が導く先は─────

[メイン] ピノ : 「おいおいおい、即席コンビってきいてたのにやべぇんじゃねぇの?」

[メイン] マルクト : 敏捷に魔力を使用、ランクを上げさせてもらいますね

[メイン] ピノ : 「大丈夫かよ、アヴェンジャー?」

[メイン] アルターエゴ : +++なので一気にA以上だ

[メイン] system : [ マルクト ] 魔力 : 9 → 8

[メイン] アヴェンジャー : 「黙れ」

[メイン] アヴェンジャー : 「魔力を回せ」

[メイン] アルターエゴ : 「来るか」

[メイン] ピノ : 「手のかかる相棒だ」

[メイン] ピノ : 魔力を2消費してぇ、Aにするぜぇ!

[メイン] system : [ ピノ ] AP : 2 → 0

[メイン] system : [ ピノ ] AP : 0 → 2

[メイン] system : [ ピノ ] 追加魔力 : 4 → 2

[メイン] ピノ : さらに!

[メイン] アルターエゴ : これでは…!

[メイン] ピノ : もう2点ぶちこんでAの+2!

[メイン] マルクト : っ…!

[メイン] system : [ ピノ ] 追加魔力 : 2 → 0

[メイン] ピノ : 「さぁ、張った張ったァ!」

[メイン] ピノ : 「選択の時だ」

[メイン] ピノ : 「なんつってな」

[メイン] アルターエゴ : 「どうする?競るか?」

[メイン] マルクト : 「回しましょう…!」

[メイン] アルターエゴ : 「オーケイ…!」

[メイン] アヴェンジャー : 青黒い影が沈み込み、影の黒とナイフの区別がつかなくなる。

[メイン] マルクト : 「今が…今こそですから!」

[メイン] アルターエゴ : 「倍プッシュだ」

[メイン] アヴェンジャー : その凶刃が光すら超えてアルターエゴの装甲を抉りにかかる。

[メイン] アヴェンジャー : しかし。

[メイン] アヴェンジャー : 「……来るか」

[メイン] アルターエゴ : 「きっとここで貴様相手に突っ張るのは得策ではないのだろう」

[メイン] アルターエゴ : 「だが、貴様を放置するわけにも行かないと判断した!」

[メイン] アヴェンジャー : 「いい引き際だな」

[メイン] アヴェンジャー : 「何……?」

[メイン] マルクト : 「それはきっと…傍から見れば、最善ではないでしょうね!」

[メイン] マルクト : 手を掲げる。

[メイン] マルクト : 「でも、負けられませんから!」

[メイン] マルクト : 魔力を二点使い、A+++に!

[メイン] system : [ マルクト ] 魔力 : 8 → 6

[メイン] アルターエゴ : 「リニューアル直後に土をつけられたとなれば、最強などと名乗れないのでなァ!!!!」

[メイン] ピノ : 「はっはぁ!」

[メイン] ピノ : 「つっぱるならいいぜ」

[メイン] ピノ : 令呪を切る

[メイン] ピノ : 4点追加だ!

[メイン] アルターエゴ : 「!?」

[メイン] system : [ ピノ ] 令呪 : 3 → 2

[メイン] マルクト : 「……まさか…もう!?」

[メイン] アルターエゴ : 「こいつ…本気だ!
 全てここで燃やし尽くすつもりか!」

[メイン] ピノ : 「こっちは後がないんでなぁ!!」

[メイン] ピノ : 「アッハハハハハ!!」

[メイン] アルターエゴ : 「背水の陣か」

[メイン] アヴェンジャー : 「そういうことだ」

[メイン] アルターエゴ : 「ならばッ!その水に突き落とす!」

[メイン] マルクト : 「……そのために私達はたっています…!」

[メイン] マルクト : 魔力を4つ、回します!

[メイン] system : [ マルクト ] 魔力 : 6 → 2

[メイン] マルクト : A+8!

[メイン] ピノ : 「じゃあこっちもだ」

[メイン] ピノ : 5点追加

[メイン] system : [ ピノ ] 魔力 : 5 → 0

[メイン] ピノ : A+11

[メイン] ピノ : 「楽しもうぜぇ!! アルターエゴ!!」

[メイン] マルクト : 「粘着質なんて、中々厄介ですねッ…!」

[メイン] ピノ : 「アンタの元マスターが時臣をやってくれたのは感謝してんだァ! だからよぉ!!」

[メイン] アルターエゴ : 「……」

[メイン] ピノ : 「俺の『復讐』を請け負ってくれた分は、ここで礼をしとかないとなァ!!!」

[メイン] ピノ : 「はっはははははあ!!!」

[メイン] アルターエゴ : 「……なるほど、この「全力」は」

[メイン] アルターエゴ : 「お前なりの俺への謝礼ということか」

[メイン] ピノ : 「そうさ」

[メイン] ピノ : 「俺はアンタに惚れてるのさ」

[メイン] ピノ : 「なんつってな」

[メイン] ピノ : 「はははははは!!」

[メイン] アルターエゴ : 「そうかい、どうやらギンガナム共々モテ期が来ているようだ」

[メイン] マルクト : 「好意を快く受け取りましょう」

[メイン] マルクト : 掲げた右手、刻まれた紋様が淡く光る。

[メイン] アルターエゴ : 「…感謝する、この俺に全力を出させてくれること」

[メイン] マルクト : 令呪を使います、魔力を4増加!

[メイン] マルクト : 「いいんです」

[メイン] マルクト : 「あなたの全力、見せて欲しいんですよ?」

[メイン] system : [ マルクト ] 令呪 : 3 → 2

[メイン] アヴェンジャー : 「令呪を……!?」

[メイン] アルターエゴ : 「では、行こう
 俺の望んだ戦場だ」

[メイン] ピノ : 「そうだァ!! 俺はアンタ達に『戦争』をさせにきたんだ!!」

[メイン] マルクト : 「戦争なんて…こんなもの…終わらせてみせます!」

[メイン] アルターエゴ : 彼は、携えたレイピアを振り抜く

[メイン] アヴェンジャー : 「チッ……マスター、魔力を」

[メイン] ピノ : 「なにいってんだ」

[メイン] アルターエゴ : 瞬にして空を切り裂いたその剣は

[メイン] アヴェンジャー : 「なっ!?」

[メイン] ピノ : 「こっちは高いチケット代払ったんだ」

[メイン] ピノ : 「特等席で見せろよ、アヴェンジャー」

[メイン] アルターエゴ : 空気との摩擦で

[メイン] アルターエゴ : 擦れて、まるで

[メイン] ピノ : 「俺の『復讐』がどう遂げられたのか」

[メイン] マルクト : 「……あなたのE.G.Oを、あなたのエゴを見せてください」

[メイン] ピノ : 「俺はここまで見に来たんだからなァ!!」

[メイン] アルターエゴ : 【マッチ】のように赤く燃え上がる

[メイン] アヴェンジャー : 「チィイ!! クソマスターが!!」

[メイン] アルターエゴ : 「宝具解放」

[メイン] アルターエゴ : 『炸裂剣(バースト・サーベル)』!!!

[メイン] アヴェンジャー : 咄嗟に下がり、防御姿勢をとるが。

[メイン] アルターエゴ : ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:8mくらい 最大捕捉:1人
アルターエゴ、ガンダムヴィダールが携える刺突剣。
キマリストルーパーが使用していたデストロイヤー・ランスの何倍も小ぶりであり、小回りが効く。
その刀身は名の通り、突き刺さった後に炸裂する。
ダインスレイヴの名を持ち損ねた。

[メイン] アルターエゴ : 火を纏ったその剣は、真っ直ぐ突き刺さり、纏っていた炎は四散する

[メイン] アルターエゴ : 「ぬおおおおっ!!!」

[メイン] アヴェンジャー : 「っちいいいい!」

[メイン] アルターエゴ : 突き刺さった針が、そのまま肉体に向けて炸裂する

[メイン] マルクト : ──────これが、彼の宝具……
何かを思い出すような、燃ゆる火。

[メイン] アヴェンジャー : 深々と突き刺さった剣はアヴェンジャーを貫き。

[メイン] アヴェンジャー : 「ぐぅう……!」

[メイン] アヴェンジャー : 「てめぇは……リスト入りだ……」

[メイン] アヴェンジャー : 「俺の『復讐』のな……!」

[メイン] アヴェンジャー : そのまま、消えた。

[メイン] アヴェンジャー : 霊体化したのだろう。

[メイン] アルターエゴ : 「復讐か…」

[メイン] ピノ : 「あっはははは! ナイスショーだ!」

[メイン] ピノ : ぱちぱちと拍手をする。

[メイン] アルターエゴ : 「悪いが、俺も復讐なら相手がいてね
 付き合っている暇は…ない」

[メイン] ピノ : 「そいつは残念だ」

[メイン] ピノ : 「だがお互い勝ち残ればまた会える」

[メイン] マルクト : 圧巻の矛。
…この戦争に来ただけで、ほとほと驚愕することが多い。

[メイン] ピノ : 「次を楽しみにしてるぜ、騎士様にお嬢さん」

[メイン] ピノ : 「なんつってな」

[メイン] ピノ : 高下駄を鳴らして、大きく飛び退き。

[メイン] アルターエゴ : 「…フン。
 次を考えるとは、背水の陣とは言えんな」

[メイン] ピノ : そのまま、闇に消えていった。

[メイン] system : [ ピノ ] AP : 2 → 1

[メイン] マルクト : 「……はは、二度目も会いたくもないですね」

[メイン] system : [ ピノ ] 敗北 : 4 → 5

[メイン] system : [ マルクト ] 勝利 : 5 → 6

[メイン] アルターエゴ : 「……」

[情報] system : [ ピノ ] 魔力 : 0 → 1

[メイン] マルクト : へたり込みそうになるのを、何とか抑えて。

[メイン] マルクト : くるり、向き直る。

[メイン] マルクト : 「……初戦、見事なモノでした」

[メイン] アルターエゴ : 「……ああ。恐らくもうこのような無茶はできんがな」

[メイン] マルクト : 「ふふ……確かに燃える切るほどの無茶でした」

[メイン] マルクト : それを表すように、ふらりと体が揺れて。

[メイン] アルターエゴ : 「……チッ」
それを抱きかかえて

[メイン] マルクト : 「……あはは、すみません」

[メイン] マルクト :  

[マルクト] X :

[マルクト] X : 【承認。だが、信頼できても信用は出来んな】

[マルクト] X : 【だが…あるいは】

[マルクト] X : XXXXXXXXXXXX

[マルクト] アルターエゴ : 戦いの後。
アルターエゴ、ガンダム・ヴィダールは月を見上げていた。

[マルクト] マルクト : 「……何か思い入れでも?」

[マルクト] アルターエゴ : 「……クク」

[マルクト] マルクト : 抱えられたまま、同じように月を見つめて。

[マルクト] アルターエゴ : そこから、決壊したように笑い出して
「ハーーーッハッハッハッ!!!」

[マルクト] マルクト : 「………うおおおお!?」

[マルクト] マルクト : その声にびっくり、というように。

[マルクト] アルターエゴ : 「勝てる……勝てるぞ、この力ならば!!!
 もう二度と我が主人に恥はかかせない!!!」

[マルクト] アルターエゴ : 振り上げた拳を握りしめ
「……待っていろ、マクギリス・ファリド!!!」

[マルクト] マルクト : 「…アルターエゴ……」

[マルクト] アルターエゴ : 「……ん、ああ、すまない。見苦しいところを見せた」

[マルクト] マルクト : 「……あなた随分……変わりましたね」

[マルクト] アルターエゴ : 「変わった…か」

[マルクト] マルクト : ……じっと、その顔らしき部分を見て。

[マルクト] アルターエゴ : 「買い被られては困る…俺もまた、ここに来た理由は、元を辿れば復讐なのだから」

[マルクト] マルクト : 「……先ほど言っていた…」

[マルクト] マルクト : マクギリス、という名。
聞いたことはないが、それが恐らく…このアルターエゴの。

[マルクト] アルターエゴ : 「…ああ。
 あの時の屈辱も、敗北も忘れたことはない
 主人に敗北を与えてしまったあの時……!」

[マルクト] マルクト : 「……敗北」

[マルクト] マルクト : 「それが…あなたの”側面”というわけですか」

[マルクト] アルターエゴ : 「キマリストルーパーとしての俺は、ここに来るまでに一度負けた。
 ヴァルキュリアフレーム・グリムゲルデに……
 ……そして、マクギリス・ファリドに」

[マルクト] マルクト : 一度破れ、その復讐を果たさんとするその力……。
実に自己を押し通さんとする、圧倒的な圧力。

[マルクト] マルクト : 「…ふむ」

[マルクト] アルターエゴ : 「故に俺は、あの男の存在に引っ付いてここまで来た。強い者と戦い、強くなり、いつかまた本当の主人に使ってもらえる時、今度こそ勝利の栄光を与える為に」

[マルクト] マルクト : その言葉を聞いて、月をもう一度見上げる。

[マルクト] マルクト : 「では、その栄光は…与えられそうですね」

[マルクト] マルクト : 「…なにせ、あそこまで華々しい勝利でしたから」

[マルクト] アルターエゴ : 「はは、そうだな」

「きっと俺がここから消える時、その望みは叶う」

[マルクト] アルターエゴ : 「その時は……お前の願いも叶っていると……」

[マルクト] マルクト : 「……叶いますよ、絶対!」

[マルクト] マルクト : 「アーチャーの意志を継いで、最強になるのだと」
「あなたとならば、私たちの力を示して……」

[マルクト] マルクト : そして、私が私であれるように、この戦場で立ち続ける。

[マルクト] アルターエゴ : 「……ああ。そうする必要があると見た!」

[マルクト] マルクト : 「ええ、これも……”約束”です」

[マルクト] マルクト : それを示すために、拳を突き出して。

[マルクト] アルターエゴ : それを見た人形は、ゆっくりとそれに拳を突き合わせた。

[マルクト] マルクト : それにふふ、と微笑み。

[マルクト] マルクト : 「えーっと、申し出が一つ」

[マルクト] アルターエゴ : 「…む?」

[マルクト] マルクト : 「……帰り道、このまま運んでくれませんか?」

[マルクト] マルクト : 初めての令呪、その代償として体のだるみが抜けきっておらず。

[マルクト] アルターエゴ : 「……世話の焼ける主人に縁があるようだ、俺は」

[マルクト] マルクト : 「そ、それくらい信用してると言ってください!」

[マルクト] アルターエゴ : 「ははは、そうかもな」
全身の噴射口から青い炎を発して、跳躍する
「さ、飛ばしていくぞ!」

[マルクト] マルクト : 「…ん、わわっと……!」

[マルクト] マルクト : 風で髪が揺れ、必死にその巨体へとしがみつき。

[マルクト] アルターエゴ : その巨体は、月夜の中へと消えていった…

[マルクト] ピノ :  

[マルクト] ピノ :  

[メイン] 『不敗の青年』 : 『交渉を打たせて貰おうかな』

[メイン] 『不敗の青年』 : 2d6+1>=10 (2D6+1>=10) > 6[4,2]+1 > 7 > 失敗

[メイン] 『不敗の青年』 : 『1点くらい注ぎ込んでみようか』

[メイン] system : [ 黄猿 ] 魔力 : 7 → 6

[メイン] 『不敗の青年』 : 1d6+7 (1D6+7) > 1[1]+7 > 8

[メイン] 『不敗の青年』 : 🌈

[メイン] ピノ : 🌈

[メイン] 『不敗の青年』 : 『では、もう一度』

[メイン] 『不敗の青年』 : 1d6+8 (1D6+8) > 3[3]+8 > 11

[メイン] 『不敗の青年』 : 『マルクト氏に会ってくるよ』

[メイン] マルクト :

[メイン] マルクト : 休息!

[メイン] マルクト : 2d6=>10 (2D6>=10) > 4[2,2] > 4 > 失敗

[メイン] マルクト : 振り直し!!111

[メイン] マルクト : 2d6=>10 (2D6>=10) > 6[4,2] > 6 > 失敗

[メイン] マルクト : 2を6にして成功!

[メイン] system : [ マルクト ] 魔力 : 2 → 4

[時臣陣営] 松坂さとう :  

[時臣陣営] 松坂さとう :  

[時臣陣営] 松坂さとう :  

[時臣陣営] 松坂さとう : 少女は、次の視察へ───。

[時臣陣営] 松坂さとう : 視察……?

[時臣陣営] 松坂さとう : もう脱落したのに?

[時臣陣営] 松坂さとう : 松坂さとうは、もう既に勝つ気は無いのに?

[時臣陣営] 松坂さとう : ──────はぁ。

[時臣陣営] 松坂さとう : 私も、随分と変わってしまいました。

[時臣陣営] 松坂さとう : お人好しって感染するんですね。

[時臣陣営] ピノ : 「おいおい、チケットは販売してないぜ」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「おっと……」

[時臣陣営] ピノ : 薄暗がりから。現れる。

[時臣陣営] 松坂さとう : ───この方が、アヴェンジャーの……。

[時臣陣営] 松坂さとう : 名は確か。

[時臣陣営] 松坂さとう : 「……始めましてピノさん」

[時臣陣営] 松坂さとう : 会釈。

[時臣陣営] ピノ : 「はじめましてお嬢さん、どうした?」

[時臣陣営] ピノ : 「観覧席に行こうとして迷ったか?」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「ああいえ」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「────機密室へ出向いたまでです」

[時臣陣営] 松坂さとう : ピノの瞳を、じっと見つめる。

[時臣陣営] ピノ : 「そんな見つめられちゃあ照れるだろ」

[時臣陣営] ピノ : 「なぁ?」

[時臣陣営] ピノ : 真横にいた。

[時臣陣営] 松坂さとう : 「っ………!?」

[時臣陣営] 松坂さとう : ────速い……!

[時臣陣営] 松坂さとう : これが、"イレギュラー"……。

[時臣陣営] 松坂さとう : 冷や汗が、首筋を伝う。

[時臣陣営] 松坂さとう : 「……単刀直入に、申し上げましょう、ピノさん」
顔色はそれでも一切変えずに。

[時臣陣営] ピノ : 「へぇ、なにかな?」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「────何故、"この戦争"に?」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「聖杯戦争は、七人のマスターと、それに従う七機のサーヴァントによる、願いを賭けた戦い、と聞きました」

[時臣陣営] 松坂さとう : 目だけ動かし、ピノの瞳をじっと。

[時臣陣営] 松坂さとう : 「これは、あまりにも特殊な、異例な事態、本来はあってはならない出来事」

[時臣陣営] 松坂さとう : 純粋な好奇心と、"友"の想いが、さとうの口を動かす。

[時臣陣営] ピノ : 「何故?」

[時臣陣営] ピノ : ピノは小首を傾げ。

[時臣陣営] ピノ : 「そうだな、俺も疑問があるんだがな」

[時臣陣営] ピノ : さとうの首に。

[時臣陣営] アヴェンジャー : ナイフが添えられる。

[時臣陣営] アヴェンジャー : そっと、無音で。

[時臣陣営] アヴェンジャー : 軽く引くだけで……どうなるかは想像に難くない。

[時臣陣営] 松坂さとう : 「…………………」

[時臣陣営] ピノ : 「こっちは戦争してる人殺しだぜ」

[時臣陣営] 松坂さとう : それでもさとうの顔色は、変わらない。

[時臣陣営] ピノ : 「チケットも無しに顔出した理由はお友達のためか?」

[時臣陣営] ピノ : 「俺は『復讐』してるのさ、だからここで女一人死んだところでなんてこたぁない」

[時臣陣営] ピノ : 「冥途の土産とかそういうのが趣味かな?」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「……ええ、良い狼煙になるでしょうね」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「私の死で、"友"が決起するのあれば」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「────貴方を越えられるのであれば」

[時臣陣営] 松坂さとう : ……ああ、つくづく私は……。

[時臣陣営] 松坂さとう : どこまでも……変わってしまった……。

[時臣陣営] 松坂さとう : 確か、ミーシャさんは……罪滅ぼし、だとか……。
……はぁ、何でしょうねぇ、どこまでも私と……"同じ"。

[時臣陣営] 松坂さとう : 私だってそうだ、"犯罪者"だ。

[時臣陣営] 松坂さとう : 戦争をしていた、人殺しだ。

[時臣陣営] 松坂さとう : だからこそ、私を変えてくれた、あの子のために私は────。

[時臣陣営] 松坂さとう : 「最後くらい聞かせてくださいよ」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「貴方の望み」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「安いチケット買ってここに来たわけじゃないんですから」

[時臣陣営] ピノ : 「ははは、命懸けってか?」

[時臣陣営] ピノ : 「じゃあ教えてやるよ、俺はな」

[時臣陣営] ピノ :  

[時臣陣営] ピノ :  

[時臣陣営] ピノ : 「『復讐』してやりたいのさ」

[時臣陣営] ピノ : 「俺からすべてを奪った」

[時臣陣営] ピノ :  

[時臣陣営] ピノ :  

[時臣陣営] ピノ : 「――この『聖杯戦争』そのものにな」

[時臣陣営] ピノ :   

[時臣陣営] ピノ :  

[時臣陣営] ピノ : 「なんつってな」

[時臣陣営] ピノ :  

[時臣陣営] ピノ :  

[時臣陣営] ピノ :  

[時臣陣営] 松坂さとう : ───────────。

[時臣陣営] 松坂さとう : ………なるほど………。

[時臣陣営] ピノ : 「ついでにサービスだ」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「……」

[時臣陣営] アヴェンジャー : アヴェンジャーが、さとうの鳩尾に一撃を入れる。

[時臣陣営] 松坂さとう : 「ぐっほッ……!?」

[時臣陣営] ピノ : 「そんなにみたいならつれてってやるよ、特等席に」

[時臣陣営] ピノ : 「お友達が待ってるぜ」

[時臣陣営] 松坂さとう : 膝から崩れ。

[時臣陣営] ピノ : 「どうだ? 俺からのプレゼント、クラス名は……」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「とく、とう……せき……ですって……?」

[時臣陣営] ピノ : 「――プリンセスでどうだ?」

[時臣陣営] ピノ : 「囚われのな」

[時臣陣営] ピノ : 「ははははははは!!」

[時臣陣営] ピノ : 「なんつって!!!」

[時臣陣営] 松坂さとう : ───────苦いッッ。
あああああッ、苦いッッ……!!!!

[時臣陣営] 松坂さとう : ───────それでも。

[時臣陣営] 松坂さとう : きっと、あの子なら。

[時臣陣営] 松坂さとう : この人を──────────。

[時臣陣営] 松坂さとう : 苦虫を噛み潰したような表情をピノへ向け続けながら、睨み続けながら。

[時臣陣営] 松坂さとう : 意識を、失った───。

[時臣陣営] 松坂さとう :  

[時臣陣営] 松坂さとう :  

[時臣陣営] 松坂さとう :  

[時臣陣営] 松坂さとう : そのポケットには、ボイスレコーダーが、起動したままであった。

[時臣陣営] 松坂さとう :  

[メイン] system : [ 黄猿 ] AP : 1 → 0

[メイン] system : [ マルクト ] AP : 2 → 1

[メイン] ミーシャ : 襲撃

[メイン] ミーシャ : 黄猿

[メイン] 【頭蓋砕き】 : …わかった

[メイン] 『不敗の青年』 : 『…おやおや』

[メイン] 【頭蓋砕き】 : すまないな

[メイン] 【頭蓋砕き】 : …だが、こうするしかない

[メイン] 『不敗の青年』 : 『宮仕えとはこういうものさ…やれやれ』

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「…そうか」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「そう言って貰えるのはいい、だが」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「…油断はしない事だ、おかしなことを言うようだが」

[メイン] 『不敗の青年』 : 『ええ、勿論』

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「では」

[メイン] 『不敗の青年』 : 『では』

[メイン] 【頭蓋砕き】 : [攻撃:魔力] 襲撃時に選択可能。魔力が防衛側の耐久以上なら勝利する。未満なら敗北する。

[メイン] 『不敗の青年』 : 「効率防御"自然系"」 防衛時、サーヴァントがいるならサーヴァント1体の耐久と幸運を1ランク上げる。

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 【爆撃】
その戦い方に由来するスキル、砲弾に込められた特殊な鉱石がこのサーヴァントの技術によって激しく炸裂する様はまさに爆撃である。
襲撃時に使用できる。戦闘に参加しているサーヴァント1体の耐久を1ランク下げる。「気配遮断」の効果を無視する。魔力を1消費する。

[メイン] system : [ ミーシャ ] 魔力 : 3 → 2

[メイン] 『不敗の青年』 : 『これだよ、これ!
この気配遮断無効化だ…』

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「隠れようが、焼けてしまうからな」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 榴弾の炸裂が障害物を打ち砕いていく

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 【再爆装】
その装備に由来するスキル、特徴的な炸薬の数々は自身の手で構築された装備であり、長らく勝負を続けてもまだ欠ける事はなく、次へ繋がる。
取得時にステータスを1つ選ぶ。戦闘時、選択したステータスに++を付与する。

[メイン] 『不敗の青年』 : 『筋力e 魔力e 敏捷e+ 耐久A(+-0) 幸運e 宝具e+→D+』

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「相変わらずの硬さだな…」

[メイン] ヒューペリオン : 『生憎座上艦の硬さには自信があってね。
もうスキルは終わりかい?』

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「…」

[メイン] ミーシャ : 「ライダー」

[メイン] ミーシャ : 「生温い手では討てないでしょう」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「…」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 【相思相殺】
ランク:EX 対軍宝具
その絶えない意志を込めた砲撃は、時に後世で語られる機能をも超えて敵を打ち砕く。
"アーツ"とも言われたその力が宝具として逸話を下地に発露した物。
襲撃時に使用可能。味方陣営が勝利し、勝利を2点獲得する。
宝具ランク未満の幸運ランクしか防衛側が持たない場合、防衛側のサーヴァント1体かマスター1人を消滅させる。

[メイン] ミーシャ : 「…最後の令呪か」

[メイン] system : [ ミーシャ ] 令呪 : 1 → 0

[メイン] system : [ ミーシャ ] 魔力 : 2 → 3

[メイン] ミーシャ : その腕にはすでに、赤い紋章は無く

[メイン] ヒューペリオン : 『…君は』

[メイン] ミーシャ : 「…」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「…すまない」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 無数の砲撃を、艦体をも捉えて乱射し始める

[メイン] ヒューペリオン : 『…その先に、死を賭して目指したものに』

[メイン] ヒューペリオン : 『一体…何があるというんだい?』

[メイン] ミーシャ : 「…」

[メイン] ミーシャ : 「戻るだけです」

[メイン] ミーシャ : 「あの時」

[メイン] ミーシャ : 「私が、取りこぼした物を」

[メイン] ミーシャ : 「…何も得る事は無いでしょう」

[メイン] ミーシャ : 「………まぁ」

[メイン] ミーシャ : 「このような方法でしか、進めないのですから」

[メイン] ミーシャ : 「……戻りきらないかもしれませんね」
疲れたように、息を吐いて

[メイン] ヒューペリオン : 『………』

[メイン] ヒューペリオン : 『全く、どうしてこうも辛い目に合わなきゃいけないんだ…』

[メイン] ミーシャ : 「そういうモノみたいですよ」

[メイン] ヒューペリオン : 『私も、参加者もこのザマだ…
せっかく過去の英雄が見られると聞いてやってきたと言うのに…早々と抜けるつもりだったのになぁ……』

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「………悪かったな」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「誇れる英雄では、無かったようだ」

[メイン] 『不敗の青年』 : 『仕方ないさ、私も大量殺人者だからね』

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「………」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「お互い様、か」

[メイン] 『副隊長』 : 『そうですよ』

[メイン] 『薔薇の騎士』 : 『そしてこれも、繰り返したからこその話です』

[メイン] 『不敗の青年』 : 「第13艦隊」
戦闘時に使用できる。すでに自分が情報を知っているスキル1つを対象とする。戦闘中、そのスキルを効果を無効化する。魔力を2消費する。
寄せ集めと言われながらも、その用兵術並びに将兵の戦力によって最大限の働きを示すようになった。
相手の戦術を看破し、効果的な攻撃を行う。

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「………!」

[メイン] 『不敗の青年』 : 【頭蓋砕き】
その名に由来したスキル、敵を打ち砕き部隊の御旗としても機能した逸話は名乗るだけで士気を引き上げ意志を研ぎ澄ませる。
取得時にステータス一つを選択する。手番を消費して使用する。そのターンの間、そのステータスはEXランクになる。魔力を3消費する。

『私はこの効果を無効化する』

[メイン] 【頭蓋砕き】 : ……そうか

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 【相思相殺】
ランク:EX→B 対軍宝具
その絶えない意志を込めた砲撃は、時に後世で語られる機能をも超えて敵を打ち砕く。
"アーツ"とも言われたその力が宝具として逸話を下地に発露した物。
襲撃時に使用可能。味方陣営が勝利し、勝利を2点獲得する。
宝具ランク未満の幸運ランクしか防衛側が持たない場合、防衛側のサーヴァント1体かマスター1人を消滅させる。

[メイン] system : [ 黄猿 ] 魔力 : 6 → 4

[メイン] 『不敗の青年』 : 『重ねて、令呪を持って命じる』

[メイン] ヒューペリオン : 宝具としての艦隊が、数を増していく

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「………!」

[メイン] ヒューペリオン : 『筋力e 魔力e 敏捷e+ 耐久A(+-0) 幸運e 宝具e+→D+→B+』

[メイン] system : [ 黄猿 ] 令呪 : 2 → 1

[メイン] 『客員提督』 : 『 』

[メイン] 『副司令官』 : 『 』

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「……マスター、どうするつもりだ」

[メイン] ミーシャ : 「………」

[メイン] 『不敗の青年』 : 宝具
「ミラクル・ヤン」 e+→d+→b+
防衛時に使用可能。味方陣営が勝利し、勝利を2点獲得する。
宝具ランク未満の幸運ランクしか襲撃側が持たない場合、襲撃側のサーヴァント1体の全ステータスを永続的に1ランク下げる。
奇跡の体現。神秘性は薄いが、奇跡とは人が起こすものなのである。

[メイン] system : [ 黄猿 ] 魔力 : 4 → 1

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「これ以上はお前が持たない」

[メイン] ミーシャ : 「………」

[メイン] 『不敗の青年』 : 『これで、詰みだ』

[メイン] 『不敗の青年』 : 『どうかな 投降してくれると…助かる』

[メイン] 『不敗の青年』 : 冷静に、語りかけるように
しかし明確な事実という脅迫がある

[メイン] ミーシャ : 「………ねえライダー」

[メイン] 『不敗の青年』 : 『理性的な判断を望みます』

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「………なんだ」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「逃走経路なら…」

[メイン] ミーシャ : 「………もしもの時は、約束守ってね」

[メイン] ミーシャ : 既に紋章を無くした腕を掲げて、魔力を通す

[メイン] system : [ ミーシャ ] 魔力 : 3 → 1

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「………!!」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 【相思相殺】
ランク:B→A 対軍宝具
その絶えない意志を込めた砲撃は、時に後世で語られる機能をも超えて敵を打ち砕く。
"アーツ"とも言われたその力が宝具として逸話を下地に発露した物。
襲撃時に使用可能。味方陣営が勝利し、勝利を2点獲得する。
宝具ランク未満の幸運ランクしか防衛側が持たない場合、防衛側のサーヴァント1体かマスター1人を消滅させる。

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「………………ッ」

[メイン] ミーシャ : 「………どうします?」

[メイン] 『不敗の青年』 : 『うーん…そうだね…』

[メイン] ミーシャ : 既に、全てを打ち捨てる寸前という姿で

[メイン] 『不敗の青年』 : 『なら…』

[メイン] system : [ 黄猿 ] 令呪 : 1 → 0

[メイン] ミーシャ : 「………そうですか」

[メイン] 『不敗の青年』 : 宝具
「ミラクル・ヤン」 e+→d+→b+→a+
防衛時に使用可能。味方陣営が勝利し、勝利を2点獲得する。
宝具ランク未満の幸運ランクしか襲撃側が持たない場合、襲撃側のサーヴァント1体の全ステータスを永続的に1ランク下げる。
奇跡の体現。神秘性は薄いが、奇跡とは人が起こすものなのである。

[メイン] ミーシャ : 「………」

[メイン] 『不敗の青年』 : 『最後くらい、奇跡にすがったっていいだろう?』

[メイン] ミーシャ : 「………」

[メイン] ミーシャ : 「いいですね」

[メイン] ミーシャ : 「縋れるものがあるのは」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「………打ち止めか、マスター」

[メイン] ミーシャ : 「勝てないので」

[メイン] 『不敗の青年』 : 『私の生きた時代と言うのは常に藁をもすがる気持ちでね
生憎何かを捨てるなんて余裕はなかったのさ』

[メイン] ミーシャ : 「………そうですか」

[メイン] ミーシャ : 「…やっぱり」

[メイン] ミーシャ : 「違う、生き方だ」

[メイン] system : [ ミーシャ ] 敗北 : 1 → 2

[メイン] system : [ ミーシャ ] AP : 2 → 1

[メイン] system : [ 黄猿 ] 勝利 : 3 → 5

[メイン] 『不敗の青年』 : 『…君に奇跡を、ミーシャ』

[メイン] ミーシャ : 「………気休めにも程がある」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : ミーシャを抱えて、戦域から離脱する

[メイン] 『不敗の青年』 : 英霊の最後の言葉は、祈り

[メイン] マルクト : その前に。

[メイン] マルクト : 夜風を切って、月夜に照らされたその巨体が露となる。

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「……!」

[メイン] マルクト : ライダーの進路を塞ぐように。

[メイン] マルクト : 立ちはだかる。

[メイン] 『不敗の青年』 : 『……』

[メイン] ミーシャ : 「………」

[メイン] ミーシャ : 「トドメでも刺しに来ましたか?」

[メイン] マルクト : 「……そちらの方から連絡があったので、急遽来ましたが」

[メイン] マルクト : ちらり、とアサシンを見。

[メイン] マルクト : 「……酷い有様ですね」

[メイン] ミーシャ : 「………元からですよ」

[メイン] マルクト : ……目線は彼女の手に。
……そこに、何も書かれていない。

[メイン] マルクト : ………。

[メイン] 『客員提督』 : 『…勝つには勝ちましたが酷い有様ですな』

[メイン] 『客員提督』 : 『そして、ええ』

[メイン] 『客員提督』 : 『彼女に渡すのであればきっと提督も苦笑するだけで構わないとは思いますが…』

[メイン] ミーシャ : 「………」

[メイン] マルクト : 「……はあ、全くもう」

[メイン] マルクト : 「……これじゃあ、立つことだって難しいかもしれませんね」

[メイン] マルクト : 支えられた手から、降り。

[メイン] マルクト : 一歩。

[メイン] マルクト : 一歩。

[メイン] ミーシャ : 「ふざけた事を考えてるのなら、止めますけど」

[メイン] ミーシャ : 「そのリソースがあれば、圧し切れてしまいますよ?」

[メイン] マルクト : 「かもしれませんね」

[メイン] マルクト : 歩みは止まらない。

[メイン] ミーシャ : 「………」

[メイン] ミーシャ : 「ライダー、速く離脱してください」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「………」

[メイン] ミーシャ : 「ライダー、速く、速く」

[メイン] マルクト : パッと、手を取る。

[メイン] ミーシャ : 「ッ………」

[メイン] マルクト : 「はい、捕まえました」

[メイン] ミーシャ : 「………」

[メイン] ミーシャ : 「バカな事を考えてる暇があれば」

[メイン] ミーシャ : 「ここで私を殺す方が有意義ですよ」

[メイン] マルクト : 「…………」

[メイン] マルクト : 「……そう言って、諦めると思いますか?」

[メイン] マルクト :  

[メイン] マルクト : 令呪の譲渡を宣言。

[メイン] マルクト :  

[メイン] system : [ マルクト ] 令呪 : 2 → 1

[メイン] ミーシャ : 「………」

[メイン] ミーシャ : 「ライダー!」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「了解」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : ソレを見届けて、煙を撒き

[メイン] マルクト : 自らの手から、文様が一つ掻き消えて。

[メイン] system : [ ミーシャ ] 令呪 : 0 → 1

[メイン] マルクト : 「あ~~~」

[メイン] マルクト : つくづく、魔術師らしくないなぁ。

[メイン] マルクト : そのまま、闇夜の影に消えていった。

[メイン] マルクト :  

[メイン] 『不敗の青年』 : 2d6+1>=10 (2D6+1>=10) > 2[1,1]+1 > 3 > 失敗

[メイン] 『不敗の青年』 : 『奇跡は…あっただろう…?』

[メイン] 『不敗の青年』 :  

[海軍] 黄猿 :  

[海軍] 黄猿 : ”どっちつかずの正義”

[海軍] 黄猿 : わっしは、どちらも選べなかった

[海軍] 黄猿 : 寛容である、という事はいつしも苦難を挟むもので

[海軍] 黄猿 : 最高でも、最悪でもない…どっちつかず

[海軍] 黄猿 : 何もかも掬い上げようとしては、こぼれ落ちていく水滴のように

[海軍] 黄猿 : だからわっしは…委ねた
彼に、奇跡に

[海軍] 黄猿 : 誰もかれもが、極端に走るこの戦争で

[海軍] 黄猿 : 彼の意志が…
彼女たちを"どっちつかず"へ導いてくれると

[海軍] 黄猿 : そう、信じて見たかったんだねェ…

[海軍] 黄猿 : 闇を…ピカピカと照らす…

[海軍] 黄猿 : 光…に……

[海軍] 黄猿 :

[海軍] 黄猿 :  

[海軍]    :  

[海軍]    : その時、一つの星が銀河の中で瞬いて消えた。

[海軍]    : その時、一つの────が終わりを告げた。

[海軍]    : 銀河の歴史が、また1ページ。

[海軍]    :  

[メイン] ピノ : ミーシャに交渉

[メイン] 【頭蓋砕き】 : …!

[メイン] ピノ : 2d6>=10 (2D6>=10) > 9[3,6] > 9 > 失敗

[メイン] ピノ : 当然追加魔力だぁ

[メイン] system : [ ピノ ] 魔力 : 1 → 0

[メイン] ピノ : 1d6 (1D6) > 2

[メイン] ピノ : 成功

[メイン] system : [ ピノ ] AP : 1 → 0

[ミーシャ] ミーシャ :  

[ミーシャ] ミーシャ :

[ミーシャ] ミーシャ : ………

[ミーシャ] ミーシャ : なぜ

[ミーシャ] ミーシャ : 生きている

[ミーシャ] ミーシャ : どうして生きている?

[ミーシャ] ミーシャ : なんで

[ミーシャ] ミーシャ : なんで?

[ミーシャ] ミーシャ : ………

[ミーシャ] ミーシャ : 私は

[ミーシャ] ミーシャ : 私は…

[ミーシャ] ミーシャ :

[ミーシャ] ミーシャ : 「ライダー」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 佇んで、眺めている

[ミーシャ] ミーシャ : 「殺せ」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「…」

[ミーシャ] ミーシャ : 「殺して」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「………」

[ミーシャ] ミーシャ : 「引き金を引いて」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「………」

[ミーシャ] ミーシャ : 「………」

[ミーシャ] ミーシャ : 「れい」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「ふざけるな」
ミーシャを蹴り上げる

[ミーシャ] ミーシャ : 「ぐふぇッ、あッ」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「………」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「これ以上の醜態があるか」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「散々付き合って、最後はマスター殺しか」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「ふざけるな」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「最後の約束を」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「私の手で破り捨てろと?」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…ライ、ダー」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「生きろ」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「生きてみろ」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「醜態を晒せばいい」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「後悔し続ければいい」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「楽になれると思うな」

[ミーシャ] ミーシャ : 「………」

[ミーシャ] ミーシャ : よろよろと、立ち上がり

[ミーシャ] ミーシャ : 「どうしろと、言うんですか」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「決めたんだろ」

[ミーシャ] ミーシャ : 「………」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「殺すと喚いたんだろ」

[ミーシャ] ミーシャ : 「………」

[ミーシャ] ミーシャ : 「……」

[ミーシャ] ミーシャ : 「もう」

[ミーシャ] ミーシャ : 「いやだ」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「………何がだ」

[ミーシャ] ミーシャ : 「つかれたんだよ」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「………」

[ミーシャ] ミーシャ : 「………望むのも」

[ミーシャ] ミーシャ : 「………諦めるのも」

[ミーシャ] ミーシャ : 「………………生きていく事も」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「………」

[ミーシャ] ミーシャ : 「私は」

[ミーシャ] ミーシャ : 「……誰もかれも不幸にしただけだ」

[ミーシャ] ミーシャ : 「ただ、不幸を振り撒いて」

[ミーシャ] ミーシャ : 「………何にも耐えられないから、何も見なかったんだよ」

[ミーシャ] ミーシャ : 「………」

[ミーシャ] ミーシャ : 「………殺して、ください」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「ダメだ」

[ミーシャ] ミーシャ : 「殺して」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「断る」

[ミーシャ] ミーシャ : 「………貴方は」

[ミーシャ] ミーシャ : 「何が、楽しくて」

[ミーシャ] ミーシャ : 「私なんかに、従ったんですか」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「………」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「さあな」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : そうして、姿を消していく

[ミーシャ] ミーシャ : 「………」

[ミーシャ] ミーシャ : 「…」

[ミーシャ] ミーシャ : 膝から崩れ落ちて

[ミーシャ] ミーシャ : ただ、呆けて、眺めていた

[ミーシャ] ミーシャ : もう何もない、たった一人の部屋を

[ミーシャ] ミーシャ :  

[ミーシャ] ミーシャ :  

[ミーシャ] ピノ : 「へいへいへい」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「…またか」

[ミーシャ] ピノ : 「まぁ、そう邪見にするなって、いい話があるんだよ」

[ミーシャ] ピノ : 馴れ馴れしく肩を組む。

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「…」

[ミーシャ] ピノ : 「なぁ、俺の勘違いなら悪いんだけどさ」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「いい話か、こんなどん底でもあるものだな」

[ミーシャ] ピノ : 「ライダー、アンタ本当は後悔してんじゃないか?」

[ミーシャ] ピノ : 「……こんな戦争に可愛いマスターを参加させちまったことにさぁ?」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「……後悔、か」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「………甘く見られた物だな」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「……」

[ミーシャ] ピノ : 「俺の願いはなんだか教えてやろうか?」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「…聞いておく」

[ミーシャ] ピノ : 「昔々あるところにとある男がいました。男は幸せでした」

[ミーシャ] ピノ : 「でも恋人が魔術師でした」

[ミーシャ] ピノ : 「彼女とその男は幸せに過ごしてました。しかし、家訓には逆らえません」

[ミーシャ] ピノ : 「……『根源』に至るというくだらない家訓」

[ミーシャ] ピノ : 「でもそれは構いませんでした。どうせ不可能だからです」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「…魔術師らしい事だな」

[ミーシャ] ピノ : 「だから男も女も魔術師らしく切磋琢磨して魔術回路を鍛え上げ、切磋琢磨して次世代に託すという由緒正しい方法をとることにしていました」

[ミーシャ] ピノ : 「……しかし」

[ミーシャ] ピノ : 声が、低くなる。

[ミーシャ] ピノ : 「――その一代で何とかできるかもしれない方法が見つかってしまいました。その巨大儀式の名は」

[ミーシャ] ピノ : 「聖杯戦争」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「…」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「聖杯、か」

[ミーシャ] ピノ : 「女は御家の決定に逆らえず、聖杯戦争に駆り出されました。男も渋々参加しました」

[ミーシャ] ピノ : 「立派な当主の家柄の女は必勝を期して、男に最良のサーヴァントの召喚素材を探してくるよう頼みました。男もその期待に応えました」

[ミーシャ] ピノ : 「結果、とても素晴らしいセイバーを召喚する事に成功し」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「…!」

[ミーシャ] ピノ : 「そのせいで危険視されてより優秀な魔術師にあっさり殺されましたとさ」

[ミーシャ] ピノ : 「めでたしめでたし」

[ミーシャ] ピノ : 「……さぁ、誰が悪いんだこの話?」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「……」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「敢えて、選ぶならば」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「始まりに遡り続けて、全てが罪を背負うだろう」

[ミーシャ] ピノ : 「そうだ」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「…それだけ、根は深いだろうな」

[ミーシャ] ピノ : 「だからな」

[ミーシャ] ピノ : 「俺はこんな儀式はぶっ潰してやりたいんだ」

[ミーシャ] ピノ : 「『復讐』して『台無し』にしてやりたいんだよ」

[ミーシャ] ピノ : 「なぁ、アンタもさ」

[ミーシャ] ピノ : 「こう思わないか?」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「…」

[ミーシャ] ピノ : 「そもそも聖杯なんかなくなっちまえば」

[ミーシャ] ピノ : 「……あの甘ったるいマスターはもう人殺しなんてしなくて済むぜ?」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「…」
軽く、俯き

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「死に場所にするとしても、まあ」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「悪くない理由と、受け取らせてもらう」

[ミーシャ] ピノ : 「ひひひ」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「…所詮」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「惨たらしく死ぬか」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「惨めに死ぬかだ」

[ミーシャ] ピノ : 薄い笑みを漏らす。

[ミーシャ] ピノ : 「俺とアンタは似てるんだ」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「…似ている、か」

[ミーシャ] ピノ : 「どっちも『大事な人』が『望まぬ戦争に巻き込まれて酷い目に遭った』んだ」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「……大事な人、か」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「………」

[ミーシャ] ピノ : 「……なぁ、俺はさ、勝ちなんかどうでもいいんだ」

[ミーシャ] ピノ : 「ただこんな儀式がぶっ潰れればいいんだ」

[ミーシャ] ピノ : 「利害は一致してないか?」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「…同意しておこう」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「私は元より、英霊等では無い」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「…テロリストだと言うのだ、なら」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「それでいい」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「…話は受ける」

[ミーシャ] ピノ : 「ひひひ」

[ミーシャ] ピノ : 「いーい返事だ」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「マスターは、選べないだろう」

[ミーシャ] ピノ : 「そういうことだ」

[ミーシャ] ピノ : 「サーヴァントとマスターの出会いは……運命だ」

[ミーシャ] ピノ : 「誰も運命を選べない」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「…運命、か」

[ミーシャ] ピノ : 「だけどな、ライダー」

[ミーシャ] ピノ : 「『復讐』はできるんだ」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「……」

[ミーシャ] ピノ : 「さぁ、叩き潰しにいこうぜ」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「…分かっている」

[ミーシャ] ピノ : 「選択の時だ」

[ミーシャ] ピノ : 「舞台は整ってる」

[ミーシャ] 【頭蓋砕き】 : 「終わるだけだ、何もかも」

[ミーシャ] ピノ : 「そうだ、俺達は願いをかなえるものじゃない」

[ミーシャ] ピノ : 「願いを」

[ミーシャ] ピノ :  

[ミーシャ] ピノ :  

[ミーシャ] ピノ : 「終わらせるものだ」

[ミーシャ] ピノ :  

[ミーシャ] ピノ :  

[ミーシャ] ピノ :  

[ミーシャ] ピノ : 「なんつってな」

[ミーシャ] ピノ :   

[ミーシャ] ピノ :  

[ミーシャ] ピノ :  

[ミーシャ] ミーシャ : …ただ、一人

[ミーシャ] ミーシャ : 全てが、終わる様を

[ミーシャ] ミーシャ : 見届ける為か

[ミーシャ] ミーシャ : …屋敷には、誰一人残らなかった

[ミーシャ] ミーシャ :  

[メイン] ピノ : ピノ ミーシャ同盟締結

[メイン] ピノ :  

[マルクト] ピノ : 手紙が放り込まれる、やけに粗雑な字で書かれた手紙が。

[マルクト] ピノ : 「お友達を『招待』した」

[マルクト] ピノ : 「楽しもうぜ」

[マルクト] ピノ : 「なんつって」

[マルクト] ピノ :  

[マルクト] ピノ :  

[マルクト] マルクト : 「──────」

[マルクト] マルクト : 帰り道。

[マルクト] マルクト : そう、照らされていたはずの道だ。

[マルクト] マルクト : ……しかし今は何処までも、どこまでも……

[マルクト] マルクト : 暗い。

[マルクト] マルクト : 「………これは」

[マルクト] マルクト : これが指すのは、一つしかない。

[マルクト] マルクト : ………。

[マルクト] マルクト : 「………いますか、アルターエゴ……」

[マルクト] マルクト : ぐしゃり、とその紙を握りつぶす。

[マルクト] アルターエゴ : 「……見ていたさ」

[マルクト] マルクト : 「………どうして、こうなんでしょうね…」

[マルクト] マルクト : 「戦争は……」

[マルクト] アルターエゴ : 「……戦争か」

[マルクト] アルターエゴ : 思い返すは、機械の天使達を狩るためだけにひたすらに力を振るったあの戦い。

[マルクト] マルクト : 「………」

[マルクト] アルターエゴ : きっと、俺が、キマリスが経験した、最初で最後の戦争。

[マルクト] マルクト : 「…あなたは…見てきたのでしたね」

[マルクト] アルターエゴ : 「……」

[マルクト] マルクト : 「……その戦場もまた、同じでしたか?」

[マルクト] アルターエゴ : 「どうだろうな」

「……もう、300年も前の話だから」

[マルクト] マルクト : このような、卑劣で殺し合う。
この場。このところ。

[マルクト] マルクト : 「………」

[マルクト] アルターエゴ : 「だがあの戦いには仲間がいた……
 誇りがあった。大義があった。
 そして何より、敵はヒトではなかった」

[マルクト] マルクト : 「…こことは、違いますね」

[マルクト] マルクト : 「……相手が人であれば、こんな思いもすることがなかったのでしょうか」

[マルクト] アルターエゴ : 「俺が、ヒトと戦ったのは、そうだ。
 戦争と形容すべき舞台ではなかった」

[マルクト] マルクト : ……友と呼べる、彼女が……私の浅慮で見過ごすことは…

[マルクト] アルターエゴ : 「今思い返せば、あの時、ただ単に、生きたいと願う子供達と、俺は……」
顔を上げる
「……どうする?お前がアレを放っておくとも思えん」

[マルクト] マルクト : 「………」

[マルクト] マルクト : その顔を見合わせて。

[マルクト] マルクト : 「私は……戦略も何も考えてないマスターです」

[マルクト] マルクト : 「”ランサー”のマスターよりも、きっと劣るでしょう」

[マルクト] マルクト : 「ですが」

[マルクト] マルクト : 「……”アルターエゴ”のマスターとして、勝利を勝ち取るだけです」

[マルクト] アルターエゴ : 「……」

[マルクト] X : XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX

[マルクト] アルターエゴ : 【忘れるな。エ【】】】【】

[マルクト] マルクト : 「…………」

[マルクト] アルターエゴ : 【今話しているのは、ガンダムヴィダールではない】

【お節介な、負の遺物の思念だ】

[マルクト] マルクト : ……そうですか。

[マルクト] アルターエゴ : 【……だが、聞いておけ】

[マルクト] マルクト : ………私の”真名”を知っているのは。

[マルクト] マルクト : ……。

[マルクト] アルターエゴ : 【飲まれるな。しっかりとした理性を持て】

[マルクト] マルクト : ……どこかで聞いた言葉。
『分別する理性』

[マルクト] アルターエゴ : 【希望は決して忘れるな。捨てればそれは諦めに繋がる】

[マルクト] マルクト : ……どこかで聞いた言葉。
『もっといい存在になれるという希望』

[マルクト] アルターエゴ : 【生を恐れるな。死を受け入れることは救済ではない】

[マルクト] マルクト : ……どこかで聞いた言葉。
『生き続けるという勇気』

[マルクト] アルターエゴ : 【今日は明日より悪くはない。期待は何処かに秘めておけ】

[マルクト] マルクト : ……どこかで聞いた言葉。
『存在意味に対する期待』

[マルクト] アルターエゴ : 【失うことを恐れるな。かえって守れるものも守れない】

[マルクト] マルクト : ……どこかで聞いた言葉。
『守り抜く勇気』

[マルクト] アルターエゴ : 【信頼するものは選べ。だが、本当に信じられるものがあるなら】

[マルクト] マルクト : ……どこかで聞いた言葉。
『快く信じ任せられる相手』

[マルクト] アルターエゴ : 【恐怖というものは、目を逸らせば迫ってくる。ならば】

[マルクト] マルクト : ………。
『鎖を断ち切り、恐怖と向き合う瞳』

[マルクト] アルターエゴ : 【過去を変えられぬのなら、それを受け入れた先には】

[マルクト] マルクト : 『過去を受け入れ、未来を作り出す瞳』

[マルクト] アルターエゴ : 【君に、光を】

[マルクト] マルクト : …………。

[マルクト] アルターエゴ : 【随分とお節介をした。……それでは、黒歴史を頼んだ】

[マルクト] X : XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX

[マルクト] マルクト : 「…………」

[マルクト] アルターエゴ : 「……俺は、今、何を」

[マルクト] マルクト : 【きっと、その光に向かって立ち続けられる】
『真っ直ぐ立てる意志』

[マルクト] マルクト : 「……なんでしょうね、でも」

[マルクト] アルターエゴ : 「……」

[マルクト] マルクト : 「……悪くありませんでした」

[マルクト] アルターエゴ : 「そうだな……じゃあ俺からも一つ……」

[マルクト] マルクト : 「……はい」

[マルクト] マルクト : 向き合って。

[マルクト] アルターエゴ : 「この戦いが終わったら……
 俺は……」

[マルクト] アルターエゴ : 「『生きて』……みたいな」

[マルクト] マルクト : 「……」

[マルクト] マルクト : 「………それは……」

[マルクト] マルクト : 「とてもいいことだと思います」

[マルクト] アルターエゴ : 「……機械が生きるって、おかしいかな」

[マルクト] マルクト : にこり、と……笑いかけて。

[マルクト] マルクト : 「いいえ、全く」

[マルクト] マルクト : 「あなたなら、生きていけるでしょう」

[マルクト] アルターエゴ : 「……そう、か」

[マルクト] マルクト : 機械であろうとも、人間になったとしても。

[マルクト] マルクト : 「そうですよ、では向かいましょう」

[マルクト] マルクト : 足を進めて。

[マルクト] アルターエゴ : 「ああ、信じよう!」

[マルクト] マルクト : 「恐怖と向き合い、未来を作るために!」

[マルクト] マルクト :  

[メイン] マルクト : 襲撃

[メイン] マルクト : ピノ

[メイン] ピノ : 「まってたぜぇ」

[メイン] ピノ : 「ヒーロー&ヒロイン」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「…来たか」

[メイン] マルクト : 「………ええ、来ましたよ」

[メイン] ピノ : 「プリンセスも待ってるぜぇ」

[メイン] ピノ : 椅子に縛り付けたさとうを見せる。

[メイン] ピノ : 「おあつらえ向きだろ?」

[メイン] 松坂さとう : 「っ……!!マルクトさんっ……!!」

[メイン] マルクト : 「あんなものまで用意しておいて……ッ!さとうさん…!」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「……」

[メイン] ピノ : 「あははははは!! そうそう、その顔だよ!!」

[メイン] マルクト : ギリ、と歯を食いしばり。

[メイン] ピノ : 「そいつが見たかったんだ!!」

[メイン] 松坂さとう : ポケットから落ちる、ボイスレコーダー。

[メイン] 松坂さとう : そして、流れる。

[メイン] 松坂さとう : 《『復讐』してやりたいのさ》
《俺からすべてを奪った》


《――この『聖杯戦争』そのものにな》


[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「…」
意識を向けて

[メイン] マルクト : 「………これは……」

[メイン] マルクト : その声を聞き、ピノに向けて。

[メイン] マルクト : 「…あなた自身もまた、”アヴェンジャー”というわけですか」

[メイン] 松坂さとう : 「………マルクトさん……彼は……」
マルクトの言葉に、頷く。

[メイン] ピノ : 「俺自身が召喚媒体だからな」

[メイン] ピノ : 「お陰で引いたサーヴァントは大外れさ」

[メイン] ピノ : 「俺の人生みたいだ」

[メイン] マルクト : 「……そんな事……何で言えるんですか」

[メイン] 松坂さとう : ──────この男の在り方は、私に……重なる、苦い程、嫌程、重なる、己の姿に。

[メイン] 松坂さとう : だからこそ─────私は、信じる。

[メイン] ピノ : 「なぁ、お嬢ちゃん。一つだけいい提案があるんだ」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「……そうか、アルターエゴのマスター」

[メイン] 松坂さとう : 私を変えてくれた、あの子を─────。

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「…お前は良い人生を送ってたのだろう」

[メイン] マルクト : 直ぐそこに、幸せで甘い人生を望んだものがいるというのに。

[メイン] ピノ : 「もうやめにしないか?」

[メイン] マルクト : 「………」

[メイン] ピノ : 「俺はな、人殺しなんて本当は大嫌いなんだ」

[メイン] ピノ : 「だっていいことないだろ?」

[メイン] ピノ : 「でもなぁ、それをしないとダメなのが戦争なんだ」

[メイン] ピノ : 「戦争ってのは怖いぜ」

[メイン] マルクト : 「…私も嫌いですよ」

[メイン] ピノ : 「だろう? あの頭の良さそうな色男だって多分そうさ」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「…」

[メイン] ピノ : 「でもそんな奴まで殺し合わなきゃいけなくなるのが戦争だ」

[メイン] ピノ : 「俺みたいに血を見るのだって嫌いな小市民でも」

[メイン] マルクト : 「これに参加して、つくづく…戦争を、痛みを実感しました」

[メイン] 松坂さとう : ────負けるな、負けるな。

[メイン] ピノ : さとうの頬にナイフをあてて。

[メイン] 松坂さとう : 「っ………!」

[メイン] ピノ : 「――今じゃあ何とも思わなくなっちまった」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「……」

[メイン] マルクト : 「……ッ!」

[メイン] 松坂さとう : 冷や汗が、首筋を伝う。

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「無駄な挑発は止めろ」

[メイン] ピノ : 「激しい憎悪と復讐心の前には……あらゆる倫理も、道徳も、思想も、イデオロギーも」

[メイン] ピノ : 「何の価値もない」

[メイン] マルクト : 拳を握りしめる。まだ、まだ……!

[メイン] ピノ : 「だからさぁ、俺はな……勝利になんてもんはこれっぽっちも興味がないんだ」

[メイン] マルクト : 「そうですか」

[メイン] 松坂さとう : 私は、何も喋れない、喋ればこの男に、問答無用で刺される。
そんな姿は、マルクトさんの前では、見せてはならない。

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「…」

[メイン] ピノ : 「ただぶっ壊したいだけなんだ」

[メイン] マルクト : 「でも」

[メイン] 松坂さとう : ────だから、激励は、"あの方"に。

[メイン] マルクト : 「私は勝ちます」

[メイン] マルクト : 「この戦いを、そうすると」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「…そうか」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「…あいも変わらず、だな」

[メイン] マルクト : 頭を駆け巡る、今まで会って来た者たちが。
アーチャー、さとうさん、ミーシャさん、アサシン………。

[メイン] ピノ : 「そうかよ」

[メイン] マルクト : どれもどれも。
『戦争に参加して手に入れたもの』だから。

[メイン] マルクト : それを否定することは、私はしない。

[メイン] ピノ : 「あーあぁ、残念だ」

[メイン] ピノ : 「じゃあ……そうだなぁ」

[メイン] ピノ : さとうを、ぎょろりと丸い目で見て。

[メイン] マルクト : 「………そうでしょうね、あなたの『最善』は尽くせないんでしょうから」

[メイン] 松坂さとう : 「……………!!」

[メイン] ピノ : 「なぁお嬢ちゃん。こういうのはどうだ?」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「…!」

[メイン] ピノ : 「お嬢ちゃん、仲良し……好きだよなぁ?」

[メイン] 松坂さとう : 「マルクトさんッッ!!見ないでッッッ!!!!!」

[メイン] マルクト : 「……何を!!」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「…止めろ!」

[メイン]   : その時

[メイン]   : 杭が、その場に複数突き刺さる

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「…っ!」

[メイン] ピノ : 「!!」

[メイン] マルクト : 「──────」

[メイン] 松坂さとう : ─────ようやく来てくれましたか。

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「…派手な、登場だ」

[メイン] ピノ : 大きく、宙返りして飛びのき、笑う。

[メイン] アルターエゴ : 「……くだらないお喋りは落ち着いたか?」

[メイン] ピノ : 「はは、ははははは!!」

[メイン] マルクト : 新たに、1ページ、綴ることできた。

[メイン] ピノ : 「あーはっはっはっはっはっはっはっは!!!!!」

[メイン] マルクト : ……ガンダム・ヴィダール。

[メイン] ピノ : 「やっぱり来たかぁ!!」

[メイン] ピノ : 「アルターエゴ!!!!」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「……アルターエゴ」

[メイン] ピノ : 「『もう1人』の『俺』!!!」

[メイン] マルクト : 「……来てくれましたねッ……!!」

[メイン] アルターエゴ : 「……」

[メイン] ピノ : 「嬉しいぜ、本当に」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「……」
眩しいな

[メイン] ピノ : 「ああ、俺にも」

[メイン] ピノ : 「『仲間』がいる」

[メイン] マルクト : 「私の……サーヴァントッ!」

[メイン] 松坂さとう : ─────全て、ぶつけてください。

[メイン] 【頭蓋砕き】 : お前のようなサーヴァントは

[メイン] ピノ : 「……激しい憎悪に身を焦がす『仲間』が」

[メイン] アルターエゴ : 「そうだな。仮面を被った復讐鬼か。
 貴様は、まるで俺を写す鏡」

[メイン] 松坂さとう : その熱い、魂を。

[メイン] アルターエゴ : 「きっとその鏡を叩き割った先に、俺の復讐する相手はいる」

[メイン] マルクト : 舞い降りるアルターエゴ。
風圧が発生するも、それになびくこともなく。

[メイン] ピノ : 「ひひひひ!! いいねぇええ!」

[メイン] ピノ : 「俺も!! アンタも!!」

[メイン] マルクト : ただ、『立ち続ける』

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「……」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「強いな」

[メイン] ピノ : 「お互いの『復讐』のための『試練』ってわけだぁ!!」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「…ただ、強い男だ」

[メイン] ピノ : 「ああ、運命よ!!」

[メイン] ピノ : 「俺はお前に!!」

[メイン] ピノ : 「『憎悪』する!!」

[メイン] アルターエゴ : 「サーヴァント、アルターエゴ!!!ガンダム・ヴィダール!!!!」

[メイン] アルターエゴ : 「これより最終作戦行動を開始する!!!!」

[メイン] ピノ : 「あっははははは!!」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「…激しい、叫びだ」

[メイン] ピノ : 「相手になるぜぇ!! アルターエゴ!!」

[メイン] ピノ : 「ショータイムだ! アヴェンジャー!! ライダー!!」

[メイン] 松坂さとう : ──────想いを、ぶつけ合う、それは苦くもあり、甘くもあり……素敵で。

[メイン] ピノ : 「始めるぞ、俺達の!」

[メイン] ピノ : 「『復讐』を!!」

[メイン] マルクト : 「……ええ、やっぱり」

[メイン] 松坂さとう : 「────────ミーシャさんッッッ!!!」

[メイン] 松坂さとう : 「いるなら!!!刮目しなさい!!!!!」

[メイン] 松坂さとう : 「この戦いを、見届けなさいッッッ!!!!」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「…お前の決闘に割入る場所があると良いがな」

[メイン] アルターエゴ : 「……貴様とも因縁があった!だが!!!」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「…ああ」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「騎士のやり方なのだろう?」

[メイン] アルターエゴ : 「決闘流儀 A」 誉はエドモントンで死んだ。誇りはこの街で死んだ。ならば、この身を突き動かすそれは一体、何だと言うのか?戦闘開始時に使用できる。戦闘に参加しているサーヴァント1体を対象にする。自分とそのサーヴァント以外のサーヴァントは戦闘から除外される。

[メイン] マルクト : ────あなたの絢爛は、光を見せつける、一つの種だ。

[メイン] 松坂さとう : ─────私の言葉では届くはずもないのなら、その目で、見やがれって話ですよ。ミーシャさん。

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 全ては、蚊帳の外だろう

[メイン] マルクト : 「……」

[メイン] 松坂さとう : 蚊帳の外?違う。

[メイン] マルクト : 「『ミーシャ』さん!」

[メイン] 松坂さとう : これも貴方の。

[メイン] 松坂さとう :
ライフ
人生。

[メイン] マルクト : ”ライダー”へと向かい。

[メイン] 【頭蓋砕き】 :

[メイン] マルクト : 「あなたの決闘相手は、私ですからねッ!」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「…期待はしない」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「……待っている」

[メイン] マルクト : 肯定も否定もしない、それをするよりも行動のために。

[メイン] アルターエゴ : 「行くぞッ!!手袋は投げられたッ!!!」

[メイン] ピノ : 「いいぜぇ!」

[メイン] ピノ : 「受けてたつ! アヴェンジャー!」

[メイン] ピノ : 「『報復』だ!」

[メイン] マルクト : ・「連携攻撃」
襲撃時、サーヴァントがいるならサーヴァント1体の筋力を1ランク、魔力を2ランク上げる。

[メイン] アヴェンジャー : 「仕事だからな」

[メイン] マルクト : 「……”私たち”で…乗り越える…!」

[メイン] アヴェンジャー : 「終わったら殺してやる」

[メイン] アルターエゴ : ━━その相手が動かなくとも、その思いがあれば連携は成立するものだ。

[メイン] アルターエゴ : 「エイハブ・リアクター(敏捷)EX」 取得時にステータスを1つ選ぶ。戦闘時、選択したステータスに++を付与する。

[メイン] アルターエゴ : 夜を白夜と照らす、その光

[メイン] アヴェンジャー : 「そいつは前に見た」

[メイン] アヴェンジャー : 「Ghostwater Dive」 戦闘時のみ使用可能。すでに自分が情報を知っているスキル1つを対象とする。戦闘中、そのスキルを効果を無効化する。魔力を2消費する。

[メイン] system : [ ピノ ] 追加魔力 : 7 → 5

[メイン] アルターエゴ : 「…ほう」

[メイン] アヴェンジャー : 影の中に滑り込むように接近し、ダガーを投げつけて牽制し、肉薄する。

[メイン] アヴェンジャー : 「悪いが俺は正々堂々なんてやる気はないぜ」

[メイン] アルターエゴ : 「……そのようだな」

[メイン] アヴェンジャー : 「俺の『復讐』のために、アンタも……俺のマスターも殺す」

[メイン] アヴェンジャー : 「『聖杯』をぶっこわしたら」

[メイン] アヴェンジャー : 「次はマスターだ」

[メイン] アルターエゴ : 「……復讐者が三人。粋なものだ」

[メイン] アヴェンジャー : 「血塗れの戦争に相応しい末路だ」

[メイン] アルターエゴ : 「では…参る」

[メイン] アヴェンジャー : 「こいよ」

[メイン] アルターエゴ : その剣が、再び引き抜かれる

[メイン] アルターエゴ : 再び空気と擦れて、それは火を纏う

[メイン] アルターエゴ : 「行くぞ、復讐者ァ!!!!」

[メイン] アヴェンジャー : 「来いよ、騎士!」

[メイン] アルターエゴ : 『炸裂剣(バースト・サーベル)』!!!

[メイン] アルターエゴ : ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:8mくらい 最大捕捉:1人
アルターエゴ、ガンダムヴィダールが携える刺突剣。
キマリストルーパーが使用していたデストロイヤー・ランスの何倍も小ぶりであり、小回りが効く。
その刀身は名の通り、突き刺さった後に炸裂する。
ダインスレイヴの名を持ち損ねた。今は、まだ。
襲撃時に使用可能。味方陣営が勝利し、勝利を2点獲得する。
宝具ランク未満の幸運ランクしか防衛側が持たない場合、防衛側のサーヴァント1体かマスター1人を消滅させる。

[メイン] アヴェンジャー : 「アンタのそれの為に準備したとっておきだ」

[メイン] アヴェンジャー : 「Bone Skewe」  自分の敗北が最大数で、自分の勝利が最大数ではない時だけ使用できる。宝具の消費魔力を0にする。

[メイン] system : [ マルクト ] 魔力 : 4 → 1

[メイン] アヴェンジャー : ●宝具
・「Death From Below」 ランク:B
防衛時に使用可能。味方陣営が勝利し、勝利を2点獲得する。
宝具ランク未満の幸運ランクしか襲撃側が持たない場合、襲撃側のサーヴァント1体の全ステータスを永続的に1ランク下げる。

[メイン] アルターエゴ : 「…貴様もまたッ!」

[メイン] アヴェンジャー : アヴェンジャーの姿が影の中、まるで海に潜る様に消えて。

[メイン] アヴェンジャー : 影が波のようにうねり、アルターエゴに襲い掛かる。

[メイン] マルクト : その剣に呼応するように、手が薄らと、しかし確かに光り。

[メイン] アヴェンジャー : 「沈んだんだ、深く、深く」

[メイン] アヴェンジャー : 「聖杯なんてもんのために……俺は沈められた、家族も、船も」

[メイン] アヴェンジャー : 「仲間も!!!」

[メイン] アルターエゴ : 「……っ!」

[メイン] アヴェンジャー : 「裏切られた、沈められた、殺された!!」

[メイン] アヴェンジャー : 「だからぶっ殺してやるのさ、サーヴァントも!! マスターも!!」

[メイン] アヴェンジャー : 「こんな事を始めた全部を!!」

[メイン] アルターエゴ : 「それが貴様の復讐かァッ!!!」

[メイン] アヴェンジャー : 「そうだァ!! 俺と同じにしてやるってんだよ!!」

[メイン] アルターエゴ : 「マルクトォッ!!!」

[メイン] マルクト : 「……はいッ!!!」

[メイン] アルターエゴ : 「俺に!!!こいつを!!!仕留める力を!!!」

[メイン] マルクト : 手に残された紋章は、残り一つ。

[メイン] マルクト : 確かに”これだけ”では足りない。

[メイン] 松坂さとう : ガコンッ。

[メイン] 松坂さとう : 椅子が、倒れる。

[メイン] 松坂さとう : さとうの手が、マルクトの方へ伸ばされる。
血の滲んだ手首を、グッと伸ばす。

[メイン] 松坂さとう : 「マルクトさんッッ……!!これ、をッ……!!!」

[メイン] 松坂さとう : その手の甲には、赤き紋章が。

[メイン] マルクト : 「……さとうさん……ッ!!」

[メイン] マルクト : その手を…握りしめる、強く、強く!

[メイン] 松坂さとう : 譲渡ッッッ!!!!

[メイン] 松坂さとう : ────2画ッッ!!限度一杯まで!!!

[メイン] system : [ 松坂さとう ] 令呪 : 3 → 1

[メイン] system : [ マルクト ] 令呪 : 1 → 3

[メイン] アルターエゴ : 「……来いッ!!俺に!!!こいつらから全てを奪う力を!!!!」

[メイン] マルクト : 赤き紋章が、灯る。

[メイン] マルクト : ──────全力のために。

[メイン] 松坂さとう : 「ハァ……!!ハァッ………!!!見せてくださいッ……!!」

[メイン] 松坂さとう : 「信じるということの……強さをッ………!!!」

[メイン] アルターエゴ : 一画目。

[メイン] マルクト : その言葉に、アルターエゴの方を向き。

[メイン] マルクト : 「令呪を持って命ずる!」

[メイン] マルクト : 「あなたの人生をつかみ取ってください!」
苦味などない、幸せで甘い人生を。

[メイン] system : [ マルクト ] 令呪 : 3 → 2

[メイン] アルターエゴ : 悪魔に相応しき、仰々しい爪が生える。
だがそれは、『どこか優しく、幸せそう』で

[メイン] system : [ マルクト ] 魔力 : 1 → 5

[メイン] アルターエゴ : 二画目。

[メイン] マルクト : 「重ねて令呪をもって命ずる!」

[メイン] マルクト : 「過去に立ち止まらず、今を生きてください!」
例え壮絶な過去があっても、今を諦めてはならない。

[メイン] system : [ マルクト ] 令呪 : 2 → 1

[メイン] system : [ マルクト ] 魔力 : 5 → 9

[メイン] アルターエゴ : 何かが見える。
あのターンXと同じような羽根が。
いや、アレとはまた違う、『妖精』と表現すべき翼が。

[メイン] アルターエゴ : 三画目。

[メイン] マルクト : 「さらに重ねて令呪をもって命ずる!」

[メイン] マルクト : 「最善を、掴み取ってください!」
他の人への最善を乗り越えたとしても、自らの最善を突き進んで!

[メイン] system : [ マルクト ] 令呪 : 1 → 0

[メイン] system : [ マルクト ] 魔力 : 9 → 13

[メイン] アルターエゴ : その刃は『蜂』のように研ぎ澄まされ、そのまま加速する

[メイン] マルクト : そして……

[メイン] マルクト : 「これはお願いです!仲間として、友としての!」

[メイン] マルクト : 全ての魔力を、注ぎ込む。
その刺突剣に、全てを乗せるために。

[メイン] マルクト : 「……絶対に、勝ってください!」

[メイン] アルターエゴ : 「承知!!!!!」

[メイン] マルクト : 魔力を宝具レベル上昇へと注ぎ込むッ!!!

[メイン] アルターエゴ : 最後の『枝』が、その針へと絡みつく、ように見えた

[メイン] system : [ マルクト ] 魔力 : 13 → 1

[メイン] アルターエゴ : 「頼むッ!!」

[メイン] アルターエゴ :

[メイン] アルターエゴ :

[メイン] アルターエゴ :

[メイン] アルターエゴ :

[メイン] アルターエゴ :

[メイン] アルターエゴ :

[メイン] アルターエゴ :

[メイン] アルターエゴ :

[メイン] アルターエゴ :

[メイン] アルターエゴ :

[メイン] アルターエゴ : ーーーーーーーっ!!!」

[メイン] アヴェンジャー : 「甘ぇんだよぉ!!」

[メイン] アヴェンジャー : 「Gift of the Drowned Ones」 自分の敗北が最大数の時だけいつでも使用できる。自分の任意のステータス1つをEXランクに変更する。敗北数が最大数でなくなったら解除される。

[メイン] アヴェンジャー : 宝具ランクをEXに

[メイン] ピノ : 「令呪を持って命ずる」

[メイン] ピノ : 「アヴェンジャー」

[メイン] ピノ : 「『それは使うな』」

[メイン] アヴェンジャー : 「!?」

[メイン] system : [ ピノ ] 令呪 : 2 → 1

[メイン] ピノ : 「折角のタイマンだろうがよぉ!」

[メイン] ピノ : 「アルターエゴォ!! お前の札も一枚落としたんだ!!」

[メイン] ピノ : 「これで『対等』だ」

[メイン] ピノ : 「それで超えなきゃ意味がない、そうだろぉ!!」

[メイン] アルターエゴ : 「俺をォ!!!!見ろォォォォォォ!!!」

[メイン] ピノ : 「あっははははは!! 最高だぁあああぁあ!!」
全魔力をアヴェンジャーに注ぎ込み、令呪も全て掻き消える。

【宝具ランクA+7】

[メイン] アルターエゴ : A…

[メイン] system : [ ピノ ] 令呪 : 1 → 0

[メイン] 松坂さとう : 縄を全て断ち切り。

[メイン] 松坂さとう : 体中が悲鳴を上げながらも、マルクトの横へ立ち。

[メイン] 松坂さとう : その手を、握り締める。

[メイン] 松坂さとう : 「─────これが、最後です」

[メイン] マルクト : 手を、握り返す。

[メイン] 松坂さとう : ──────譲渡ッ!!

[メイン] system : [ 松坂さとう ] 令呪 : 1 → 0

[メイン] マルクト : さとうの熱が伝わるかのように。

[メイン] マルクト : 空っぽだった”赤”が、満たされる。

[メイン] system : [ マルクト ] 令呪 : 0 → 1

[メイン] マルクト : 「アルターエゴ、ガンダム・ヴィダールッッ!!!!」

[メイン] アルターエゴ : 「……!!」

[メイン] マルクト : 「もう一つ!」

[メイン] アルターエゴ : 「……理解したッ!!!」

[メイン] マルクト : ただ、その手を掲げる。

[メイン] マルクト : 命ずることなど、不必要だ。

[メイン] アルターエゴ : A+8!

[メイン] マルクト : 最後の炎が。

[メイン] マルクト : アルターエゴへ!

[メイン] system : [ マルクト ] 令呪 : 1 → 0

[メイン] system : [ マルクト ] 魔力 : 1 → 5

[メイン] マルクト : 魔力をランクアップへと、変換します!!

[メイン] system : [ マルクト ] 魔力 : 5 → 1

[メイン] アルターエゴ : 「この力はッ!!!」

[メイン] : 「…君は我が生涯、たった一人の」

[メイン] アルターエゴ : 「『お前』が信じる力とは、違うものだああああああああっ!!!!!!」

[メイン] アルターエゴ : 【宝具更新】

[メイン] アルターエゴ : 『禁忌弩・飛魔剣(ダインスレイヴ)』!!!

[メイン] アルターエゴ : ランク:A 種別:対界宝具 レンジ:Unknown 最大捕捉:Unknown
━━禁忌の一撃が、空を舞う。

[メイン] アヴェンジャー : 「!!」

[メイン] アルターエゴ : 「トドメだああああああッ!!!!」

[メイン] アルターエゴ : 彼が纏っていた「幻想」が全て解け、ガンダム・ヴィダールとしての姿が露わになった瞬間

[メイン] アルターエゴ : 本来は持たぬはずの禁忌の一撃が、復讐者の身体を貫いた

[メイン] アヴェンジャー : その一撃は、復讐者を貫き。

[メイン] アヴェンジャー : 「ぐ、おおおおお!!」

[メイン] アヴェンジャー : 憎悪の昇華たる宝具を貫いて。

[メイン] ピノ : 「そうだ、それでいい」

[メイン] ピノ : 「やるなら」

[メイン] ピノ : 「『貫き』通せ」

[メイン] ピノ : マスターの身をも。

[メイン] アルターエゴ : 「……フッ」

[メイン] ピノ : 深々と……貫いた。

[メイン] ピノ : 「ごふっ……はは、あははははは」

[メイン] ピノ : 「はははははははは!!!」

[メイン] アルターエゴ : 「酔狂な男だ……」

[メイン] 松坂さとう : 「………………」

[メイン] ピノ : 「ライダぁああ!!」

[メイン] ピノ : 「俺を見ろ!!」

[メイン] ピノ : 「『復讐者』の末路を!!」

[メイン] マルクト : 「………」

[メイン] ピノ : 「これが、戦争だ!!」

[メイン] ピノ : 「冥途の土産に……俺が何人今まで殺したか……教えてやるぜ」

[メイン] ピノ : そういって、震える手で、自らの鮮血で塗れた右手をゆっくりと上げて。

[メイン] アルターエゴ : 「……」

[メイン] ピノ : 人差し指と。親指を繋げて。

[メイン] ピノ : 丸を作り。

[メイン] ピノ : 「……ゼロだ」

[メイン] アルターエゴ : 「……そうか」

[メイン] ピノ : 仮面が落ちる。

[メイン] マルクト : 「──────っ」

[メイン] 松坂さとう : ─────────ああ、この人は………。

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「………」
仮面の奥、瞳が揺れて

[メイン] 松坂さとう : ─────そうやって、自分を………。

[メイン] ピノ : 赤い仮面、長い赤い鼻。その下にあった顔は。

[メイン] ピノ : 「……なんつってな」

[メイン] ピノ : 寂しげに、笑っていた。

[メイン] マルクト : 立っていたのだ、きっと…

[メイン] ピノ : 「意地でも……殺すかってんだよ……」

[メイン] アルターエゴ : 「全く、何が大嘘つきだ。誠実な男だ。
 ……それ故にきっと……」

[メイン] マルクト : 彼の在り方で、この場所に。

[メイン] ピノ : 「俺の妻を……腹の子を……」

[メイン] ピノ : 「殺したこんな、『戦争』に……」

[メイン] ピノ :  

[メイン] ピノ :  

[メイン] ピノ : 「誰が、付き合うかってんだ」

[メイン] ピノ :  

[メイン] ピノ :  

[メイン] ピノ : 「はははははは」

[メイン] 松坂さとう : …………。

[メイン] ピノ : 「はははははははははははは!!」

[メイン] 松坂さとう : 千鳥足で、ピノの下へ、歩む。
足を引き摺りながら、ピノを、睨みつけながら。

[メイン] ピノ : 「これが! 俺の!! 『復讐』だ!! アーッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ!!」

[メイン] アルターエゴ : 「……お前は、そうだな」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「……」

[メイン] 松坂さとう : 「………特等席から、見せてもらいましたよ、ええ」

[メイン] マルクト : 「………。」

[メイン] 松坂さとう : そうして、その腕を掴み、自分の肩へと回す。

[メイン] 松坂さとう : マルクトの方へ向き。

[メイン] 松坂さとう : 「………貴女にはまだ、やることが残ってます」

[メイン] マルクト : ただ、それに反発することもなく。

[メイン] マルクト : 「…お姫様は助けてもらいました、あとは」

[メイン] マルクト : くるり、と向き直り。

[メイン] マルクト : 「……もう一人も助ける手番ですね」

[メイン] マルクト : 「ミーシャさん」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「…」

[メイン] アルターエゴ : 「……そちらは任せた」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 踵を返し

[メイン] マルクト : アルターエゴの言葉にこくり、と頷き。

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 霊体化していく

[メイン] マルクト : 「…………」

[メイン] マルクト : 「ここまで、あの子が生きていたのはあなたのお陰です」

[メイン] マルクト : 消えゆく姿に頭を下げて。

[メイン] マルクト : 「…ありがとうございました、『ミーシャ』さん」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「…」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 振り向かず、去る

[メイン] マルクト : それを見届けて。

[メイン] マルクト : 足は、また別の方向へと歩み始める。

[メイン] マルクト : 一歩、一歩、また一歩。

[メイン] マルクト : そこにいる”あなた”と会うために。

[メイン] マルクト : 「……見つけましたよ、お姫様」

[メイン] ミーシャ : 「…」

[メイン] マルクト : 「……見ていなくても、見ていたとしてもかまいません」

[メイン] マルクト : 「このまま、あなたは……腐してゆくのみですか?」

[メイン] マルクト : そう、彼女の瞳を見つめて。

[メイン] ミーシャ : 「…それだけの事はした」

[メイン] マルクト : 「……そう思いますか」

[メイン] マルクト : 「なら、あなたはとても…優しいんですね」

[メイン] マルクト : 「私はそんな優しいあなたが、消えゆくのを看破できません」

[メイン] ミーシャ : 「…どうして?」

[メイン] マルクト : 「友だちが、優しい人が、戦友が…」

[メイン] マルクト : 「いなくなるなんて、寂しいに決まってるじゃないですか」

[メイン] ミーシャ : 「……それは今だけだよ」

[メイン] マルクト : 困り顔で、それでも笑みを作って。

[メイン] ミーシャ : 「貴女なら」

[メイン] ミーシャ : 「もっといい仲間を作れる」

[メイン] マルクト : 「……」

[メイン] マルクト : 「あなたは、違うんですか?」

[メイン] ミーシャ : 「ええ」

[メイン] マルクト : 「へえ」

[メイン] マルクト : 「私の仲間の悪口、言わないでくださいよ」

[メイン] ミーシャ : 「…仲間じゃないよ」

[メイン] ミーシャ : 「一度も、貴女の為になれてないでしょ」

[メイン] マルクト : 「……いいえ、いいえ」

[メイン] マルクト : 「あなたがあるからこそ、私はここにまだ立てているんです」

[メイン] ミーシャ : 「…」

[メイン] マルクト : 「あなたと一緒に、立ち続けるために」

[メイン] マルクト : 「そう決意したから、ここまでこれたんです」

[メイン] ミーシャ : 「…」

[メイン] ミーシャ : 「もう、立ってやいない」

[メイン] マルクト : 「じゃあ立たせます」

[メイン] マルクト : 「肩を無理やり貸しても、手を引っ張っても」

[メイン] ミーシャ : 「足はいらない、未来もいらない」

[メイン] ミーシャ : 「誰かの為になれないんだから、もう良いんだよ…」

[メイン] マルクト : 「………」

[メイン] ミーシャ : 「…もし」

[メイン] マルクト : ほっぺをつまむ。

[メイン] ミーシャ : 「もし、この…っ」

[メイン] マルクト : ぐいいいいいい。

[メイン] ミーシャ : 「…この数日、だけでも…」

[メイン] マルクト : 「………」

[メイン] ミーシャ : 「良い思い出なら、それで、いいじゃないですか」

[メイン] マルクト : 「……思い出なんて、過去に浸るものでしかありません」

[メイン] マルクト : 「ただ、生きるだけなら、必要ありません」

[メイン] マルクト : 「……誰かの役に立てない、というなら」

[メイン] マルクト : 「過去を振り返ってしまうというのなら」

[メイン] マルクト : 「私だけ見てください」

[メイン] ミーシャ : 「……」

[メイン] ミーシャ : 「…どうして」

[メイン] ミーシャ : 「どうして、そんなに優しくするんです」

[メイン] ミーシャ : 「…私が慈悲を受けて」

[メイン] ミーシャ : 「私が振り撒いた不幸は、何故誰も裁いてくれないんですか」

[メイン] マルクト : 「あなたは十分、過去で罰を受けました」

[メイン] ミーシャ : 「…あれが、罪だ」

[メイン] ミーシャ : 「何も、何もできないまま」

[メイン] ミーシャ : 「…私は…」

[メイン] ミーシャ : 「…」

[メイン] マルクト : 「……罰がお望みなら、いいでしょう」

[メイン] ミーシャ : 「……前を向く事も、後ろに逃げる先もない…」

[メイン] ミーシャ : 「…」

[メイン] マルクト : 「それなら立ち止まるだけです」

[メイン] ミーシャ : 「…」

[メイン] マルクト : 「前も後ろもないなら、ただ立つ」

[メイン] マルクト : 「それだけで、いいじゃないですか」

[メイン] ミーシャ : 「……違うよ」

[メイン] ミーシャ : 「全部、全部違う」

[メイン] ミーシャ : 「…皆んな進んでいく」

[メイン] ミーシャ : 「貴女は前を向いている」

[メイン] ミーシャ : 「だから、強くあれる、表そうと願えた」

[メイン] ミーシャ : 「…自分を腐すと、言ってたけど」

[メイン] ミーシャ : 「関われば腐るだけだよ」

[メイン] ミーシャ : 「…もうずっと、終わってるんだから」

[メイン] マルクト : 「では、聞きますが」

[メイン] マルクト : 「私が腐ることなんざ、誰が気にするんですか」

[メイン] マルクト : 「私は気にしないですが」

[メイン] ミーシャ : 「…じゃあ、なんです」

[メイン] ミーシャ : 「また、不幸にしろと、言うんですか」

[メイン] マルクト : 「本人が気にしていないのに、不幸なんて誰が決めるんですか」

[メイン] ミーシャ : 「…」

[メイン] ミーシャ : 「これまでのザマを、見てたでしょうに」

[メイン] マルクト : 「あなたの様子は、ええ」

[メイン] ミーシャ : 「殺して、裏切って」

[メイン] ミーシャ : 「そのくせ、何一つ覚悟してない」

[メイン] ミーシャ : 「だから」

[メイン] ミーシャ : 「…もういいんです」

[メイン] マルクト : 「………」

[メイン] マルクト : 「あなたを前へと急かす戦争は、終わりました」

[メイン] マルクト : 「なら、進む必要もありません」

[メイン] マルクト : 「一人では怖いというなら」

[メイン] マルクト : そして、近くにあったベンチへと腰を下ろし。

[メイン] マルクト : 「一緒にいつまでもいつまでも止まりますよ」

[メイン] ミーシャ : 「…」

[メイン] マルクト : 「友だちとただ話すのって、それだけでも楽しいんですよ?」

[メイン] ミーシャ : 「……」

[メイン] ミーシャ : 「…じゃあ」

[メイン] ミーシャ : 「そうなってしまわなければ、忘れてくれますか」

[メイン] マルクト : 「それは、ありえません」

[メイン] ミーシャ : 「…まだ戦争は終わってないでしょう」

[メイン] マルクト : 「なりかけたらまたしつこく追いかけます」

[メイン] マルクト : 「……ですがもう、終わったようなものです」

[メイン] ミーシャ : 「…だとしたら、しっかり終わらせてください」

[メイン] ミーシャ : 「終わって」

[メイン] ミーシャ : 「忘れてください」

[メイン] ミーシャ : 「貴女は…」

[メイン] ミーシャ : 「私の居るような世界の人ではない」

[メイン] マルクト : 「今までの私なら、それも出来たかもしれませんね」

[メイン] マルクト : 「でも、”戦争”に関わった時点でもう、そんなのとっくに壊れてますよ」

[メイン] ミーシャ : 「……」

[メイン] マルクト : 「残ったのは裏切り殺し合う世界に、のほほんと生きてる女ただ一人です」

[メイン] ミーシャ : 「…なら」

[メイン] ミーシャ : 「尚更、そう生きてない人とは関わらなくていいじゃないですか」
頬の手をはらって、立ち上がる

[メイン] マルクト : 「ああ、そう、いいんですか」

[メイン] マルクト : 「まあ死ぬんじゃないですかね、私いつか」

[メイン] ミーシャ : 「…」

[メイン] マルクト : 「運と他の人が良かったから、私は生き残れた」

[メイン] マルクト : 「けど、それだけです」

[メイン] マルクト : 「あー、そんな私を守ってくれる人はいませんかねー」

[メイン] ミーシャ : 「…縋るなら、私より藁の方がマシだよ」

[メイン] マルクト : ちらちら。

[メイン] ミーシャ : 「何もない相手に、期待する事じゃない」

[メイン] マルクト : 「何もない?」

[メイン] マルクト : 「人は存在してるだけで、思いも気持ちもあるんです」

[メイン] マルクト : 『なにもない』だなんて、人間を形作る化け物でもない。

[メイン] マルクト : この子は、れっきとした人で。
それなら、心も存在している。

[メイン] ミーシャ : 「…」

[メイン] ミーシャ : 「……」

[メイン] ミーシャ : 「夢見がちですね、ほんと」

[メイン] マルクト : 「だから生き残れたのかもしれませんね」

[メイン] マルクト : へへ、と笑って。

[メイン] ミーシャ : 「…」

[メイン] ミーシャ : 「……考えさせてください」

[メイン] ミーシャ : 「でも」

[メイン] ミーシャ : 「貴女が想い変わったら、断りなくどっか行って良いので」

[メイン] マルクト : 「はあ」

[メイン] マルクト : 「まあ、そういうことにしておきますが」

[メイン] マルクト : 「毎日遊びに行きますよ、約束です」

[メイン] ミーシャ : 「…」

[メイン] マルクト : 払われた手、その一つの指をまげて。

[メイン] マルクト : 「指きりげんまんでもします?」

[メイン] マルクト : 悪戯っぽく笑いながら。

[メイン] ミーシャ : 「…いりませんよ」

[メイン] ミーシャ : 「約束する事じゃない」

[メイン] ミーシャ : 背を向けて

[メイン] マルクト : その背に向けて。

[メイン] マルクト : 「例のお茶、沸かしておいてくださいね」

[メイン] ミーシャ : 「…」

[メイン] ミーシャ : 「……残っていれば」

[メイン] ミーシャ : そのまま、路地裏に消えていくのだった

[メイン] マルクト : それを追うことはしない。

[メイン] マルクト : 考える、その言葉を信じたから。

[メイン] マルクト : そのまま、腰を下ろしたまま。

[メイン] マルクト : ……朝日が、眩しい。

[メイン] マルクト : ああ、でも……

[メイン] マルクト : なんとか、私は……立ててる。

[メイン] マルクト : それだけで、”戦争”した意味があったのだと。
そう思いながら。

[メイン] マルクト : 疲れに、身を任せ。

[メイン] マルクト : …………

[メイン] マルクト :  

[メイン] マルクト :  

[メイン] マルクト :  

[メイン] ミーシャ :

[メイン] ミーシャ : ライダー

[メイン] 【頭蓋砕き】 : ああ

[メイン] ミーシャ : …令呪を使うのが、普通かもだけど…

[メイン] ミーシャ : もう終わりにしよう、ライダーも…そうじゃないのかな

[メイン] 【頭蓋砕き】 : …そうだな

[メイン] system : [ ミーシャ ] 令呪 : 1 → 0

[メイン] ミーシャ : 令呪使用 サーヴァントの放棄を宣誓

[メイン] system : [ ミーシャ ] AP : 1 → 0

[メイン] ミーシャ : …約束

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「…マスター」

[メイン] ミーシャ : 「…何、ライダー」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「短い縁だったが…」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「お前は終われたようで、何よりだ」

[メイン] ミーシャ : 「…本当に」

[メイン] ミーシャ : 「本当に、短い縁だったの?」

[メイン] ミーシャ : 「…いくら優しいとしても、貴方は…」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「……」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 何かを伝えようとして、ドサリと倒れる

[メイン] ミーシャ : 「ライダー…!」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「…当たり前だ、魔力パスがもう切れている」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 身体の端から、光が漏れて

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「…マスター」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「約束は、果たすか?」

[メイン] ミーシャ : 「…そりゃあ」

[メイン] ミーシャ : 「私と、"貴女"の仲だ」

[メイン] ミーシャ : …ゆっくりと、マスクに手を掛けて

[メイン] ミーシャ : それを外せば

[メイン] 【頭蓋砕き】 : …面影ある、見たような顔がそこにはある

[メイン] ミーシャ : 「……」

[メイン] ミーシャ : 「なんだか、初めて会った気がしないってのは…変な言い方かな」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「…そう言う道もあったって事、だよ」

[メイン] ミーシャ : 「もしかして、マスター呼びに拘ってたのって…」

[メイン] 【頭蓋砕き】 : 「ややこしいからなんて、言える訳ないから…まあね」

[メイン] ミーシャ : 「…マスクの経緯は、聞かない」

[メイン] ミーシャ : 「多分、そうならないかもしれないから」

[メイン] 【ミーシャ】 : 「…賢い選択だよ」

[メイン] 【ミーシャ】 : 「でもまあ、なんだ」

[メイン] 【ミーシャ】 : 「やりたかった事は、出来たろ」

[メイン] ミーシャ : 「…多分、やり切ったんでしょうね」

[メイン] ミーシャ : 「顔を見ればわかる」

[メイン] 【ミーシャ】 : 「…ふ、ふふ」

[メイン] 【ミーシャ】 : 「当たり前じゃん…」

[メイン] 【ミーシャ】 : 「…私の、事なんだから」

[メイン] 【ミーシャ】 : そのまま

[メイン] : 光に代わって、何処かに消えて…或いは

[メイン] : "還って"行ったのだった

[メイン] ミーシャ : 「…」

[メイン] ミーシャ : 「……はぁ」

[メイン] ミーシャ : 「"私"まで、救われた気になって」

[メイン] ミーシャ : 「…もう、張る意地すら、ないな…」

[メイン] ミーシャ : なんとなく、呆れたように笑いながら

[メイン] ミーシャ : 光を見届けるのだった

[メイン] ミーシャ :  

[時臣陣営] 松坂さとう :  

[時臣陣営] 松坂さとう :  

[時臣陣営] 松坂さとう : 自分の服へ、ピノの鮮血が付着しても、顧みず。

[時臣陣営] 松坂さとう : ピノの体を引きずりながら、歩む。

[時臣陣営] 松坂さとう : 「─────なーにが人殺しですか」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「大嘘吐き」

[時臣陣営] ピノ : 「そうさ……俺は大嘘吐きのピノッキオさ」

[時臣陣営] ピノ : 流れる鮮血に塗れたまま、笑う。

[時臣陣営] 松坂さとう : 「……結局貴方は……自分を壊して欲しかった、怒りを聖杯戦争にぶつけたら、貴方もまた、復讐相手となるのだから」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「それは………」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「相当な我儘で、自己中ですね」

[時臣陣営] ピノ : 「『復讐』なんてそんなもんさ」

[時臣陣営] 松坂さとう : ────もう、嫌という程、苦くて。

[時臣陣営] 松坂さとう : 「……"復讐"、スッキリしました?」

[時臣陣営] 松坂さとう : ───朝日が、徐々に昇る。

[時臣陣営] ピノ : 「……へっ、まぁまぁな……甘ちゃん揃いで安心したぜ」

[時臣陣営] ピノ : 「あのセイバーとは大違いだ……」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「……ええ、本当です、"甘い"人ばかりですよ」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「…………」

[時臣陣営] 松坂さとう : セイバーの話に、神妙な顔になり。

[時臣陣営] ピノ : 「相手は英雄……散々殺し、殺され、その上に立ってた」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「…………ええ」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「1人殺せば、犯罪者」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「100人殺せば……」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「英雄」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「よく言ったものですよね」
自傷的な笑みを浮かべながら。

[時臣陣営] ピノ : 「かの獅子王様からすりゃあ……俺は甘ちゃんだったんだろうさ」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「ええ、大甘ちゃんですよ」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「誰も殺さずに復讐に燃えて……悪役まで演じて……」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「……こんなの……誰が見捨てられるんだって話ですよ」

[時臣陣営] ピノ : 「悪人さ……嘘は罪だぜ」

[時臣陣営] ピノ : 「それに、俺の妻は……なんだかんだでこの儀式に殉じたんだ、俺はそれに納得しなかった」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「………」
その話に、無言で耳を傾ける。

[時臣陣営] ピノ : 「それを俺は踏みにじったんだ。イレギュラークラスなんて呼び出して……台無しにしてやったんだ」

[時臣陣営] ピノ : 「二度と……こんな事が起きないようにな」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「………ふふ」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「……ほんと、大甘ちゃん……」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「…………ピノさん、ですが残念ながら、この戦いは、続くことでしょうね、未来永劫、ずっと……何せ貴方は、負けてしまったんですから」

[時臣陣営] ピノ : 「へへ……どうだろうな」

[時臣陣営] ピノ : 「甘ちゃんばっかり残ってんだ」

[時臣陣営] 松坂さとう : ズルズルと引きずり、気が付けば、さとうの住むマンションの前へ。

[時臣陣営] ピノ : 「望みはあるさ」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「………」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「貴方もまた……信じるん、ですね……」

[時臣陣営] 松坂さとう : はぁ。と溜息を一つ。

[時臣陣営] 松坂さとう : 私を歪ませる、何もかも。
苦くて汚い私を、どこまでも。

[時臣陣営] ピノ : 「しかしまぁ……既婚者を女の一人暮らしに連れ込むのは関心しねぇな」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「はぁ」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「そんなことほざいてたら、死にますよ?」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「私は嫌なので」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「貴方が死ぬのが」

[時臣陣営] 松坂さとう : ────私よりも甘くて、綺麗なくせして。
それで、死ぬだなんて、逃げるだなんて。

[時臣陣営] 松坂さとう : 許せるわけが、ない。

[時臣陣営] 松坂さとう : 「……少し静かにしててくださいね、しおちゃんが起きちゃうので……」
神戸しお───家族に見放された少女、それをさとうが攫った少女。
誘拐犯、故にさとうは、"犯罪者"。
自部屋のベッドまで、ピノを連れていく。

[時臣陣営] ピノ : 「へ……全く、仕方ねぇな」

[時臣陣営] ピノ : 「言われなくても静かにするさ……もう騒げるほど元気じゃねぇ」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「……ええ、大暴れしましたからね、それが男の子なんでしょうね」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「よいしょっと…………はぁ……なるほど、これは……ええ、良かったですねピノさん、内臓まで傷ついていませんよ」
魔力を行使し、応急処置を始める。

[時臣陣営] ピノ : 「騎士様の手加減だろ……伊達にサーヴァントじゃねぇってことだな」

[時臣陣営] ピノ : 「最初に呼んだのがああいうのだったら……違ったのかもな」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「………貴方のことも、見抜いていたのかも、しれませんね」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「………ええ、ですが、過去はもう……覆りませんよ」

[時臣陣営] 松坂さとう : 私の過去だって、そうだ。

[時臣陣営] 松坂さとう : だから、私も、決めた。

[時臣陣営] 松坂さとう : マルクトさんにも、ミーシャさんにも頼めなかった頼み。

[時臣陣営] 松坂さとう : ……この、大甘ちゃんなら、きっと……。

[時臣陣営] 松坂さとう : 「………ピノさん、私って実は、最低な誘拐犯なんですよ」

[時臣陣営] ピノ : 「……現在進行形でもうそうだしな」

[時臣陣営] 松坂さとう : ……誰にも明かさなかった、明かせなかった、私の"苦い"。

[時臣陣営] 松坂さとう : ピノに不機嫌そうにじっと見て。

[時臣陣営] 松坂さとう : 「いや、そうじゃなくてですね……」

[時臣陣営] ピノ : ニヤリと笑う。

[時臣陣営] ピノ : 「手慣れてる」

[時臣陣営] ピノ : 「『初犯』じゃないのはわかる」

[時臣陣営] 松坂さとう : う……見透かされている……。

[時臣陣営] 松坂さとう : 「………ええ、そういうこと、ですよ」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「私は……貴方以上に、独善的で……」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「私の、理想的な"甘い世界"のためだけに」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「私は、しおちゃんを、誘拐した、誘拐しても問題無いと思ったから、誘拐しました」

[時臣陣営] 松坂さとう : ───ただ、その判断は間違っていたようで。
街中に、"神戸しお"を探してほしいという旨の紙が、張り巡らされており。
これは、彼女の家族……兄によるもので。

[時臣陣営] 松坂さとう : 結局私は、他人の幸せを奪って、甘い世界に生きようとしていた罪人で。

[時臣陣営] 松坂さとう : マルクトさんにも、ミーシャさんにも、ピノさんにも。

[時臣陣営] 松坂さとう : その隣に立つことが許されない、そんな人物。

[時臣陣営] 松坂さとう : だから………。

[時臣陣営] 松坂さとう : 「……ピノさん、正義になってください」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「私を誘拐犯として、警察に突き出してください、しおちゃんを、元の家族のもとへ、返してください」

[時臣陣営] ピノ : 「……俺に頼む理由は?」

[時臣陣営] ピノ : 「お友達もいる、自首もできる」

[時臣陣営] ピノ : 「嘘吐きに頼むには……ちょっと不適切じゃあねぇか?」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「……私が最低で、臆病で、あの2人には見せたくない顔だったからですよ、だから私は、貴方を利用したい」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「私という最底辺を見て、貴方だって満たせるじゃないですか、自分はまだ生きていい人間だって、生きるべき人間だって、そんな気持ちになれるじゃないですか」

[時臣陣営] 松坂さとう : そうして、応急手当を完了する。
ピノの腹周りは綺麗に包帯で巻かれ、血ももう止まっている。

[時臣陣営] ピノ : 「……」

[時臣陣営] ピノ : ピノは、それを聞いて。

[時臣陣営] ピノ : 「はぁあぁああぁあ」

[時臣陣営] ピノ : 大きく溜息をついた。

[時臣陣営] 松坂さとう : 「…………」

[時臣陣営] ピノ : 「まず勘違いしてるみたいだから一ついっておくぜ」

[時臣陣営] ピノ : 「ぜんっぜん満たされない」

[時臣陣営] ピノ : 「何が最底辺だ」

[時臣陣営] ピノ : 「こちとら魔術師だぞ」

[時臣陣営] ピノ : 「人でなしなんて幾らでも見てる」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「…………」

[時臣陣営] ピノ : 「アンタを見て満たされる事なんてない。今俺の中にある気持ちはな」

[時臣陣営] ピノ : 呆れたように笑って。

[時臣陣営] 松坂さとう : 「……そう、です、か……」

[時臣陣営] 松坂さとう : 少し、残念そうな、寂しそうな顔をし。

[時臣陣営] ピノ : 「『いくらでもやり直せるだろ』って感じだ」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「……やり、直す……?……私が……?」

[時臣陣営] ピノ : 「アンタ、見たところ表の世界だろ」

[時臣陣営] 松坂さとう : 頷く。

[時臣陣営] ピノ : 「普通に罪償う気持ちもあるだろ」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「……魔術師の世界には、疎いです……それに……はい」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「………罪は、罪ですから」

[時臣陣営] ピノ : 「じゃあ」

[時臣陣営] ピノ :  

[時臣陣営] ピノ : 「普通だろ」

[時臣陣営] ピノ :  

[時臣陣営] 松坂さとう : ─────────。

[時臣陣営] 松坂さとう : 「普、通………」

[時臣陣営] 松坂さとう : 頭が、真っ白になる。

[時臣陣営] 松坂さとう : そんな言葉を言われたのは、初めてだった。

[時臣陣営] ピノ : 「ちょっとじゃすまない『間違い』をしちゃあいるが」

[時臣陣営] ピノ : へらへら笑う。

[時臣陣営] ピノ : 「まだ『謝れる相手』がいるんだろう?」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「……………それ、は……はい」

[時臣陣営] ピノ : 「じゃあやっぱ、普通だろ」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「…………………」

[時臣陣営] ピノ : 「ぎりっぎりだけどな」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「……魔術師って」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「変ですね」

[時臣陣営] ピノ : 微笑を漏らして。

[時臣陣営] ピノ : 「俺もそう思う」

[時臣陣営] 松坂さとう : 表情が、柔らかくなる。

[時臣陣営] 松坂さとう : 同じように、微笑が漏れる。

[時臣陣営] 松坂さとう : 「………フフ……あーあ……もう、なんでしょうね」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「グズグズ考えてた私が、馬鹿みたいに思えてきました」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「……ピノさんって、やっぱり、大甘ちゃん」

[時臣陣営] 松坂さとう : 苦くて、甘い。大甘い。

[時臣陣営] 松坂さとう : だからこそ、なんだか、私は……救われた。

[時臣陣営] 松坂さとう : 欲しい言葉だった。

[時臣陣営] 松坂さとう : 許されたかった。

[時臣陣営] 松坂さとう : 「…………ありがとうございます、ピノさん」

[時臣陣営] ピノ : 「命の恩人に言われる言葉じゃねぇな」

[時臣陣営] ピノ : 「まぁ……表の世界の基準じゃあ、傷害から不法侵入に器物破損、ついでに脅迫罪までやってる俺が偉そうにあれこれいうのもおかしいが……」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「プッ……そんなのバレたら、確かに……」

[時臣陣営] ピノ : 「あと死体遺棄もあるな……時臣の」

[時臣陣営] ピノ : へらへら笑う。

[時臣陣営] 松坂さとう : 「……ええ、もう、大犯罪者ですね」

[時臣陣営] ピノ : 「ああ、俺の方がシャレにならないぜこれ」

[時臣陣営] 松坂さとう : くすくすと笑う。

[時臣陣営] 松坂さとう : 「なーんだ、あは、あはは」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「…………でも、ピノさん、やっぱり私は……」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「もう、表の世界で生きれるような気が、しません」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「………だって、私は、表の世界が、苦くて、苦くて苦くて苦くて……それで狂行に手を染めて……」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「………だから」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「私は、"甘い世界"にいたいんです」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「………ピノさん、私も……」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「魔術師……目指してみたいです」

[時臣陣営] 松坂さとう : ───私の中で生まれた、ハッキリとした、願望。

[時臣陣営] 松坂さとう : 甘い世界を作りたいという、そんな抽象的なものではなく。

[時臣陣営] 松坂さとう : 確固とした、願い。さとうの純粋な気持ち、憧れ。

[時臣陣営] 松坂さとう : 根源?とやらには興味はない。それでも……。

[時臣陣営] 松坂さとう : マルクトさんやミーシャさん、それに、ピノさんのような人がいる世界ならきっと、私にも、居場所があるはずだ。

[時臣陣営] ピノ : 溜息をついて。

[時臣陣営] ピノ : 「もし断ったら?」

[時臣陣営] ピノ : 一応聞いてみる。

[時臣陣営] 松坂さとう : 「ん~」

[時臣陣営] 松坂さとう : 口元に指を置いて、考える。

[時臣陣営] 松坂さとう : 「しおちゃんの誘拐犯続行かも?」

[時臣陣営] 松坂さとう : 悪戯のような笑みを浮かべる。

[時臣陣営] ピノ : 「そりゃ大事だ」

[時臣陣営] ピノ : 苦笑いして。

[時臣陣営] ピノ : 「条件がある」

[時臣陣営] 松坂さとう : ピノに頷く。

[時臣陣営] ピノ : 「『謝れる相手』がいることだけは、表でケリつけてこい。示談でもなんでもいい」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「………はい、それは、勿論です」

[時臣陣営] 松坂さとう : 真剣な表情で。

[時臣陣営] ピノ : 「もう一つある」

[時臣陣営] 松坂さとう : また、頷き。

[時臣陣営] ピノ : 「俺もアンタもこのざまだから、もう戦争には関われない」

[時臣陣営] ピノ : 「でも戦後は別だ」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「………!」

[時臣陣営] ピノ : 「もし、アイツらが『踏み外す』なら」

[時臣陣営] ピノ : 「『友達』はお前が何とかしろ」

[時臣陣営] 松坂さとう : ニコ、と笑い。

[時臣陣営] 松坂さとう : 「ええ、勿論です」

[時臣陣営] 松坂さとう : ピノの目をじっと見て、そう返す。

[時臣陣営] 松坂さとう : ───もしそうなったら、今度は。

[時臣陣営] 松坂さとう : 私が、信じる番──────そういうことですね。

[時臣陣営] ピノ : 「あと、これだけ言っておいてなんだが」

[時臣陣営] ピノ : 「俺は約束を守れない可能性があることも承知しろ」

[時臣陣営] ピノ : 「理由はわかるか?」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「──────大嘘吐きだから」

[時臣陣営] ピノ : ニヤリと笑って。

[時臣陣営] ピノ : 「勿論それもあるが……それ以上に」

[時臣陣営] ピノ :  

[時臣陣営] ピノ :  

[時臣陣営] ピノ : 「お前らから訴えられたら逃げ場がないからだ」

[時臣陣営] ピノ :  

[時臣陣営] ピノ :  

[時臣陣営] ピノ : そう、肩を竦める。

[時臣陣営] 松坂さとう : 「……あは、あははは!」

[時臣陣営] ピノ : 「死体遺棄は時臣からして裏の人間だからまぁなんとかなりそうだが……傷害、不法侵入、器物破損、脅迫」

[時臣陣営] ピノ : 「これはぜーんぶ俺はお前らにしてる」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「ええ、ええ、そうですね、大犯罪者ですもんね」

[時臣陣営] ピノ : 「そういうことだ」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「でも、お互い様ですよ」

[時臣陣営] 松坂さとう : 「私だって誘拐犯の端くれなんですから」

[時臣陣営] 松坂さとう : ニコ、と笑い。

[時臣陣営] 松坂さとう : 「犯罪者同士、仲良くしましょう」

[時臣陣営] ピノ : 「はっ……」

[時臣陣営] ピノ : 「まったく、とんでもない弟子候補もっちまったもんだぜ」

[時臣陣営] ピノ :  

[時臣陣営] ピノ :  

[時臣陣営] ピノ : 「なんつってな」

[時臣陣営] ピノ :  

[時臣陣営] ピノ :  

[時臣陣営] ピノ : まぁ、落ちたとはいえ……俺も管理人の家柄の魔術師ではあるしな。

[時臣陣営] ピノ : 博打打って負けた以上、『戦後処理』くらいはやらねぇと……筋が通らねぇか。

[時臣陣営] ピノ :  

[メイン] ミーシャ :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 残り陣営1。優勝……マルクト・アルターエゴ。

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] マルクト : ……朝日が昇りきり。

[メイン] マルクト : 時刻は正午、しかしもう時間を気にする必要もない。

[メイン] マルクト : ……なぜなら。

[メイン] アルターエゴ : ゆらりと、青い光を放ちながらそこに降り立って。

[メイン] マルクト : 戦が終わった証である、その煌びやかに光るその杯が。
マルクトの手に収まっていたから。

[メイン] マルクト : ゆっくり、振り返って。

[メイン] マルクト : 「……お疲れさまでした」

[メイン] アルターエゴ : 「……ああ。君もお疲れ」

[メイン] マルクト : 手に持ったそれを、見せる。

[メイン] アルターエゴ : 思い返してみれば……
「君とは、初日から何処か縁があった」

[メイン] マルクト : 「…ええ、まさかあの時戦った相手と……ここまで来るなんて」

[メイン] マルクト : 「因果なモノです」
ふふ、と笑って

[メイン] アルターエゴ : 「今では、君とこうして、最後の日を迎えられたことを誇りに思うよ」

[メイン] マルクト : 「……私も、あなたと会えて…色んな物を知れました」

[メイン] マルクト : …過去も未来も、今も全て。

[メイン] マルクト : 「……こちらこそ感謝しきれないです」

[メイン] マルクト : そうして、アルターエゴに向き直り。

[メイン] マルクト : 「……ここで別れてしまうのが、惜しいほどに」

[メイン] アルターエゴ : 「……俺も、そう思う」

[メイン] アルターエゴ : ありもしない瞼を閉じたつもりで、思い返す。

[メイン] マルクト : 「……」

[メイン]      : 『このギム・ギンガナム、貴公を召喚できたことを誇りに思う!……暴れてやろうぞ!」

[メイン] マルクト : 思い出は沢山あった、別れも出会いも沢山。

[メイン] マルクト : ……けれど、ミーシャさんにああいった手前。
…思い返すのも野暮な気もして。

[メイン] マルクト : ただぼおっと、アルターエゴを見ていた。

[メイン]      : 『私はね~、いつでも全力ってのがモットーなんだ!』

[メイン] マルクト : 「………」

[メイン] マルクト : その瞼は、頭は……何を思っているのか。

[メイン]      : 『……最、高……だ……』

[メイン] マルクト : ……ここまで戦ってきたのだから、何となくわかる。

[メイン]      : 『…そうか、お前は…』

[メイン]      : 『だがね…私の苦手な事は』

[メイン] マルクト : ……過去を見ていた英雄は、過去を想ってくれている。

[メイン]      : 『あっははははは!! 最高だぁあああぁあ!!』

[メイン]      : 『シャイニング・フィンガァァァァ!!!』

[メイン] アルターエゴ : 「……ああ、色々あったな、そうだ、色々ありすぎた」

[メイン] マルクト : 「はい、確かに色々とありました……」

[メイン] マルクト : 「……ですが、私たちは」

[メイン] マルクト : 「……立ち続けなければならないんでしょうね」
自分がどこから来て、どこに向かうかを理解して。

[メイン] アルターエゴ : 「そうだな。きっと、俺は
 これから、主人の脚にならなければならない」

[メイン] マルクト : 「……」

[メイン] マルクト : 「……それがあなたの夢でしたね」

[メイン] アルターエゴ : 「ああ」

[メイン] マルクト : 「………」

[メイン] マルクト : それを聞いて、ふう、と息を吐き。

[メイン] マルクト : 「……最後ですし、私の夢も語ってもよろしいでしょうか」

[メイン] アルターエゴ : 「……構わないよ」

[メイン] マルクト : ぺこりと、頭を下げ。

[メイン] マルクト : 「……私が私であると、証明すること」

[メイン] マルクト : 「それが……最初の夢でした」

[メイン] アルターエゴ : 「…今は、違うのかい?」

[メイン] マルクト : それに頷き。

[メイン] マルクト : 「これはもう、叶いました」

[メイン] マルクト : そしてアルターエゴに向き直り。

[メイン] マルクト : 「…あなたと、『生きて』みたい」

[メイン] アルターエゴ : 「……」

[メイン] マルクト : 「……今の夢は」

[メイン] マルクト : 「私の……エゴは、それです」

[メイン] アルターエゴ : 「……贅沢な願いだ。勿体無い。
 俺には、そんな……」

[メイン] マルクト : じっと、ありえざる瞳の奥を。

[メイン] マルクト : 「…私こそ、贅沢ですよ」

[メイン] マルクト : 「誰かの希望よりも、私の自己を通したいって思ってるんですから」

[メイン] アルターエゴ : 「……はは
 そうだな、本当に欲張りだ、君は」

[メイン] : 違和感

[メイン] マルクト : 「ふふ」

[メイン] : ここに来て、ずっと、感じてきた、違和感

[メイン] X : 結局それの正体について、彼は今の今まで、知ることはなかった

[メイン] アルターエゴ : 「……それ、じゃあ」

[メイン] マルクト : ……見つめる、見る。

[メイン] マルクト : 主従でもなく、友だちとしての。

[メイン] アルターエゴ : 「……
 俺に、こんな……こんな体験をすることがあるとは、思わなかった」

[メイン] アルターエゴ : 「……それじゃあ、盃を」

[メイン] マルクト : 「……ふふ」

[メイン] マルクト : 「ガンダム・ヴィダール……あなたも…優しいんですね」

[メイン] マルクト : そうして、盃を掲げる。

[メイン] アルターエゴ : 「……」

[メイン] : 違和感

[メイン] : ここに来て、ようやく。
彼はその光を見て、それが何なのか悟った。

[メイン] アルターエゴ : 「……!?くあ……!?」
機械として、感じる機能もないはずの頭痛が彼を襲う。

[メイン] マルクト : 「………え…!?」

[メイン] アルターエゴ : つい、頭を押さえて。
吐くはずもない息を吐こうとして。

[メイン] マルクト : 呻いた彼の方を向き。

[メイン] アルターエゴ : 「俺は」

[メイン] アルターエゴ : 「俺は……」

[メイン] : なぜ今まで気づかなかったのか。

[メイン] : 彼女に語った、自分が単なる兵器であるということが事実なら。

[メイン] : こうして動いて、喋って。感情を表して。

[メイン] : そんな事が、出来るわけがないと言うのに。

[メイン] アルターエゴ : 「俺は」

[メイン] アルターエゴ :

[メイン] アルターエゴ :

[メイン] アルターエゴ :

[メイン] X :

[メイン] アルターエゴ :

[メイン] X :

[メイン] アルターエゴ :

[メイン] アルターエゴ :


[メイン] アルターエゴ :

[メイン]   :

[メイン] アルターエゴ :

[メイン]   :

[メイン] アルターエゴ :

[メイン]   :

[メイン]   :

[メイン] アルターエゴ :

[メイン]   :

[メイン]   :

[メイン]   :

[メイン] アルターエゴ : 「俺は」

[メイン] : 全てを、思い出す。

[メイン] アルターエゴ : 彼は、膝から崩れ落ちる。
自分を動かしていた糸が切れるように。

[メイン] マルクト : 「………っ!」
それに夢中で、駆け寄り。

[メイン] マルクト : 「…ガンダム・ヴィダール………」

[メイン] アルターエゴ : 装甲が、開く。
彼の胸から頭にかけての装甲が開き、その姿が顔を出す。

[メイン] ……… : まるで、胸像のように機械に埋め込まれた、青年の姿が。

[メイン] マルクト : それに目を奪われて。

[メイン] マルクト : 「……あ、な…たは……」

[メイン] アルターエゴ : 「………『アイン』」

[メイン] マルクト : 「──────」

[メイン] マルクト : どこかで聞いた名前で。

[メイン] マルクト : 「……いい名前です」

[メイン] アイン・ダルトン : 『アイン・ダルトン三尉……』

[メイン] マルクト : 自然と、口からこぼれ出る。

[メイン] マルクト : 「…アイン・ダルトン………」

[メイン] マルクト : 「それが、あなたであると」

[メイン] アイン・ダルトン : 「……俺は、忘れていた。貴公の脳と身体を使って、まるで、自分が人のように、騎士として、振る舞っていた」

[メイン] アイン・ダルトン : その青年に対する謝罪の言葉であるはずのそれは、その青年の口そのものから発せられていた。

[メイン] マルクト : 「…………」

[メイン] アイン・ダルトン : 「もしくは……俺が、あなたの、ガンダムフレームの記憶を乗っ取って、単なる一兵士が、誇り高き騎士の、真似事を」

[メイン] マルクト : 話に耳を傾ける、否。
奪われたように、それを聞いて。

[メイン] アイン・ダルトン : 記憶と意識が混濁しているのか、今の彼は、アイン・ダルトンに謝罪しているのか、ガンダム・キマリスに謝罪しているのか。
自身でも分かっていなかった。

[メイン] マルクト : 「……真似事なんかではありませんよ」

[メイン] マルクト : 「…あなたは立派な騎士です、前も、今も変わらず」

[メイン] アイン・ダルトン : 「……」

[メイン] マルクト : 届くか分からないが、言葉を紡いで。

[メイン] アイン・ダルトン : 「……『俺』は負けたんだ。だから、それが悔しくて、ここに。騎士のすることじゃない」

[メイン] マルクト : 「いえ、いいえ」

[メイン] アイン・ダルトン : 「……っ」

[メイン] マルクト : 「例えその敗北があなたを形作っているとしても」

[メイン] マルクト : 「…私が知ってる、”あなた”は、間違いなく……騎士ですよ」

[メイン] アイン・ダルトン : 「……そうか。借り物の記憶と、借り物の身体でも」

[メイン] マルクト : 「あなたの誇りを…卑下することはあなた自身でも、許しませんよ」

[メイン] マルクト : 「………ええ」

[メイン] アイン・ダルトン : 「『本物』を残すことは、出来たんだな」

[メイン] マルクト : 「……それは見事な物ですよ」

[メイン] アイン・ダルトン : 彼は、機械の腕で剣を引き抜いて

[メイン] アイン・ダルトン : 「……でも」

[メイン] マルクト : ……機械でも、人間でなくなっても。
形作られた絆は、誇りは確かに。

[メイン] マルクト : 「……」

[メイン] アイン・ダルトン : 「俺は最後に、君を裏切る」

[メイン] マルクト : 「………ッ」

[メイン] アイン・ダルトン : 剣を振り上げて、力を込める

[メイン] アイン・ダルトン : 「君の願いは叶わない。ここまでしてもらって悪いが」

「俺は、こんな平和な時代で、もう戦いなんて起こってほしくない」

[メイン] マルクト : 「……やめてください」

[メイン] マルクト : 思わず、口に出てしまう。
…けれどきっと…彼のエゴは……『貫いて』しまう

[メイン] アイン・ダルトン : 「……ありがとう、マルクトさん」

[メイン] アイン・ダルトン : 「俺は、ここに来れて良かった」

[メイン] マルクト : 「……」

[メイン] マルクト : ……。

[メイン] アイン・ダルトン : 『禁忌弩・飛魔剣(ダインスレイヴ)』

[メイン] マルクト : 「……私も、あなたと会えて…!!」

[メイン] マルクト : 「とても、嬉しかったです!!」

[メイン] マルクト : 貫くそれに掻き消されないように。

[メイン] アイン・ダルトン : 彼が、借り物の体で放った一撃は、彼の目の前で光を放ち続ける願望器を貫き

[メイン] アイン・ダルトン : そして……それにより散った眩い光は、現界を保てなくなった彼と混ざって

[メイン] アイン・ダルトン : 『光の木』となって、街を明るく照らした。

[メイン] マルクト : その光の、先に。
ちかりと、茶、紫、橙、緑、黄、赤、青、黒、灰、白。
様々に色別れした枝が見えた。

[メイン] アイン・ダルトン : 『…ボードウィン特務三佐。俺は、俺の信じた……』

[メイン] アイン・ダルトン : 『今、行きます』

[メイン] マルクト : ……その木はいつまでも、消えることはなく……。

[メイン] : ━━ アルターエゴ 『アイン・ダルトン』

[メイン] : 消滅

[メイン] マルクト : …………。

[メイン] マルクト : はらりと、木から、光が零れ落ちる。

[メイン] マルクト : きっと、この先……

[メイン] マルクト : 彼と、アインと会う事はない。

[メイン] マルクト : 「……ばか、民の願いは……聞いてくれるんじゃないんでしたか」

[メイン] マルクト : 当てつけのように、そう言って。
でも………なんだか。

[メイン] マルクト : ………別れだというのに、後悔も、禍根も何もなく。

[メイン] マルクト : 照らされた、黒昼がさんさんと輝いていた。

[メイン] マルクト : それだけで、私は立ち続けられる。

[メイン] マルクト : それだけの意志を、持てる気がした。

[メイン] マルクト :  

[メイン] マルクト :  

[メイン] マルクト :  

[メイン] : ──────樹木は見事に育った。

[メイン] : ……それは見事な木で、まるでこの街を覆いつくすほどの。

[メイン] : では、ただ枯れるだけか。

[メイン] : この木に残されるのは、それだけか。

[メイン] : 枯れる前に、ひらひらと。

[メイン] : 種が──────

[メイン] :  

[メイン] :  

[メイン] :  

[メイン] : 種は撒かれた。

[メイン] : ならば。

[メイン] : その種を腐らせるか、関わらないか、取り出すか。

[メイン] : ──────咲かせるか。

[メイン] : それは持ち主が決めることだ。

[メイン] :  

[メイン] :  

[メイン] :  

[松坂家] : その種が落ちる。

[松坂家] : その行く末は、二人の少女へと。

[松坂家] : ………『ハッピーシュガーライフ』のエゴを果たす道を開かんと。

[松坂家] :  

[松坂家] :  

[松坂家] :  

[ミーシャ] ミーシャ :  

[ミーシャ] : その種が落ちる。

[ミーシャ] : その行く末は、孤独でない少女の元へ。

[ミーシャ] : ………『ただ生き続ける』のエゴを果たす道を開かんと。

[ミーシャ] :  

[ミーシャ] :  

[ミーシャ] :  

[マルクト] マルクト :  

[マルクト] マルクト :  

[マルクト] : 光の種が落ちる。

[マルクト] : 別れと出会って来た少女の元に。

[マルクト] : ……『真っ直ぐ立てる意志』、そのエゴを貫くために。

[マルクト] :  

[マルクト] :  

[マルクト] :  

[海軍] ヤン・ウェンリー :  

[海軍] : その種が落ちる。

[海軍] : その受け取り手はもう、存在しない。

[海軍] : ……『光へと導く』のエゴを果たす道を果たしたため。

[海軍] :  

[海軍] :  

[海軍] :  

[時臣陣営] ピノ :  

[時臣陣営] : その種が落ちる。

[時臣陣営] : その行く末は、生きる意味を持った男へと。

[時臣陣営] : ……『居場所にいつづける』エゴを果たす道を開かんと。

[時臣陣営] :  

[時臣陣営] :  

[時臣陣営] :  

[…………] :  

[…………] : 光の種が落ちる。

[…………] : 届くはずのない場所へと。

[…………] : ……『歴史を作る』エゴを果たさんと。

[…………] :  

[…………] :  

[…………] :  

[P.D.] : かの世界で、光の樹が実った後。

[P.D.] : ガンダム・キマリスは。
ガンダム・ヴィダールは、長かった夢から目を覚ました。

[P.D.] ガンダム・ヴィダール : 格納庫に、それはただ鎮座する。
自らに座る主人を待つように。

[P.D.] ガンダム・ヴィダール : 心なしか、その瞳に感情を持って。

[P.D.] ガンダム・ヴィダール : その格納庫のドアが開いて、ある一人の男が踏み込んでくる。

[P.D.] ??? : 「……」

[P.D.] ??? : その男は、静かに機体を見上げて

[P.D.] ヴィダール : 「待っていろ、マクギリス」

[P.D.] : 静かにそう、呟いた。

[P.D.] : to be continued…

[P.D.] : P.D.325…

[P.D.] : MOBILE SUIT GUNDAM IRON-BLOODED ORPHANS
season 2.

[P.D.] :  

[P.D.] :  

[P.D.] :  

[P.D.] : 光の種は──────

[P.D.] : 必要が無い。

[P.D.] :   

[P.D.] :  

[P.D.] :